以下の動画は2015.6.7の6:30に北富士演習場で撮影したオオジシギです。
0:14にオオジシギの鳴き声が聞こえます。
この動画は2017.6.4に北富士演習場で撮影したノビタキ雄です。
草の上部でさえずる個体が多い中、この個体は目の前の電線に止まり時々さえずりをしていた。
今回アップしたのは、頭掻きを皆さんにお見せしたかったのです。
小鳥の頭掻きは通常は間接法で掻きます。
間接法とは翼を下げて翼越しに脚で頭を掻くやり方です。
今回はしかも左脚⇒右脚の順で両方を使っています。
よほど痒かったのでしょうか?
朝1番の洗顔みたいな感じなのでしょうか?
画像でもどうぞ。
参考:ヒガラの頭掻きはここをクリックしてください。
朝霧高原から十里木の森へ。
この森は4月30日、5月4日に続いて3回目の探鳥である。
さすがにGWの頃と違って、繁殖期に入り見聞きする機会は少なくなっていると思うが、毎回楽しく探鳥できる場所だ。
森の中ではキビタキ、コルリ、センダイムシクイ、ヤブサメなどの鳴き声をGWの頃ほど頻繁ではないが聞くことができる。
特にヤブサメは午後からの方が耳にすることが多い。
一回だけジュウイチとホトトギスの鳴き声がした。もう托卵は済んだのだろうか?
様々な鳴き声を聞いて、今回は鳴き声だけの楽しみかな?と思っていたら、正面にある葉の影に野鳥が止まった。
キビタキだ!

どうやら近くにある水たまりで水浴びをしたい雰囲気だ。
様子を見ながら徐々に水たまりに近づくキビタキ。
よし!飛び降りたとカメラを向けると何と石の死角に入って様子が見えない。
次に現れた時は水浴びが終わっていた。

近くの枝に飛び移ってしばらくモデルとなってくれた。

次に現れたのはクロツグミ。
最初は藪に出たり入ったりで警戒している様子だったが、しばらくするとお構いなしの感じ。
昨年からこの場所ではクロツグミを頻繁に観察しているが、警戒心が強いのか人懐っこいのかよく分からない野鳥である。
キビタキ、クロツグミ。次はコルリの出番か!と期待したが帰る時間となったので終了。
アカモズは残念だったが、今回も満足行く富士山探鳥だった。
キビタキ
コルリ
センダイムシクイ
ゴジュウカラ
ヤブサメ
ジュウイチ
ホトトギス
クロツグミ
ウグイス
ヒヨドリ
コゲラ
計12種
河口湖畔の森から朝霧高原へ。
今回はアカモズを探しにやって来た。周囲を見渡せる場所に立ってアカモズが止まりそうな樹林の上部や電線や電柱などをじっくり探す。
何度もアカモズか!と興奮してスコープで見ると、モズだったの繰り返し。
周囲からはカッコウ、オオヨシキリ、ホトトギスの声が聞こえる。
「周囲360°じっくり観察」を何回も繰り返したので一息ついていると、近くでカッコウが鳴き始めた。
このカッコウはどの野鳥に托卵をするのだろうか?
この場所ならオオヨシキリとモズの可能性が高い。

カッコウの次はホトトギスの声が近くでする。
辺りを探していると、何とホトトギスが頭上を鳴きながら通過した!
こういう時にポカンと眺めてしまうのが私の悪い癖。
カッコウ、ホトトギス、ツツドリ、ジュウイチの中では、ホトトギスやカッコウの鳴きながら飛ぶ姿を何度も目撃しているが、他の2種は未だに見たことがない。
ジュウイチのヒステリックな連呼する叫び声などは枝にしっかりつかまって気合を入れて鳴かないと無理ではないかと勝手な想像をしている。
依然としてアカモズを観察できない。
道の駅朝霧高原で昼食を取った後に再度アカモズを探すも見つけられず。
※以下の2枚の画像は2015.5.23に朝霧高原で撮影したアカモズ。
上面の鮮やかな茶色と下面の白のメリハリのある色合い、スマートな体と尾の長さからサンショウクイを連想してしまう。
こういう時は探鳥場所を変えるに限る。
十里木の森へ向かう。
続きは次回。
モズ
カッコウ
オオヨシキリ
ホトトギス
トビ
ハシボソガラス
カワラヒワ
シジュウカラ
キジバト
ウグイス
キジ
イカル
計12種
※目撃談:ホオアカ、ヒバリ
北富士演習場から河口湖畔の森へ。
5月14日以来、今年2回目の訪問。
前回は気温が低く寒い中での観察となり最後は逃げるように去ってしまったが、今回はどうだろう。
森の中ではキビタキ、センダイムシクイ、ヒガラのさえずりが聞こえる。前回よりは鳴き声を聞く機会は少ない。
この森の中には小さい池があり、小鳥がよく水浴びに来る。
まずはキビタキの雌。
次にヒガラ登場。
次のヤマガラ登場。
その他、センダイムシクイやオオルリも水浴びに来た。
そばにいた外国人バーダーも興奮気味に撮影・観察している。
彼はクロツグミを待っているとのこと。
クロツグミ、キビタキ、オオルリ、センダイムシクイなどの繁殖地は東アジアやシベリアが中心であるから、欧米人バーダーにとっては是非とも観察したい野鳥なのだろう。
今回、この森の常連のコルリとクロツグミを観察したかったが、次の目的地に移動する時間が来た。
アカモズを求めて朝霧高原へ向かう。
続きは次回。
センダイムシクイ
キビタキ
ヒヨドリ
シジュウカラ
ヒガラ
クロツグミ
キセキレイ
ヤマガラ
オオルリ
カケス
計10種
今回の探鳥は夏鳥シーズン3回目!となる富士山麓へ。
今回の目標は①北富士演習場でヨタカの姿を見ること、②朝霧高原でアカモズを見ることである。
ヨタカの声は何回も聞いたことはあるが、姿をまだ見たことがない。
昨年も北富士演習場でヨタカ探鳥をしたのだが、数回声を聞いたのみ。今年こそは是非見たい!
ヨタカは夜行性なので、こちらも深夜に集合して2時半には北富士演習場に入った。
場内は真っ暗闇である。
遠くからホトトギスやノビタキの声が聞こえる。
眠くて意識がはっきりしない状態の中でも鳥の声には反応するから不思議だ。
ついに3時を過ぎた頃だろうか、ヨタカの鳴き声をキャッチする!
声の方向に移動して車外に出る。
ひんやりした空気の中でヨタカの居場所を突き止めるため集中する。
「キョキョキョキョキョ」と再びヨタカの声がするが、ここからかなり遠くの方からだ。
今回はこの声を最後にヨタカは鳴かず、また姿も見ることができなかった。残念!
4時過ぎに近くの森からキビタキのさえずりが聞こえた。
いよいよ早朝のコーラスのスタートだ。
しばらくは2羽のキビタキのさえずりが続き、クロツグミがそれに加わる。
日の出の時刻となり、空が明るくなり始める頃になると、あちこちからコヨシキリ、ノビタキ、ホオアカ、アオジなどの声が聞こえてきた。
時々アクセントでカッコウ、キジ、ウグイスの一鳴きが入る。
草原が広がる演習場だから森林で聞く多種多様なコーラスとはいかないが、草原のコーラスもなかなか良い。
小鳥達は腰の高さくらいの草の上でさえずることが多く、また周囲にさえぎるものがないので低い位置で広範囲から鳴き声を聞くことができるのだ。
また草にある朝露が朝日を浴びてキラキラ輝いている。この光景を見られただけでも来た甲斐があった。





動画でもどうぞ。

早朝の草原で繰り広げられた夏鳥のコーラスと素晴らしい光景を十分に味わって満足した。
そろそろ次の探鳥地に行こうか?いやいや、北富士名物オオジシギを忘れてはいないか!
オオジシギの目撃例が多いエリアに移動すると、さっそく上空でオオジシギが鳴きながらディスプレイフライトをしているではないか!
今回はサービスが良く、何回も上空を飛んでくれた。

オオジシギをディスプレイフライトのみならず間近でじっくり観察できて文句なしの北富士演習場だった。
次の探鳥地、河口湖畔に向かう。
ホトトギス
ノビタキ
ヨタカ
オオジシギ
クロツグミ
ヒヨドリ
アオジ
カッコウ
ウグイス
オオヨシキリ
キジ
コヨシキリ
ホオアカ
コムクドリ
ハシボソガラス
計16種
以下は新潟県十日町市松之山で撮影したチゴモズの求愛行動の画像と動画です。
オス サングラスをかけているような黒くて太い過眼線
メス オスに比べて過眼線の黒色が薄い(目先はさらに薄い)。また脇腹に薄い横斑が入る。
動画中継
0:00~0:08
オスはメスに向かって頭を上下左右に振って求愛行動をしている。この行動は8時47分に別の横枝で観察済み。
0:08
メスが左へ飛び去る。おそらく交尾をするには今の位置では難しい(体が起きている)ので、オスが上に乗りやすい場所へ移動したと考えます。
0:09
オスは枝の飛び乗ってメスの行方を見る。メスを探しているのか求愛行動の1つなのか背伸びしている姿が微笑ましい。
0:14~0:35
オスがメスに合流する。メスはオスの方をじっと見て体を低くしている。おそらく交尾を促しているのでは。空気を読めない?オスは頭を振り続けている。
0:35
オスがメスを飛び越えて上に移動したかに見えるが、実はしびれを切らした?メスがオスを上から蹴っ飛ばして上へ移動しています。メスは移動後も体を低くして待機中。オスはそれでも求愛行動を継続中(自分の求愛活動に満足していないのか?困ったものです)。
0:43
メスが体の向きを変えて最後?の辛抱。
0:46
メスが限界点!に達して飛び去る。
0:47~1:02
オス呆然と立ち尽くす、、、。最後の首をかしげている姿がこれまた微笑ましい。
※周りの観察者の皆さんの興奮が伝わって来る(伝わり過ぎている?)動画となりました。私も手持ちカメラでの撮影となりましたので、呼吸を止めて興奮を抑えるのに大変でした!
※ヒナの巣立ちを確認したので、一時非公開扱いから公開とします。2017.7.17