前日は青梅市の梅の公園で鷹の渡り調査に参加して、東京エリアの鷹の渡りの流れをおよそ把握できた。
神奈川の鷹の渡りも気になるので2週間ぶりに権現山に向かった。
※前回の権現山探鳥記はここをクリック!
展望台へ向かう山道で秋を告げるモズの高鳴きが聞こえて来た。
秋を告げる使者・モズ
展望台では本日も「ふれあい」の常連メンバーの皆さんが観察活動中。
本日はどういう展開が待っているのか?早速、観察開始である。
今回はツミが何回も登場してくれた。
ツミの発見時の場面は2つのパターンがあり、①おそらく付近の山の斜面から上昇したのだろう突然目の前の上空を旋回したり横切ったりした後に降下して視界から消える場面と、②遠くの高い上空でオオタカなどにモビングしながら視界から遠く離れて消える場面で、おそらく渡りの最中ではないかと思った。
サシバは遠くの大山の稜線付近のコースを飛行していたので、今回も近くでの観察は叶わなかった。
チゴハヤブサとオオタカは遠くの西の空でちょっかいを出し合っている姿を観察できた。
関東では観察するのが難しいと思っていたチゴハヤブサではあるが、権現山に来る度に観察できている。
今回もっとも嬉しかったのは、神奈川では今年初めてハチクマを観察できたことだ。
悠然と飛翔してくれたハチクマ。
この画像を見ると、尾や翼の後縁が凸凹しているので換羽中であること、また先端部が黒っぽくないので幼鳥ではなく成鳥であることが分かる。
この日も展望台の周囲ではエゾビタキを観察できた。
先日はサンショウクイやリュウキュウサンショウクイも観察されたとのこと。
エゾビタキ。体色は違えどビンズイを彷彿させる
この日の権現山での鷹の渡りは、2日前に大きな渡りがあったので数が少なかった。
昨日に梅の公園、本日の権現山の鷹の渡りの観察を終えてみて、今シーズンの渡りはそろそろ終わりを迎えていると感じた。
ノビタキを探しに境川遊水地周辺に向かうため権現山を後にした。
続きは次回。
見聞きした野鳥(観察順)
ヒヨドリ
モズ
ツミ
トビ
サシバ
ヤマガラ
チゴハヤブサ
オオタカ
ハチクマ
アオバト
エゾビタキ
アカゲラ
計12種