野鳥 コシャクシギ 2015.4.26 葛西臨海公園

サンショウクイから始まった3年前の葛西臨海公園シリーズのトリを飾るのはコシャクシギです。

以前にシャク系シギ特集(ここをクリック)をアップした際に少しだけ登場しましたが、今回は主役として登場です!

この個体はチュウシャクシギの群れに混じって葛西に飛来したとのことでした。

春秋の渡り時に九州や南西諸島で観察されることが多く、首都圏での観察は稀ですが、その後も2017年4月に神奈川県の酒匂川河口に飛来しました。

この春も人知れず首都圏のどこかでひっそりと休憩しているかも知れませんね。

 

以下は2本とも同じような捕食行動を撮影した動画ですが、滅多に観察できる野鳥ではないのでアップしました。

※無音で処理しています。
ムクドリとの大きさも是非比較してみてください。
0:33頃に生き物を捕まえています。過去の観察例からも干潟や砂浜ではなく畑や草原での捕食活動が多いです。

途中登場するカルガモと比較するとコシャクシギは小さいですね。

 

 

野鳥 ウズラシギ 2015.4.26 葛西臨海公園

今回はウズラシギの動画です。

夕方の撮影なので赤茶色の頭部は目立ちませんが、胸・脇・下尾筒辺りまで黒斑が出ています。

ヒバリシギに似ていますが、大きさは二回りぐらい差があるように感じたのを覚えています。

東京湾では秋の観察が多いのですが、春の観察はこの時が初めてでした。

野鳥 シロチドリ雄 2015.4.26 葛西臨海公園

今回はシロチドリ雄の動画です。

チドリの仲間でもシロチドリは砂浜や干潟でダッシュ&ストップ&急ターンを行うので撮影者泣かせの鳥です。

今回も画面からはみ出てしまうことが何回もありました。

シロチドリはカニなどの甲殻類が好きなのですが、ゴカイを捕るより機敏な動きをするカニの捕食行動の方が難易度が高いので大変です。

動き方はスピードには差がありますがオオメダイチドリと似ています。

参考動画

遠くにいて識別が困難な時でも動き方を見れば、シロチドリオオメダイチドリ?とまずは最初に目星を付けています。

野鳥 ミユビシギ 2015.4.26 葛西臨海公園

今回は食事中のミユビシギの様子です

夕方、西なぎさにできた干潟ではミユビシギが食事をしていました。

この時期のミユビシギの装いは冬羽から繁殖羽への移行中の個体が多いです。

4羽とも同じ状態の装いではなく、右端の個体が一番繁殖羽に近く、右から2番目が一番冬羽に近い状態ですね。

動画

前半は干潟を駆け回るミユビシギ、後半はハマシギとの共演です。

ハマシギとはくちばしの長さが違いますが、体の大きさや体上面の繁殖羽の装いは似ています。

野鳥 オオソリハシシギ雄 2015.4.26 葛西臨海公園

今回は食事中のオオソリハシシギの動画です。

汽水湖の擬岩前で1羽だけで捕食行動をしていました。

この個体はくちばしが細く短いことと薄くではありますが腹まで赤褐色の繁殖羽があることから雄と判断しました。

また雄の成鳥に見られるような鮮やかな赤褐色の繁殖羽ではなく、全体的に赤褐色が薄くまたまばらにあることから若鳥(第1回夏羽)と判断しました。

参考画像

2018.4.22  三番瀬
この個体の方が赤褐色が強いが、第1回夏羽と思われる。


2017.4.29 谷津干潟

同時期の雄成鳥ですが、成鳥はこのくらい赤褐色があります。

野鳥 サンショウクイ 2015.4.26 葛西臨海公園

今回はちょうど3年前に葛西臨海公園で観察したサンショウクイです。

当日はシギチドリの渡りの最盛期。

鳥類園の汽水湖にある擬岩観察舎へ向かう途中、「ヒリリ、ヒリリ」という聞き覚えのある声が!

サンショウクイ?」ととっさにそばの樹上を見ると、白黒のスマートな鳥をキャッチ!

久々のサンショウクイとの出会いであった。

今の時期は都市公園でもキビタキオオルリコマドリエゾムシクイなど夏鳥を観察できるチャンスです。

まさかここにはいないでしょ?と諦める前に夏鳥がいると思って注意して探してみると、思わぬ出会いがあるかも知れません。

動画①

ずいぶんとサンショウクイの周りに羽虫が飛んでいますが、お腹が空いていないのか無関心のようです。

動画②

最後の飛び出しはスロー再生を添付しましたが、白い翼帯が目立ちます。

野鳥 イワツバメ 2018.4.1 丹沢湖

今回は丹沢湖でじっくり観察できたイワツバメです。

いつも飛び回っている姿しか観察しないので、今回は地上に降りている姿を観察できて良かったです。

イワツバメの脚にライチョウの脚のような羽毛があることに今回初めて気が付きました。


脚に注目!

動画 ※最後にスロー画像あります

動画


止まっている姿を見ると、ツバメと比べて尾が短いですね。


右に急旋回!


翼の形はアマツバメ類の鎌のような形ではないです。やはり腰の白さは目立ちます。

探鳥記 2018.4.1 酒匂川下り② 開成町~飯泉取水堰 12:15~13:00 晴れ

丹沢湖から開成町付近の酒匂川中流域へ。

昨年11月19日にこの辺りでクサシギカワアイサをじっくり観察した。

まだカワアイサは観察できるかな?と淡い期待をしたが、川面にその姿はなかった。

カワアイサの代わりに注目を浴びたのはコチドリ達だ。

川幅が広いので上空を飛翔している姿も地上に降りたってじっとしている姿も遠いが、存在感は抜群である。

コチドリのそばにコチドリより大きく脚が長く見える個体がおり、遠目で観察条件が悪かったがイカルチドリと判断した。
草原にはモズジョウビタキアオジの姿もなく、冬鳥シーズンの終わりを改めて実感する。

河口に向けて移動しても状況に差ほど変化はなかったが、草原の合間にある水たまりや水路にバンオオバンコガモがいた。

飯泉取水堰前の橋を渡って右岸に移動、堰に広がる水面を見ると、カワウと大型カモメの2つの群れを発見。

大型カモメ類の群れを注視すると、オオセグロカモメセグロカモメに混じってワシカモメがいるのを発見!


以上3枚ともワシカモメ

簡単な識別点は背中と初列風切りが同じグレーであること。

くちばしの先に黒斑があることから成鳥ではなく第4回冬羽から夏羽へ移行中の個体と推定。

動画 ※音声は消去しています

 


オオセグロカモメ 手前が第2回冬羽から夏羽へ、奥が第1回冬羽から夏羽へそれぞれ移行中と推定。


上画像と同じ個体 手前の個体は第2回冬羽に比べて肩羽の灰色がだいぶ濃くなっています。

堰にはヒドリガモの群れがまだ残っている。

この先の下流は面白い探鳥ポイントがたくさんあるが、今回は時間切れで、ここで探鳥は終了。

見聞きした野鳥(観察順)

コチドリ
イカルチドリ
カワウ
バン
オオバン
コガモ
オオセグロカモメ
セグロカモメ
ヒドリガモ
ウミネコ
ワシカモメ
コサギ
ダイサギ
カワウ

計14種

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