「関東エリア探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2018.12.2 三番瀬 13:45~15:00 晴れ

浦安の日の出海岸から三番瀬へ。

到着時、干潟はほとんど満潮に近く、シギチドリを間近で観察には厳しい状況。

干潟に並ぶネット上にはダイゼンハマシギが点在している。

目的のビロードキンクロの居場所だが、例年船橋側の堤防に囲まれた場所にいることが多いので、まずはチェックに向かう。

穏やかな湾内にスズガモの大群が浮かんでおり、予想通りビロードキンクロ雄が1羽混じっていた。
周囲にいるスズガモより大きく、目の周囲の白いNikeのマークに似た模様以外は全身黒いので目立つ。

どうやらビロードキンクロは今シーズンこの付近に少なくとも2羽は観察されているようだ。

奥の横に伸びる堤防上にはシギチドリの群れが休んでいる。

堤防上の左からシロチドリミヤコドリハマシギダイゼンの順にざっと居場所が分かれているのが面白い。

存在感抜群のミヤコドリはざっと200羽はいるだろうか、さすが一大越冬地の三番瀬ならではの光景である。

帰り際、堤防の付け根付近でスズガモが珍しく?上陸して休憩していた。


スズガモ

見聞きした野鳥(観察順)

ダイゼン
イソシギ
ヒドリガモ
オオバン
オナガガモ
スズガモ
ビロードキンクロ
ハジロカイツブリ
ミヤコドリ
シロチドリ
ウミネコ
セグロカモメ
ユリカモメ
ハクセキレイ
スズメ
カワウ

計16種

探鳥記 2018.12.2 浦安 日の出海岸 12:20~13:20 晴れ

水元公園から浦安の日の出海岸へ。

最近オオハムウミアイサビロードキンクロが近距離で観察されている。

到着して直ぐにこの3種を探索するも見当たらない。

目の前の海上にはスズガモ群やカンムリカイツブリ、遠くにはスズガモの大群が見え、おそらくビロードキンクロ辺りはこの群れにいるのだろう。


スズガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中


スズガモ雌 くちばし基部付近の鮮やかな白さが目立つ

また目の前の海上に突き出た杭にはハヤブサミサゴの姿が。


休憩中のハヤブサ 発見するとテンションが上がる存在である

先ほどの3種とも潜水する水鳥なので、タイミング悪く水中にいる時に見逃してしまっただけか?と何度も海上を探索するも最後まで出会えなかった、、、。

たた探索中に仲間はホオジロガモを見つけてくれた。


ホオジロガモ雄1年目冬 成鳥に比べて頬が完全には白くない

動画 最後に頭掻きを披露!

対岸に三番瀬が見える。

この冬、三番瀬でもビロードキンクロが時々観察されているので、本日は三番瀬に移動しているのでは?と推察。

ビロードキンクロを求めて三番瀬へ。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒドリガモ
オオバン
スズガモ
ハシビロガモ
ハヤブサ
ミサゴ
カワウ
カンムリカイツブリ
ホオジロガモ
オナガガモ
ヨシガモ
イソシギ

計12種 目撃談:ミミカイツブリ、イソヒヨドリ

探鳥記 2018.12.2 水元公園 9:00~11:00 晴れ

今回はカモを中心とした探鳥を実施。

まずはアメリカヒドリが観察されている水元公園へ。

水元公園での探鳥は3月にアメリカコガモを観察したした以来だ。(⇒前回の探鳥記

広大な水元公園、アメリカヒドリがどこにいるのか探すのは大変である。

前回アメリカコガモを観察した上流部にいるのか?それとも下流部にいるのか?

駐車場そばの水辺から上流・下流のカモの様子を見て判断することにした。

しばらく水面を探索していると、仲間が遠く下流の水面にアメリカヒドリらしき個体を発見!


移動中に観察したヒドリガモ雄 

カモの正体を探るべく、はなしょうぶ園付近に移動して観察したところ、やはりアメリカヒドリ雄であった。


頭部の深緑と灰色の配色が気に入りました!

周囲にいたヒドリガモより体つきががっしりした印象をもったが、この個体だけかも知れない。

アメリカヒドリは北米が主な生息地であり、また国内ではヒドリガモとの交雑種を目にする機会が多いので、今回のような純正の個体を観察できて良かった。

せっかく水元公園に来たのだから上流方面にいるカモや冬の小鳥達の様子を観察したかったが、冬の探鳥時間は短い。

名残惜しくも次の目的地・浦安海岸へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

ハシボソガラス
ウグイス
ヒドリガモ
コガモ
カイツブリ
ホシハジロ
カルガモ
オオバン
ハジロカイツブリ
ユリカモメ
キンクロハジロ
カンムリカイツブリ
セグロセキレイ
ヒヨドリ
カワウ
マガモ
シジュウカラ
アメリカヒドリ
ハシビロガモ
スズメ
コゲラ

計21種 目撃談:カワセミ

探鳥記 2018.11.25 北関東探鳥④ 板倉~渡良瀬遊水地 13:30~17:00 晴れ

多々良沼から板倉エリアへ。

板倉周辺  13:30~14:20

行きは観察できなかったミヤマガラスの群れ。

帰りは何としても見つけたい。

板倉の広い農耕地を以前観察したポイントを中心に探索。

ようやく電線の上に列をなして止まるミヤマガラスの群れを発見、少なくとも200羽以上はいると見た。

電線と農耕地を行ったり来たり、せわしなく動き回っている。

ミヤマガラスの筆先のようなくちばしをじっくり観察した後は、群れの中にコクマルガラスがいないかのチェックに入る。

コクマルガラスミヤマガラスの群れに混ざることが多く、体はミヤマガラスより一回り小さい。

また鳴き声にも特徴があるので、仲間は鳴き声に注目して探していた。

ようやく電線に止まるミヤマガラスの中に一回り小さいコクマルガラスを発見。

上)コクマルガラス 下)ミヤマガラス  コクマルガラスのくちばしは小さく短いのが分かる

少なくとも2羽のコクマルガラスがいたが、人気のある白色タイプはいなかった。

板倉はミヤマガラスの群れの他に猛禽類を観察しやすい場所でもある。

電柱の上にはノスリチョウゲンボウを確認。


ノスリ


チョウゲンボウ

コチョウゲンボウを期待したが現れず、渡良瀬遊水地でのねぐら入りに観察の望みをつないだ。

見聞きした野鳥(観察順)

カワラヒワ
ミヤマガラス
コクマルガラス
ノスリ
クサシギ
モズ
チョウゲンボウ
セグロセキレイ
スズメ
ムクドリ

計9種

渡良瀬遊水地 14:30~17:00

およそ5時間ぶりに戻ってきた。

すでに太陽は西に傾き、ねぐら入るまでの観察時間は短い。

チュウヒのねぐら撮影で有名なポイントの先にカモがひっそりとたたずむ雰囲気の良い池があるので、まずはそこで探鳥することに。

水面にはヨシガモミコアイサがペア?で静かな時間を過ごしているように思えた。

さらに仲間が遠くの樹上でじっとしているハイタカチュウヒを見つけた。

午前中同様、このハイタカの上面にも目立つ白斑があった。

その後、猛禽類のねぐら入りを観察するため鷹見台へ。

目の前の池には早朝はいなかったオオハクチョウマガンが2羽入っていた。

肝心の猛禽類ではあるが、チュウヒ時々現れるくらい。

また今季の渡良瀬遊水地ではいまだにコミミズクの目撃談はないのだが、本日が初認のつもりで堤防の斜面を中心にチェックするも観察できず。

ねぐら入り常連のハイイロチュウヒコチョウゲンボウは最後まで現れなかった。

余りの予想外の展開に唖然としたが、この時期のねぐら入りはこんな感じなのかも知れない。

今回は日の出と日の入りの渡良瀬遊水地の姿を対比できて面白かった。

猛禽類の出が良くなるだろう冬の最盛期に再訪したい。

見聞きした野鳥(観察順)

ホオジロ
ウグイス
ノスリ
ヨシガモ
ベニマシコ
ミコアイサ
ハシボソガラス
ハイタカ
チュウヒ
ヒバリ
ジョウビタキ
オオハクチョウ
マガン
ミサゴ
ダイサギ
コサギ
カワウ
カンムリカイツブリ
コガモ
ヒドリガモ
カルガモ
オカヨシガモ
マガモ
ホオジロガモ
キジ

計25種

探鳥記 2018.11.25 北関東探鳥③ 多々良沼 10:50~12:10 晴れ

渡良瀬遊水地から多々良沼へ。

通り道の板倉エリア通過の際は、ミヤマガラスの群れがいないか?車窓探鳥するも確認できず。

多々良沼に到着、今回の多々良沼は弁天島付近の駐車場から探鳥することした。

ここでの観察のメインは越冬しているシギカモハクチョウである。

まず目に飛び込んで来たのはオオハクチョウの家族。

地元バーダーによると、今シーズンのオオハクチョウはまだこの家族だけで、多々良沼に隣接するハクチョウの名所・ガバ沼にもいないとのこと。

水面に目をやると、例年に比べてカモの数が少ない。

特にここの名物?ミコアイサが見当たらず当惑する。

水面手前の草地ではタヒバリヒバリの初めての共演を目撃、地味に嬉しい。

シギ・チドリが大好きな仲間が草地にうずくまっているチドリ類を見つけてくれた!

環境と時期からイカルチドリかな?と思ってチェックすると、何とシロチドリであった。

こんな内陸部にもいるんだ!と嬉しい発見であった。

シロチドリは三番瀬や葛西臨海公園での観察が多いので、海岸にいるイメージを持っていた。

シギ・チドリといえば、弁天島周辺では毎年何かしらが越冬している。

以前にハマシギトウネンツルシギを観察している。

最近ではコアオアシシギが観察されており、なぜか今年コアオアシシギを観察していない自分としては是非観察したいところ。

目的のシギの群れは岸から20mくらいの水面で休憩中で、しかもほぼ逆光で観察しにくい状況。


手前の片足の3羽がツルシギ

そんな中でも8羽のツルシギを確認、赤い下くちばしと脚は目立っていた。

残念ながら群れの中にコアオアシシギはいなかったが、アオアシシギハマシギの小群を確認。

※最近はオジロトウネンもいるようだ。


弁天島からの眺め

シギの次はカモ観察ということで水面を探索すると、おむすび頭のホオジロガモを発見。

そろそろ移動を考えつつもミコアイサを見ずに帰りたくない!と探していると、仲間が発見してくれて一安心、多々良沼を後にした。

多々良沼周辺にアメリカヒドリのペアがいるとの話があったので、その後しばらく探索するも断念。

板倉エリア経由で渡良瀬遊水地に戻ることにした。

見聞きした野鳥(観察順)

オオハクチョウ
シジュウカラ
ヒヨドリ
アオサギ
タヒバリ
ヒバリ
ハクセキレイ
セグロセキレイ
シロチドリ
カルガモ
マガモ
オナガガモ
カワウ
ダイサギ
コサギ
ツルシギ
アオアシシギ
ハマシギ
ミコアイサ
カイツブリ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
ホオジロガモ
コガモ
ニシセグロカモメ

計25種

探鳥記 2018.11.25 北関東探鳥② 渡良瀬遊水地 6:10~9:45 晴れ

朝5時に宿を出発して、まだ薄暗い中、6時頃に渡良瀬遊水地の鷹見台に到着。

ここで日の出を待つことにした。

以前、朝もやに包まれた渡良瀬遊水地のネット画像を見て、是非自分の目で見たいと思い続けていた。

この光景を見るためには日帰り探鳥だと横浜を4時前には出発することになり、なかなか厳しい。

しばらく薄暗い中での静寂が続いた後、ウグイスやホオジロの地鳴きが聞こえて来た。

渡良瀬探鳥の開幕である!

日の出が近づくにつれてだんだん辺りが明るくなり、目の前にある草原と池が見え始める。

池にはいろいろな水鳥がいることは分かるが、識別はなかなか簡単ではない状況だ。


遠く筑波山を望む 普段見る筑波山よりも厳かな雰囲気がある


待ちに待った日の出の光景


朝日に照らされたススキの草原はどこか優しい雰囲気であった

日の出とともに周囲の様子も鮮明になってきて、池では水鳥の識別がようやく可能になり、コハクチョウも発見することができた。

草原ではねぐら立ちしたと思われるチュウヒやここでは珍しいオナガの小群を観察できた。

草原を観察中、不意にチョウゲンボウ雌が目の前を横切って、そばにある構築物に止まった。

どこかのんびりと周囲を見渡しては羽繕いをする様子から、これから仕事始めの感じだ。

以下はその時の様子。

チョウゲンボウの後も、ミサゴノスリオオタカも観察できて、鷹見台の名にふさわしい探鳥となった。

鷹見台での探鳥が一段落したので、以前オオモズが出現した第2排水門付近に移動。

堤防の上から以前にここで観察した野鳥をイメージして周囲を見渡す。

冬の常連のジョウビタキオオジュリンなどは見当たらず。

仲間が遠くの樹上にいるオオタカチュウヒ2羽を発見、遠くてもオオタカの白い眉斑は目立つ。

目の前にある池にはイソシギと思いきや大好きなクサシギが3羽もいた。


クサシギ 目の周囲の白さも特徴である

帰り際、裏手の森の樹上を再チェックしたところ、樹上にいるハイタカ雄を発見。

ハイタカは上面に白斑が出る個体がいるが、この個体は特に白斑が大きく目立っていた。

白い腹と大きい白斑が合わさって見えたので、発見時直ぐにハイタカとは見えなかった。

探鳥開始からあっという間の3時間であった。

次の目的地・多々良沼へ移動した。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス
ハシブトガラス
ホオジロ
アオサギ
オオバン
カワラヒワ
ダイサギ
ハシボソガラス
カンムリカイツブリ
トビ
オカヨシガモ
カルガモ
カワウ
ジョウビタキ
ハジロカイツブリ
スズメ
コハクチョウ
ミコアイサ
ヒヨドリ
チュウヒ
ベニマシコ
セグロセキレイ
アオジ
コガモ
ツグミ
チョウゲンボウ
オナガ
ミサゴ
ホシハジロ
ノスリ
モズ
マガモ
オオタカ
シジュウカラ
ヒドリガモ
クサシギ
カワセミ
ハイタカ
ミヤマガラス
キジ

計41種

探鳥記 2018.11.24 北関東探鳥① 奥日光 10:40~15:30 晴れ

今回は1泊2日の北関東探鳥へ。

1日目は奥日光、2日目は渡良瀬遊水地周辺を探鳥する予定。

宿はその2か所の中間点にある壬生町とした(予約時すでに宇都宮市内のホテルは満室であった、、、)。

どちらも日帰りで探鳥していた場所であるが、冬の観察時間の短さに対して移動時間と労力と交通費を考えて場合に泊まりもありではないかと以前から仲間の間に出ていたプランであった。

中禅寺湖畔  10:40~10:50

探鳥数日前に中禅寺湖にはオオワシオジロワシの飛来情報が入った。

今年も無事に飛来してくれた。

中禅寺湖は戦場ヶ原方面への通り道なので、チラッと探鳥することにした。

山の稜線上空や斜面を中心にオオワシオジロワシを探索するも見つからず。

湖面では例年に比べてカモなどの水鳥が少ない。

見聞きした野鳥(観察順)

オオバン、ホシハジロ、ハジロカイツブリ、カケス、ノスリ 計5種

光徳牧場 11:00~12:10

戦場ヶ原周辺での探鳥は赤沼からスタートすることが多いが、今回は光徳牧場から。

駐車場付近でアトリツグミを早速観察。


アトリ

ツグミの姿を見るのは今シーズン初めて、やはりツグミを見ないと冬が始まらない。

光徳牧場の脇を通って光徳沼へ。

牧場ではまだ牛が放牧されていた。


晩秋の光徳牧場

静寂の中でキツツキや小鳥の鳴き声が聞こえる、、、とはいかず、鳥の気配がない。

しばらく小川沿いを進むと、ようやくヒガラシジュウカラと出会えた。


光徳沼

光徳沼に到着。

周囲は野鳥のいる雰囲気はあるのだが、、、。

今回は残念であったが、初夏の頃はキビタキなどの夏鳥で賑わいそうな場所には思えた。

次の目的地・湯滝へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

アトリ、ツグミ、ヒガラ、シジュウカラ、セグロセキレイ、カシラダカ 計6種

湯滝周辺  12:15~14:40

今回の奥日光のメインはアオシギ探しである。

前回ここでアオシギを観察したのは2014年11月22日だから、4年ぶりの再会となるかどうか。

時間の関係上、湯滝・赤沼間の往復は諦めて、湯川周辺でのアオシギ探索に集中した。

光徳牧場とは違い、ここはやはり野鳥の密度が濃い。

アオシギを探しながらも、オオアカゲラミソサザイカワガラスキバシリなど様々な野鳥が登場、我々を喜ばした。

しかし肝心のアオシギは観察できないまま、、、途中で折り返して復路に望みをつないだ。

いかにもアオシギが好きそうなポイントはあるのだが、見つからない。

もうすぐ湯滝に近づいた辺りで、メンバーがついにアオシギを発見!


アオシギ発見時の様子

メンバー全員、安堵と喜びの中で観察・撮影にしばらく没頭した。

今回の個体は今まで観察してきた中で最も脚が黄色かった。

アオシギは時々警戒しながらも体を上下に揺らしながら、くちばしを地面にさして捕食行動をしていた。

アオシギを無事観察することができ、一同ニンマリしながら湯滝を後にした。

見聞きした野鳥(観察順)

エナガ、オオアカゲラ、シメ、ミソサザイ、カワガラス、コガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、ハシボソガラス、キバシリ、コゲラ、ウグイス、マガモ、アオシギ、トビ、ヒガラ 計16種

湯の湖 14:45~15:00

せっかくなので、湯滝の上にある湯の湖でカモの様子を見に行くことにした。

しかし先ほどの中禅寺湖同様にカモの姿は少なかった。

見聞きした野鳥(観察順)

オオバン、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カワウ 計5種

中禅寺湖 15:10~15:30

短時間だが、後少しだけ探鳥しようということで、中禅寺湖でのワシ探索と赤沼周辺での小鳥探索に分かれて、探鳥した。

中禅寺湖畔は相変わらずワシは見つからず。

陽が傾いて急に寒くなってきたので、本日の探鳥はお開き。


西日を浴びる中禅寺湖畔

帰りに宇都宮市内の餃子専門店・正嗣でぎょうざを食べた後、本日の宿のある壬生町へ移動して1日目が無事終わった。

見聞きした野鳥(観察順)

オオバン、アトリ 計2種

※本格的な冬を迎え、自家用車の場合は降雪による通行止め、チェーン規制、朝晩の路面凍結など様々な問題が生じます。
事前にビジターセンター等への問い合わせを行ってから、探鳥することをおススメします。

探鳥記 201810.14 東京港野鳥公園 12:00~15:00 晴れ

各地でカモの到来を耳にし始めた今日この頃、東京港野鳥公園のHPにオシドリシマアジを含む10種類のカモが記録された。

この時期のカモはエクリプス、非繁殖羽、幼鳥とオスもメスも様々な装いであり、カモを深く知るには良い機会ということで探鳥することにした。

現地に12時到着、秋空の下マッタリモードの中でスタート。

最近オシドリは西淡水池で観察されているので、まずはそちらから園内を回ることに。

4号観察小屋ではノスリを、3号観察小屋ではエクリプス状態から繁殖羽へ移行中のマガモ3羽とバン幼鳥を観察。


マガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中の個体

3羽いるマガモ雄はそれぞれ繁殖羽へ移行中の装いが異なり、こういうのを見たかったのよ!としばらく見入ってしまった。


右個体から左個体へ進むにつれて繁殖羽へ移行していく過程の並びになっている。深緑色になっていく頭部に注目すると分かり易い。

今の秋の渡り時期になると、西淡水池周辺の樹木にはキビタキコサメビタキエゾビタキなどが観察されるので意識して探索したが、観察できなかった。

次に東淡水池へ移動。

ここでの観察はカルガモコガモカイツブリアオサギダイサギなどで、まだまだ冬鳥シーズン序盤といった雰囲気。

次にセンタ―に入って、目の前に広がる汐入りの池に浮かぶカモを観察。

まずはシマアジを探すことにする。

100羽くらいいるだろうカモの中から、まずはコガモと同じ大きさで選別し、次にコガモと似て非なる顔模様に注目して探すとと見つけることができた。

シマアジは1羽だけのアウトサイダーと認識しているのか、カモの群れの外側にいたり、離れてポツンといることが多かった。

今回一番目に付いたヒドリガモの群れでは、雄のエクリプスから繁殖羽へ移行中の様々な個体を観察できて満足した。

また遠くに全体が黒っぽく見えるカモがいたので注視するとヨシガモであった。

シギに関しては、先日までは長逗留のアカアシシギや30羽のトウネンなど観察されて盛り上がっていたが、本日は両者は見当たらず。

しかし第1回冬羽のアオアシシギ3羽を観察!やはりどこにいってもシギチドリは気になる存在で嬉しいものだ。

ちなみに知り合いのレンジャーの話によると、30羽のトウネンは新設された前浜干潟での観察であり、今後のシギチドリの渡りの際は目が離せなくなりそうだ。

※今週に入ってタゲリケリが飛来したとのこと。

今回はオシドリは観察できなかったが、1日で10種類のカモを観察でき、これから始まるカモ観察の良い予行練習となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ
ノスリ
バン
マガモ
モズ
ハシブトガラス
コガモ
シジュウカラ
ハシボソガラス
カイツブリ
アオサギ
ダイサギ
スズメ
キジバト
キンクロハジロ
スズガモ
カルガモ
シマアジ
ヨシガモ
オナガガモ
ヒドリガモ
ホシハジロ
アオアシシギ
キアシシギ
カワウ

計25種

探鳥記 2018.10.7 三番瀬 8:30~12:20 晴れ

先週は目的のコオバシギを観察できず残念な結果となったが、何といまだ三番瀬に滞在中とのことなので、今週も三番瀬へ。

干潟に降り立つと即コオバシギ探索を開始。

しばらくした後、オバシギの群れに混じって食事中のコオバシギを観察することができた。


コオバシギ幼鳥 体上面に幼鳥特有の、いかり模様のサブターミナルバンドがある


コオバシギ幼鳥 後ろのダイゼン冬羽はやはり大きい


幼鳥から第1回冬羽へ移行中のオバシギ  特に左個体の肩羽は灰色の冬羽が目立つ

まとめ動画

コオバシギは前半はダイゼンのそば、後半はオバシギのそばで食事中。
オバシギと比べると、名前の通り胴体やくちばしが小さいことが一目で分かる。

 

コオバシギの観察を終えた後は、いつものように市川側から船橋側へ移動してシギチドリ観察。


オオソリハシシギ幼鳥 前回同様に幼鳥3羽一緒で行動していた


珍しくじっとしているミユビシギ

その他、ハマシギシロチドリメダイチドリなど常連さんを観察して、探鳥終了。

今回はなんといっても待望のコオバシギ

幼鳥のサブターミナルバンド模様が印象に残った探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ミユビシギ
ウミネコ
ミヤコドリ
オバシギ
ダイサギ
コオバシギ
シロチドリ
コサギ
ハマシギ
セグロカモメ
カワウ
メダイチドリ
オオソリハシシギ
ソリハシシギ
モズ

計15種 目撃談:トウネン、ヒバリ

探鳥記 2018.9.30 三番瀬 15:20~17:00 雨

台風24号が関東に接近する中、多摩霊園でのヨタカ観察を無事終えた。

雨がポツポツ降って来たが、当初の予定通りコオバシギ幼鳥に会うため三番瀬へ強行探鳥。

多磨霊園から三番瀬への道中、台風による雨足の強さだけでなく、明るいうちに到着できるかも気になったが、何とか無事15時過ぎに到着。

この状況下でさすがにバーダーは見当たらない。

それではシギチドリ達もいないかというと、台風前でも黙々と採餌中。

とうより人がいないので伸び伸びとしているように見える。

観察に本腰を入れ始めた頃、雨足が強くなり、傘を差しながらのスコープ観察となった。

まずは遠くにいる、体上面に白い羽縁があるミヤコドリ幼鳥をじっくり観察。

手前ではハマシギの幼鳥達が活発に採餌中。

以下、その時の動画です。

このまま雨が続くかと思いきや、しばらくしたら止んだので、次の雨までにできるだけ早く探鳥しよう!

目的のコオバシギはどこにいるか?

メンバー3人でできる限りの探索したが、結局見つからず。

南に渡ってしまったのか?付近へ移動してしまっただけなのか?

それでも、この日の三番瀬は幼鳥の姿をじっくり観察することができ、有意義な時間となった。


ハマシギ幼鳥から第1回冬羽に移行中の個体 背中や肩羽に灰色の冬羽が見える


メダイチドリ幼鳥  肩羽は、新しい冬羽?摩耗した幼羽?幼羽のサブターミナルバンドが見えるような見えないような、、、。


オオソリハシシギ幼鳥 くちばしの長さから2羽とも雄?幼鳥なので今後成長して伸びるかも


トウネン幼鳥

雲行きが怪しくなってきた、、、。

雨の三番瀬もなかなか良いと余韻に浸りたかったが、横浜ベイブリッジが閉鎖されても困るので、速やかに退散した。

見聞きした野鳥(観察順)

ハマシギ
ミユビシギ
ダイゼン
ミヤコドリ
ウミネコ
オオソリハシシギ
メダイチドリ
ソリハシシギ
オバシギ
シロチドリ
トウネン

計11種