本日から3連休で紅葉登山にでも行こうと思っていたが、週末の天気が悪いので、横浜市内で探鳥することにした。
ここ2週間ばかり心に引っかかることは秋の渡り時のエゾビタキ、コサメビタキを市内でいまだ観察できていないことだ。
この2種の市内での観察ピークは過ぎているが、諦めるには早すぎる。
彼らに出会えて喜ぶ姿を妄想しながら舞岡公園に向かう。
舞岡公園に到着してビックリ!
公園内には遠足なのだろうか幼稚園児や小学生でにぎわっている。
エゾビタキ、コサメビタキの観察例が多いポイントを巡るも観察できる状況ではないので、池に向かった。
池ではバンが羽繕いをしたり、カルガモ達がのんびりしている。
それにしてもカルガモのコバルトブルーの翼鏡は綺麗だ。
下尾筒(簡単に表現するとお尻)が黒くないので雌と思われる。
上の拡大図。この翼鏡はインターミランのユニフォームを思い出す。
前回スズメの大群が採餌していた水田は稲が刈り取られて閑散としている。
あのスズメ達はどこに移動したのだろうか。
瓜久保の入り口では引き続きキビタキの観察が続いている。
しばらく待つとキビタキの雄が崖の斜面に出て来た。
キビタキ雄の鮮やかな黄色を久々に見ることができた。
昨日舞岡でジョウビタキが初認されたと聞いたので、瓜久保を離れて堆肥場へ向かう。
向かう途中では上空を通過するツミやカワセミを観察することができた。
動画
カワセミの背中の青が晴れの日で更に映える!
しゃっくりを繰り返しているので直前に餌でも食べたのだろうか?
堆肥場に到着してジョウビタキを探すも見つからず。
ここは冬季ヤマシギが観察される機会が多いので、ヤマシギ初認を狙うが見つからず。
ヤマシギはいつ頃舞岡公園に飛来するのだろうか?しばらく現場で考えた。
きざはし湿地帯に移動する。
この周辺がこれからの時期、舞岡公園で1番熱くなる場所だ。
ヤマシギ、タシギ、ジョウビタキ、クイナ、ヒクイナ、アリスイなどが例年観察されるが、すでに飛来している可能性がある。
鳥の動向にアンテナを張りながら常連バーダーと野鳥談義に盛り上がった。
こういう時間が観察と同じくらい楽しい。
談義中も色々な野鳥を見聞きすることができた。
上空ではオオタカの若鳥が現れたり、カラスにからまれるトビを観察できた。
動画 0.25倍スロー映像付き
目の前に広がる草原ではスズメが数十羽入ってにぎやかになった。
突如そのスズメを狙ったのか追い払いたかったのかモズが飛んで来た。
その後、モズが枝に止まって縄張り宣言なのだろう高鳴きをした。
しばらくすると「ヒィッ、ヒィッ、ヒィッ」と懐かしい声が背中越しに聞こえてきた。
ジョウビタキだ!
森の奥からの声なので姿を見ることができなかったが、初聞きだけでも嬉しい。
モズの高鳴きを聞くと秋の到来を感じるが、ジョウビタキは冬鳥シーズンの到来を感じてしまう。
日が西に傾き始めた。
次の目的地、新横浜公園に急ごう。
見聞きした野鳥(観察順)
ヒヨドリ
コゲラ
ヤマガラ
モズ
カルガモ
バン
ハシボソガラス
ハシブトガラス
ハクセキレイ
メジロ
キビタキ雄1雌1
トビ
スズメ
ツミ
キジバト
オオタカ幼鳥
ジョウビタキ
シジュウカラ
計18種