雨の日々が続き、バーダーにとっては悩ましい限りだ。
新横浜公園のメジロガモは直ぐに飛び去ってしまうと思われたが、いまだ滞在中とのこと。
午後の数時間は雨が一時止むとのことで、せっかく珍しいメジロガモが横浜にいるのだから再訪することにした。
前回と同じくまずはメジロガモの白いお尻に目に付いた。
左)メジロガモ雄 右)ホシハジロ
顔を後ろにそらしながら羽繕いするメジロガモ
上陸してこの後に尾の付け根にある尾脂腺から出る脂をくちばしに付けて羽繕いをしていた。
メジロガモ以外ではホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、ヨシガモなどがいたが、前回観察したシマアジは確認できなかった。
カモを一通り観察したので、今度は前回撮影できなかったヨシゴイを探すことにした。
いったん池の左端に行き、右に移動しながらヨシゴイの潜んでいそうな草原を丁寧に探索する方法を採った。
探索を始める左端にたどり着く辺りで、何とヨシゴイが目の前の水面を左に向かって飛んでいくではないか。
急いで着地地点の草むら周辺を探索してヨシゴイをようやく発見。
飛んで来たからヨシゴイを発見できたが、草むらでじっとしている状態なら発見できたかどうか。
ヨシゴイはしばらくじっとしていたが、採餌行動に移り、魚を捕まえる場面まで観察できて大満足。
ヨシゴイの採餌を横浜市内の都市公園で観察できるのだから何だか不思議な気分だ。
※ヨシゴイの詳細は前回に掲載。
メジロガモがいる場所に戻って、メジロガモ以外のカモにも注目する。
鈍い黄色のくちばしをした大きいカモが目に留まった。
脇や肩羽に灰色の繁殖羽が見えている点からエクリプスから繁殖羽へ現在移行中であり、このことから雄と分かる。
またマガモの雄はエクリプスの状態でも黄色のくちばしは変化しないので雌との有効な識別点となる。
一通りカモの観察を終えてスタジアム寄りの小さい池へ向かうとカワセミを発見。
撮影しようとしたらカワセミが飛び去ってしまった。
ちょうどポツポツと雨がまた降り出して来たことだし、この辺が潮時と思って探鳥を終了した。
雨の合間に新横浜公園に行くかずいぶん迷ったが、気持ちよく帰ることができた。
見聞きした野鳥(観察順)
ムクドリ
オナガ
スズメ
アオサギ
メジロガモ
カルガモ
コガモ
バン
オオバン
ヒドリガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
ヨシガモ
キジバト
ヨシゴイ
マガモ
モズ
カワセミ
コサギ
ダイサギ
計20種