ツル観察センターに到着すると、早朝に来た時より遠くからツルの甲高い声が聞こえて来る。
クレインパークいずみのHPによると、2017.11.25の調査時点で、ナベヅル14907羽、マナヅル434羽、クロヅル7羽、カナダヅル7羽、ナベクロヅル(ナベヅルとクロヅルの交雑種)5羽とのこと。
周囲を見渡すと観察センタ―そばのつる見食堂の看板に目が奪われた。
つの文字が逆さに設置されている!その意図が分からなかったが、、、。
食堂の屋上が無料の展望台として開放されているので、早速登ってみると、目の前に以下の光景が広がっていた。
動画
ツル以外では貯水池にオナガガモとツクシガモがを発見、やはりツクシガモは遠くからだと体の白さは目立つ。
ツルの多さと甲高い声に圧倒され、ぼ~と見ていると、大好きな焼き芋の香ばしい匂いがする。
そうだ、ここは食堂の上だった。
焼き芋が食べたくなった!ここはなんてったって鹿児島だから薩摩芋の本場でしょ!
下に降りて、食堂のおばさんに購入の意思を伝えると、まだ準備中で焼き上がるのに時間がかかるとのこと。
残念ながら購入を諦めたが、せっかくだから看板の意図を質問してみた。
するとニヤリとして、奥からご主人を呼び出して、ご両人から解説を聴くこと。
ご主人いわく、①つるとすると(経営が)ツルッと滑るのでいけない ②つを逆さにするとくに見えるので、お客がくるという意味があるそうだ。設置時に付け間違えたと何とも気持ち良い照れ笑いをしてくれた。
駐車場付近ではミヤマガラスの群れが電線に止まったり、農耕地で採餌中である。
筆先のような灰色のくちばしが最大の特徴。
撮影できなかったが、群れの中に一回り小さいコクマルガラスも数羽混じっていた。
ツル以外の鳥を探しに荒崎の奥地の海側に向かう。
防波堤沿いの道をゆっくりと進む。
時々、釣り人と会うが、広大な干拓地を貸し切り状態である。
樹木に止まるカラフトワシや水路で採餌中のナベコウなどをイメージして干拓地を探鳥するも妄想に終わったようだ。
たどり着いた河口の洲で、ハマシギの小群を観察した。
動画
ハマシギ第1回冬羽と思われる。
大授搦でのハマシギの大群も良かったが、こういうひっそりとした場所で採餌しているハマシギとの偶然の出会いも嬉しい。
センターに戻る途中、河川沿いの草原にオオジュリンを発見。
似た環境でツリスガラも生息するので、観察の期待が高まるも登場せず。
4種のツルを観察でき、主要なポイントを巡ったので、出水平野での探鳥を終えて、次の目的地に行こう。
そろそろ山野の鳥が恋しくなったので、出水市にある高山ダムに向かうことにした。
続きは次回。
見聞きした野鳥(観察順)
ナベヅル
クロヅル
タゲリ
オナガガモ
ミヤマガラス
コクマルガラス
キジバト
カルガモ
ツグミ
ムクドリ
ホシムクドリ
ニュウナイスズメ
スズメ
アトリ
ハクセキレイ
ホオジロ
アオサギ
モズ
クロヅル
カナダヅル
ヒドリガモ
イソヒヨドリ
ツクシガモ
ヨシガモ
コガモ
トビ
ミサゴ
ハマシギ
バン
ハヤブサ
カイツブリ
ヒヨドリ
オオジュリン
ジョウビタキ
ゴイサギ
計35種