先月19日に富士山で探鳥した際にクロツグミの巣を偶然に発見しました。
遠くに見える高い樹木を眺めていたところ、横枝に止まるクロツグミ雌を発見!
この雌は飛び去ると思いきや幹と反対側の横枝のある枝葉の塊のような中に入りました。
外からは中の様子が分からないので、当初は食べ物を探しているかと思っていましたが、なかなか外に出て来ません。
どうした?どうした?と思い始めた頃、雌が真っ逆さまに落ちるように飛び出して行きました。
もしかしたら営巣中?と思ったので、しばらく注視していると5分後にまた先ほどと同じ流れで今度はホバリングしながら入って行きました。
これはいよいよ怪しい、、、巣があるに違いない。
さらに観察を続けると、今度は直接枝葉の塊を目掛けて飛んできて今度もホバリングしながら入ったのでした。
結局、雌は20分の間に4回、出入りしました。
この時の動画です。
① 全体像 地上から10mの高さはあったと思います。
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② 右上に鳥影あり、ホバリングしながら巣に入り、その後に真下へ出る
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③ ②の巣に入るスロー再生
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④ ②の巣から出るスロー再生
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⑤ ④とは違う、巣から出るスロー再生 ※ほとんど同じ軌道です
結局、このクロツグミ雌は何をしているのか?巣作り?抱卵?エサ運び?
クロツグミは雌のみが巣作り・抱卵・抱雛するとのこと。
雄の巣の出入りがなかったことを考慮して検討してみます。
雌が頻繁に巣を出入りしていることから抱卵ではないようです。
エサ運びならクロツグミは雄と雌が一緒にしますが、たまたま観察中に雄が現れなかっただけなのでしょうか?
さすがに遠くからの観察なので、くちばしにミミズなどのエサをくわえているかどうかは分かりませんでした。
雌だけの出入りを前提にすると巣作り中も考えられますが、枝などを運び入れているなど明確に巣作り中とは分かりませんでした。
結局、答えはでませんが、あれこれ想像すること自体が楽しいです。