探鳥記 2018.9.9 静岡シギチドリ探鳥 ③御前崎 13:30~16:50 晴れ

3時間ぶりに御前崎に戻って来た。

先ほどの観察場所に行く前に近くの岩礁に立ち寄って観察。


御前崎灯台を望む

堤防の斜面にはミユビシギの小群が採餌中。

目の前に広がる海に何か海鳥がいないか探索するとオオミズナギドリが1羽海上を飛び回っていた。

今朝のポイントの戻ると、ミユビシギ達が採餌していた堤防はほぼ水没しており、また砂浜には人があちこちにおり、良い観察状況ではなかった。

しかし、この広いポイントのどこかにはいるはずだと砂浜に降り立って波打ち際へ進む。

すると砂浜上にある漂着物や草木のそばでじっとしているトウネンキョウジョシギを発見。

徐々に間合いを詰めて近い距離で観察・撮影することができた。


キョウジョシギ幼鳥

トウネンの群れの中ヨーロッパトウネンヘラシギがいないか1羽1羽慎重に観察したが、残念ながらいなかった。


長旅の疲れかウトウト状態のトウネン 後日、特集します!

波打ち際ではミユビシギの群れが食事中。

人が少なくなったせいかメダイチドリオオメダイチドリハマシギも加わってにぎやかな光景となった。

目の前に広がる海上では海鳥が乱舞している、白い頭部が目立つオオミズナギドリだ。

背後にある陸側の草原では2羽のチュウシャクシギを確認、時々草越しにチュウシャクシギの顔を見つけては喜んだ。

結局最後までヘラシギには会えなかったが、ここでの観察で特に楽しかったのは9月ということで幼鳥を観察する機会が多かったことだ。


キョウジョシギ幼鳥 白い綺麗な羽縁が目立つ

幼鳥にとっては初めての旅路、本能のままに越冬地に向かうのだから凄い!

御前崎に立ち寄るシギチドリはこれからどこに向かうのだろうか?

愛知県にある藤前干潟や一色海岸の方へ西進するのか?それとも一気に南進するのか?興味は尽きない。

今回初めて静岡でのシギチドリ探鳥となったが、御前崎にたどり着く間にも富士川、安部川、大井川河口など探索したい場所がたくさんあり、再訪が楽しみな静岡探鳥であった。

見聞きした野鳥(観察順)

トウネン
ミユビシギ
キアシシギ
オオミズナギドリ
カワウ
ヒヨドリ
メダイチドリ
キョウジョシギ
ダイゼン
ハマシギ
オオメダイチドリ
チュウシャクシギ
ヒバリ
スズメ
ツバメ

計15種 目撃談 キセキレイ、イソヒヨドリ

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