今回はミヤコドリの頭掻きです。
頭掻き動画コレクターの私としては、ようやく念願のミヤコドリを撮影できました。
そもそも頭掻きに関心を持ったのは、シギ・チドリの勉強をしていた際に、シギ科とチドリ科とでは頭掻きの仕方に違いがあることを知ったからです。
シギ科は直接の脚を頭で掻く直接法、チドリ科は翼を下ろして脚を翼の上を通して頭を掻く間接法を採るのです。
では、ミヤコドリはどちら科に属するのでしょうか?
実はミヤコドリはシギ科でもチドリ科でもなくミヤコドリ科で間接法を取ります。
以下の動画でお確かめ下さい。
頭掻きをする前に脚に付いている泥や水を後ろへ振り払っています。
そして、黒い翼を下に向けて翼越しに脚を頭に伸ばして掻いていますね。
※直接法の参考動画です。
ちなみにミヤコドリのように異なる科でも同じようにシギ・チドリと括られる中には
タマシギはタマシギ科⇒直接法
レンカクはレンカク科⇒直接法
アカエリヒレアシシギやハイイロヒレアシシギなどはヒレアシシギ科⇒直接法
セイタカシギはセイタカシギ科⇒間接法
ツバメチドリはツバメチドリ科⇒直接法です。
細かい話ですが、頭掻きを目撃した時は要チェックでございます!