野鳥 ノビタキのさえずり&頭掻き 

この動画は2017.6.4に北富士演習場で撮影したノビタキ雄です。

草の上部でさえずる個体が多い中、この個体は目の前の電線に止まり時々さえずりをしていた。

今回アップしたのは、頭掻きを皆さんにお見せしたかったのです。

小鳥の頭掻きは通常は間接法で掻きます。

間接法とは翼を下げて翼越しに脚で頭を掻くやり方です。

今回はしかも左脚⇒右脚の順で両方を使っています。

よほど痒かったのでしょうか?

朝1番の洗顔みたいな感じなのでしょうか?

画像でもどうぞ。

参考:ヒガラの頭掻きはここをクリックしてください。

 

野鳥 ホオアカのさえずり 

以下の動画は2017.6.4に北富士演習場で撮影したホオアカです。

周りで鳴くカッコウコヨシキリウグイスなどの声で聴きづらい部分があります。

ホオジロのさえずりに似ていますが、ホオジロより短い節です。

ホオジロの声に聴きなれていると何か物足りなさ?を感じてしまいます。

冬季は低地や平野部に移動します。

横浜市内ですと境川遊水地や新横浜公園等での観察記録が多いです。

画像

探鳥記 2017.6.4 富士山④ 十里木周辺 14:25~17:15 晴れ

朝霧高原から十里木の森へ。

この森は4月30日、5月4日に続いて3回目の探鳥である。

さすがにGWの頃と違って、繁殖期に入り見聞きする機会は少なくなっていると思うが、毎回楽しく探鳥できる場所だ。

森の中ではキビタキコルリセンダイムシクイヤブサメなどの鳴き声をGWの頃ほど頻繁ではないが聞くことができる。

特にヤブサメは午後からの方が耳にすることが多い。

一回だけジュウイチホトトギスの鳴き声がした。もう托卵は済んだのだろうか?

様々な鳴き声を聞いて、今回は鳴き声だけの楽しみかな?と思っていたら、正面にある葉の影に野鳥が止まった。
キビタキだ!

こちらを警戒中かな?

どうやら近くにある水たまりで水浴びをしたい雰囲気だ。

様子を見ながら徐々に水たまりに近づくキビタキ

よし!飛び降りたとカメラを向けると何と石の死角に入って様子が見えない。

次に現れた時は水浴びが終わっていた。

風呂上りでご満悦の様子

近くの枝に飛び移ってしばらくモデルとなってくれた。

凛々しく見えるキビタキ

次に現れたのはクロツグミ

最初は藪に出たり入ったりで警戒している様子だったが、しばらくするとお構いなしの感じ。

昨年からこの場所ではクロツグミを頻繁に観察しているが、警戒心が強いのか人懐っこいのかよく分からない野鳥である。

 

キビタキクロツグミ。次はコルリの出番か!と期待したが帰る時間となったので終了。

アカモズは残念だったが、今回も満足行く富士山探鳥だった。

見聞きした野鳥(観察順)

キビタキ
コルリ
センダイムシクイ
ゴジュウカラ
ヤブサメ
ジュウイチ
ホトトギス
クロツグミ
ウグイス
ヒヨドリ
コゲラ

計12種

探鳥記 2017.6.4 富士山③ 朝霧高原 9:00~13:00 晴れ

河口湖畔の森から朝霧高原へ。

今回はアカモズを探しにやって来た。周囲を見渡せる場所に立ってアカモズが止まりそうな樹林の上部や電線や電柱などをじっくり探す。

何度もアカモズか!と興奮してスコープで見ると、モズだったの繰り返し。

周囲からはカッコウオオヨシキリホトトギスの声が聞こえる。

「周囲360°じっくり観察」を何回も繰り返したので一息ついていると、近くでカッコウが鳴き始めた。

このカッコウはどの野鳥に托卵をするのだろうか?

この場所ならオオヨシキリモズの可能性が高い。

カッコウが狙っている鳥は?

 

 

カッコウの次はホトトギスの声が近くでする。

辺りを探していると、何とホトトギスが頭上を鳴きながら通過した!

こういう時にポカンと眺めてしまうのが私の悪い癖。

カッコウホトトギスツツドリジュウイチの中では、ホトトギスカッコウの鳴きながら飛ぶ姿を何度も目撃しているが、他の2種は未だに見たことがない。

ジュウイチのヒステリックな連呼する叫び声などは枝にしっかりつかまって気合を入れて鳴かないと無理ではないかと勝手な想像をしている。

依然としてアカモズを観察できない。

道の駅朝霧高原で昼食を取った後に再度アカモズを探すも見つけられず。

※以下の2枚の画像は2015.5.23に朝霧高原で撮影したアカモズ
上面の鮮やかな茶色と下面の白のメリハリのある色合い、スマートな体と尾の長さからサンショウクイを連想してしまう。

 

こういう時は探鳥場所を変えるに限る。

十里木の森へ向かう。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

モズ
カッコウ
オオヨシキリ
ホトトギス
トビ
ハシボソガラス
カワラヒワ
シジュウカラ
キジバト
ウグイス
キジ
イカル

計12種

※目撃談:ホオアカ、ヒバリ

探鳥記 2017.6.4 富士山② 河口湖畔 6:40~8:15 晴れ

北富士演習場から河口湖畔の森へ。

5月14日以来、今年2回目の訪問。

前回は気温が低く寒い中での観察となり最後は逃げるように去ってしまったが、今回はどうだろう。

森の中ではキビタキセンダイムシクイヒガラのさえずりが聞こえる。前回よりは鳴き声を聞く機会は少ない。

この森の中には小さい池があり、小鳥がよく水浴びに来る。

まずはキビタキの雌。

次にヒガラ登場。

次のヤマガラ登場。

その他、ンダイムシクイオオルリも水浴びに来た。

そばにいた外国人バーダーも興奮気味に撮影・観察している。

彼はクロツグミを待っているとのこと。

クロツグミキビタキオオルリセンダイムシクイなどの繁殖地は東アジアやシベリアが中心であるから、欧米人バーダーにとっては是非とも観察したい野鳥なのだろう。

今回、この森の常連のコルリクロツグミを観察したかったが、次の目的地に移動する時間が来た。

アカモズを求めて朝霧高原へ向かう。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

センダイムシクイ
キビタキ
ヒヨドリ
シジュウカラ
ヒガラ
クロツグミ
キセキレイ
ヤマガラ
オオルリ
カケス

計10種

探鳥記 2017.6.4 富士山① 北富士演習場 2:30~6:10 晴れ

今回の探鳥は夏鳥シーズン3回目!となる富士山麓へ。

今回の目標は①北富士演習場でヨタカの姿を見ること、②朝霧高原でアカモズを見ることである。

ヨタカの声は何回も聞いたことはあるが、姿をまだ見たことがない。

昨年も北富士演習場でヨタカ探鳥をしたのだが、数回声を聞いたのみ。今年こそは是非見たい!

ヨタカは夜行性なので、こちらも深夜に集合して2時半には北富士演習場に入った。

場内は真っ暗闇である。

遠くからホトトギスノビタキの声が聞こえる。

眠くて意識がはっきりしない状態の中でも鳥の声には反応するから不思議だ。

ついに3時を過ぎた頃だろうか、ヨタカの鳴き声をキャッチする!

声の方向に移動して車外に出る。
ひんやりした空気の中でヨタカの居場所を突き止めるため集中する。

「キョキョキョキョキョ」と再びヨタカの声がするが、ここからかなり遠くの方からだ。

今回はこの声を最後にヨタカは鳴かず、また姿も見ることができなかった。残念!

4時過ぎに近くの森からキビタキのさえずりが聞こえた。

いよいよ早朝のコーラスのスタートだ。

しばらくは2羽のキビタキのさえずりが続き、クロツグミがそれに加わる。

日の出の時刻となり、空が明るくなり始める頃になると、あちこちからコヨシキリノビタキホオアカアオジなどの声が聞こえてきた。
時々アクセントでカッコウキジウグイスの一鳴きが入る。

草原が広がる演習場だから森林で聞く多種多様なコーラスとはいかないが、草原のコーラスもなかなか良い。

小鳥達は腰の高さくらいの草の上でさえずることが多く、また周囲にさえぎるものがないので低い位置で広範囲から鳴き声を聞くことができるのだ。

また草にある朝露が朝日を浴びてキラキラ輝いている。この光景を見られただけでも来た甲斐があった。

演習場とは思えない素晴らしい光景が広がる
キラキラ輝く朝露に囲まれるノビタキ雌
同じくノビタキ雄
後ろにはドンと構える富士山
朝日を浴びながら元気よくさえずるコヨシキリ

動画でもどうぞ。

 

朝日を浴びて頬が赤くなる?ホオアカ

 早朝の草原で繰り広げられた夏鳥のコーラスと素晴らしい光景を十分に味わって満足した。

そろそろ次の探鳥地に行こうか?いやいや、北富士名物オオジシギを忘れてはいないか!

オオジシギの目撃例が多いエリアに移動すると、さっそく上空でオオジシギが鳴きながらディスプレイフライトをしているではないか!

今回はサービスが良く、何回も上空を飛んでくれた。

ディスプレイフライトを終えて一休み

 オオジシギをディスプレイフライトのみならず間近でじっくり観察できて文句なしの北富士演習場だった。

次の探鳥地、河口湖畔に向かう。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ホトトギス
ノビタキ
ヨタカ
オオジシギ
クロツグミ
ヒヨドリ
アオジ
カッコウ
ウグイス
オオヨシキリ
キジ
コヨシキリ
ホオアカ
コムクドリ
ハシボソガラス

計16種

野鳥 ブッポウソウの止まっている様子

以下の動画と画像は2017.5.28に新潟県十日町市松之山で撮影したブッポウソウです。
場所は非公開です。

ペアで並んで電柱止まり中。繁殖のための準備中の時期と思います。

遠くからだと嘴の赤が目立つ

下記に動画では2羽が同じタイミングで頭を前後に振っています。これも求愛行動の1つと思います。

 

しばらくすると1羽がこちらに飛んで来ました。止まった場所は木の上のほうです。

 

色合いがいかにも南国から渡って来た鳥という感じ

 

野鳥 チゴモズの求愛行動

以下は新潟県十日町市松之山で撮影したチゴモズの求愛行動の画像と動画です。

まずはオスとメスの違い

オス  サングラスをかけているような黒くて太い過眼線

 

メス  オスに比べて過眼線の黒色が薄い(目先はさらに薄い)。また脇腹に薄い横斑が入る。

動画でどうぞ

動画中継

0:00~0:08
オスはメスに向かって頭を上下左右に振って求愛行動をしている。この行動は8時47分に別の横枝で観察済み。

0:08 
メスが左へ飛び去る。おそらく交尾をするには今の位置では難しい(体が起きている)ので、オスが上に乗りやすい場所へ移動したと考えます。

0:09 
オスは枝の飛び乗ってメスの行方を見る。メスを探しているのか求愛行動の1つなのか背伸びしている姿が微笑ましい。

0:14~0:35
オスがメスに合流する。メスはオスの方をじっと見て体を低くしている。おそらく交尾を促しているのでは。空気を読めない?オスは頭を振り続けている。

0:35
オスがメスを飛び越えて上に移動したかに見えるが、実はしびれを切らした?メスがオスを上から蹴っ飛ばして上へ移動しています。メスは移動後も体を低くして待機中。オスはそれでも求愛行動を継続中(自分の求愛活動に満足していないのか?困ったものです)。

0:43
メスが体の向きを変えて最後?の辛抱。

0:46
メスが限界点!に達して飛び去る。

0:47~1:02
オス呆然と立ち尽くす、、、。最後の首をかしげている姿がこれまた微笑ましい。

 

※周りの観察者の皆さんの興奮が伝わって来る(伝わり過ぎている?)動画となりました。私も手持ちカメラでの撮影となりましたので、呼吸を止めて興奮を抑えるのに大変でした!

静止画でもどうぞ

※ヒナの巣立ちを確認したので、一時非公開扱いから公開とします。2017.7.17

探鳥記 2017.5.28 松之山 まとめ 2:45~16:45

はじめに

今回松之山でチゴモズブッポウソウを観察しました。松之山探鳥記①②③の間に空白の時間帯があるのは、その観察時間です。観察地を非公開としましたので、探鳥記には未記載としました。ただ、その両方の観察地での野鳥記録は残したいので、松之山エリア全体の観察記録として今回掲載することにします。
なおチゴモズブッポウソウの観察の様子(特にチゴモズの求愛行動の動画は是非見てもらいたいです)は以下に掲載しています。

以下をクリックしてください。

2017.5.28松之山チゴモズ

2017.5.28松之山ブッポウソウ

見聞きした野鳥(観察順)

 

ホトトギス
フクロウ
キビタキ
メジロ
カワラヒワ
ヒガラ
クロツグミ
ウグイス
イカル
ノジコ
ヒヨドリ
オオアカゲラ
ヤマガラ
ツツドリ
ヤブサメ
シジュウカラ
コサメビタキ
コゲラ
キバシリ
サンショウクイ
オオムシクイ
ハシボソガラス
ホオジロ
オオルリ
ツバメ
キセキレイ
ニュウナイスズメ
キジバト
スズメ
ムクドリ
チゴモズ
オオヨシキリ
サシバ
アオゲラ
カワセミ
カッコウ
カルガモ
ハシブトガラス
ツツドリ
アカショウビン

計51種

目撃談:オシドリ、メボソムシクイ、サンコウチョウ、センダイムシクイ

 

探鳥記 2017.5.28 松之山③ 大巌寺高原 15:00~16:45 晴れ

草原性の野鳥やアカショウビンの観察可能性があると勧められた大巌寺高原へ。

到着してまもなく周囲からツツドリカッコウの声が聞こえる。

まだ松之山でアカショウビンを見聞きしていないので、アカショウビンがいる可能性が高い川沿いを探鳥することにする。

川沿いの斜面には残雪があちこちにあり、森はちょうど新緑を迎える時期のようだ。

オオルリがいかにも好きそうな場所であり、実際相当数のオオルリが一定の間隔を持ってさえずっている。

各自の縄張りは決まったようだ。

残雪と新緑が眩しい渓谷

森の奥からはキビタキのさえずりが聞こえる。

ミソサザイエゾムシクイなどのさえずりも期待したが聞こえず。

新緑の美しさにしばらく見入ってしまう

ずいぶん奥に進んだが、残雪のため通行止めとなり来た道を戻る。

交通量が少ないのでスピードを落として野鳥の声を拾っていると、ついに「キョロロロロロロ~」という独特のアカショウビンのさえずりが森の奥から聞こえて来た!

急いで車を止めて周囲を探索すると、再度さえずりが聞こえる。

しかし、その声からかなり遠くにいると推測できたので、しばらく探索した後に観察を断念して牧草地へ移動する。

崖の斜面で自生するミズバショウ

牧草地ではカッコウが木々を移動しては盛んに鳴いている。

木のてっぺんではモズが時に単独で時にはペアで止まっている。

おそらくカッコウは托卵するモズの動きを見ているはず。

着かず離れずの緩いマークをしている感じだ。

同行者が遠くの林にいるサシバを発見した。

自分の中では水田がある谷戸の付近にいるイメージがあるので、草原で観察するのはどこか新鮮な気持ちだ。

獲物を探索中か見渡しの良い場所でじっとしているサシバ

帰りの時間となった。

走行中車の窓を開けて野鳥の声を拾いながら松之山の棚田の風景を眺めていた。

しばらくすると道路そばの杭の上にブッポウソウが止まっているのを発見!

急いで車を止めてもらい、遠い距離からジワリと接近するも逃げられてしまった。

近くに止めて車内からの観察の方が良かったかもしれない。

ブッポウソウに逃げられたことよりも予期せぬ突然の出会いが嬉しかった。

ブッポウソウの場所からしばらく下ると聞いたことのない鳴き声が聞こえて来た。

車を止めてもらい、観察すると声の主はノジコである。

残念ながら気になる声(地鳴きだと思う)は録音できなかったが、ノジコの別の地鳴きは動画に撮ることができた。「ツィー」と聞こえる。

アオジのような「チッ」ではなかった。

「チチン」と聞こえるのは、近くにいるホオジロです。

 

旅の最後を飾ったノジコ

大巌寺高原エリアは今回短時間の探鳥になってしまったが、出会った野鳥と環境から推測して時間をかけてじっくり探鳥したい場所と思った。

野鳥の種類・数とも豊富な場所ではないか。そして棚田や周りの山容も絵になる風景で素晴らしかった。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ムクドリ
カッコウ
ツツドリ
オオルリ
キビタキ
キセキレイ
アカショウビン
モズ
サシバ
ニュウナイスズメ
ブッポウソウ
ノジコ

計12種

 

野鳥と野鳥が好きな人を応援します

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