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探鳥記 2018.12.9 北海道 道央探鳥② ウトナイ湖周辺 14:00~17:00 曇りのち雪 

次の目的地ウトナイ湖は1981年に日本野鳥の会のサンクチュアリ第1号となった場所で、これまで観察された野鳥は270種以上と北海道屈指の探鳥地である。

その存在を知った小学生の時から長年探鳥したいと思っていた場所だ。

今回の探鳥に際しては事前にセンターのHPの野鳥情報で観察できそうな野鳥を把握しておいた。

特にマガンハクガンが南下せずに居残っているそうなので、今回は是非観察したい。

念願の観察センターに到着、レンジャーに挨拶をして、本日の野鳥観察状況を聞いたところ、前日にウトナイ湖が結氷してしまい、ガンを含め水鳥は周辺に散らばっているとのこと。

また周囲の散策路も本日は野鳥が少ないようだ。

それでもセンター内からは、湖面の対岸にいるオオワシや上空を舞うオジロワシ、バードテーブルに来るハシブトガラを観察できた。


センター1階の様子


センター2階の様子


ウトナイ湖湖畔

センターから出て、軽く周囲を探索するも野鳥の気配がないので、日没までの残された時間をガンを探しに周辺の農耕地へ向かうことにした。

走行しながらの探索がしばらく続いた後、遠くの農耕地でついにガンの群れを発見!


しんしんと雪が降る中、ついに発見!

先月の新潟でのガン観察の経験上、ガンは特に警戒心が強いので、まずは群れから電信柱8本分くらいの遠い距離に車を止めた。

気配をなるべく消すように慎重に車から降りて、スコープで見るとマガンの群れと判明。

次の関心事は、群れの中にハクガンがいるかどうかである。

1羽1羽観察していくと意外に早くハクガンの成鳥と若鳥を見つけることができた。


左)ハクガン成鳥、右)ハクガン幼鳥

雪がちらつくマイナス気温の中、テンションが上がり、寒さも気にならない。


※中央に2羽のハクガン

一応、シジュウカラガンカリガネなど他のガンも混じっていないか周囲を見渡すと、奥の方でオオハクチョウ小群もいることに気が付いた。

ハクガンを中心に観察を続けたのだが、この2羽のハクガンは2羽の距離が離れると成鳥が鳴いて近くに呼び寄せているような光景が見られた。

だんだん陽が沈みかける頃になると、ガンの大群が周囲を飛び回っては地面に降りる行動を繰り返して、ダイナミックな光景にしばし見とれてしまった。

辺りが更に暗くなり、寒さも増してきた。

野外観察もそろそろ限界だ。

ガンがねぐらへ向かう姿を見たかったが、我々が先にねぐらとなる札幌へ先に移動することにした。

本日、最後の最後でスケールの大きい野鳥観察ができて本当に良かった。

 

見聞きした野鳥(観察順)

オオハクチョウ
シジュウカラ
オオワシ
オジロワシ
マガモ
ハシブトガラ
マガン
ハクガン

計8種

探鳥記 2018.12.9 北海道 道央探鳥① 北海道大学苫小牧演習林 11:15~13:15 晴れ 

冬の北海道の寒さをまだ体験したことがないので、今まで探鳥することに不安を抱いてきた。

頭では分かっているが、実際に北海道で探鳥をして寒さを肌で感じ、防寒対策、交通事情、野鳥観察上の注意点を習得すれば、今後は冬の北海道での探鳥がやりやすくなるだろう。

ということで今回は探鳥しながら北海道の寒さを味わう(あわよくば耐性をつける)1泊2日の短期合宿をすることにした。

その合宿の舞台に選んだのは、寒さの厳しい内陸部や網走ではなく札幌近郊である。

とりあえず、天候悪化や体調不良になっても生活インフラが整備された札幌市なら臨機応変な対策が取れるだろうという理由である。※帰還後、札幌とは合宿の割にはずいぶん日和っているね!というツッコミを各方面からいただいた。

おおまかな計画では、1日目は新千歳空港近郊の北海道大学苫小牧演習林とウトナイ湖。2日目は札幌市内の探鳥地をいくつか回ることにした。

是非とも観察したい野鳥はクマゲラヤマゲラエゾライチョウイスカベニヒワあたり

今シーズンの北海道は暖冬であったが、ついに探鳥前日に本格的な降雪があり、否応なしに合宿の舞台は整った。

すでに飛行機内でのアナウンスでマイナス気温であることは分かっていたが、新千歳空港の出口から出た時の外気の寒さはゾクッとするものだった。

新千歳空港後、急いで北海道大学苫小牧演習林へ。

移動の車中からさっそくノスリオジロワシを発見。

本日のもう一つの目的地ウトナイ湖は通り過ぎ、北海道の心の故郷セイコーマートで食料を補給して、ついに念願の演習林に到着。

ここでは主にクマゲラエゾライチョウを観察したい。


ついにやって来たのだ!としばし看板に見とれてしまった

駐車場そばの池にはひっそりとマガモの群れがいる。

流れ込む川沿いにヤマセミがいないかチェックする。

マガモ以外は鳥の気配がない。

真っ直ぐに広い道を進むとようやくヤマガラヒヨドリを見聞きできた。

ふと上空を見上げると幸運にもオオワシが森の奥へ飛翔する姿が!

オオワシ観察でテンションが上がり、いよいよ充実した探鳥の幕開けか!と思いきやその後は再び沈黙する森の中を進むことになった。

研究室のそばの池で地元バーダーの皆さんと出会い、最近の野鳥状況を聞くことができた。

クマゲラは9時頃に観察されたが飛び去ってしまい、いつ戻ってくるか分からないそうだ。

その後、地元バーダーの方々と一緒にさらに奥へと探鳥したが、状況は好転せず。

先ほどの池に戻ると、ホオジロガモ雌を発見。

好きなカモなので、寒さの中でホッコリした気分になった。


腹芸に興じる?ほどリラックス状態のホオジロガモ

※苫小牧演習林でまさかホオジロガモの画像をアップするとは、、、。

次の目的地ウトナイ湖での探鳥時間もあるので、残念ながら移動することに。

帰り道、午前中クマゲラが観察されたエリアで、ようやく近くにカラ類の混群がやって来た。

いまや知名度抜群のシマエナガ、何とか撮影したいが動きが速くてついていけない。

ゴジュウカラがそばにやって来た。

本州と違い、北海道では平地でも観察できるのが魅力の1つ。


脇腹が淡い橙色ではない亜種シロハラゴジュウカラ

混群が立ち去ると森の中は再び静かな雰囲気となった。

クマゲラだけでなくアカゲラオオアカゲラなどキツツキ類の気配がなく、ここでの主目的がキツツキ類の観察だったので困ってしまった。

ここでクマゲラを観察して、明日の札幌市内での探鳥の負担を軽くしたかった。

我々が到着する前に観察されていただけに残念!

次の探鳥地ウトナイ湖へ。

見聞きした野鳥(観察順)

マガモ
ヤマガラ
ヒヨドリ
オオワシ
ダイサギ
トビ
コゲラ
ホオジロガモ
シジュウカラ
ゴジュウカラ
ヒガラ
エナガ
ハシブトガラ
キバシリ
ハシボソガラス

計15種

※移動中に観察 ノスリ、オジロワシ

探鳥記 2018.6.15~17 北海道縦断探鳥 まとめ

行動記録

①6月15日 旭川空港⇒雄信内駅周辺⇒幌尻ビジターセンター周辺⇒サロベツ湿原センター⇒稚内市で宿泊

②6月16日 稚内市の宿⇒サロベツ湿原センター⇒豊富自然公園⇒稚内森林公園⇒稚内港⇒メグマ沼⇒兜沼⇒サロベツ湿原センター⇒パンケ沼園地⇒旭川市内で宿泊

③6月17日 旭川市の宿⇒嵐山公園⇒神楽岡公園⇒旭岳⇒十勝牧場⇒十勝帯広空港

プランの概要

探鳥目的 シマアオジの繁殖活動を観察すること

参加人数 4人

時期設定 5月下旬に飛来するシマアオジが求愛活動をしている時期を狙ったつもりです。

移動手段 北海道までは飛行機、道内はレンタカー(走行距離は956㎞)

なぜ縦断となったのか? シマアオジ観察メインなら旭川と稚内の往復で十分でしたが、GW明けの申し込みで間に合うと思いきや、訪日外国人の北海道人気もあってか帰りの便は旭川はもちろん新千歳まで午後は満席。
泣く泣く十勝帯広空港にしたのですが、十勝と言えば、道内で観察が難しいコアカゲラが比較的観察しやすい場所であることを思い出し、シマアオジとコアカゲラを共に観察してしまおう!と最後はポジティブな気持ちでワクワクしながら計画しました。
しかし、2泊3日でこの移動ですから、運転者には今回も負担をかけてしまいました。

有難うございました。

探鳥雑感

  • 今回はシマアオジ目的だったので、観察できて本当に良かった。それにしても数羽しかいない状態は非常事態であることに変わりなく、来年以降の飛来も定かではない。
  • 日中に約4時間の長距離移動は非常にもったいないので、今後は気をつけたい。
  • 富良野にある東京大学の北海道演習林は今回是非訪れてみたい探鳥地であったが、入場は平日のみのため、探鳥できなかった。
  • 旭岳の残雪状況を事前に問い合わせて、きちんと把握すべきであった。
  • 北海道を中心に展開するコンビニ・セイコーマートは朝食、行動食、間食、夜食に非常に役立つアットホームな雰囲気で、特に北海道限定のアイスは憑りつかれたように食べてしまった。
  • 6月中旬とはいえ、防寒対策は抜かりなく!特に初日は強風でしかも気温10度以下の原野での観察。上着は長袖のシャツとウインドブレーカーで耐えることができたが、双眼鏡を持つ手が寒くて集中力を欠く状況だった。稚内市内で何とか手袋を入手したが、貼るカイロは6月なので薬局にもコンビニにもなかった。
  • 続きは、思い出しては追加していきます!

見聞きした野鳥(鳥類目録 改訂第7版順)

オオハクチョウ
オシドリ
マガモ
スズガモ
カンムリカイツブリ
キジバト
アオバト
ヒメウ
カワウ
アオサギ
ツツドリ
カッコウ
ハリオアマツバメ
オオジシギ
イソシギ
ウミネコ
セグロカモメ
オオセグロカモメ
ハチクマ
トビ
チュウヒ
ノスリ
コゲラ
オオアカゲラ
アカゲラ
ヤマゲラ
モズ
カケス
ホシガラス
ハシボソガラス
ハシブトガラス
ハシブトガラ
ヒガラ
シジュウカラ
ヒバリ
ツバメ
ヒヨドリ
ウグイス
ヤブサメ
エナガ
センダイムシクイ
メジロ
マキノセンニュウ
エゾセンニュウ
コヨシキリ
ゴジュウカラ
キバシリ
ムクドリ
コムクドリ
コマドリ
ノゴマ
コルリ
ルリビタキ
ノビタキ
キビタキ
カヤクグリ
ニュウナイスズメ
スズメ
ツメナガセキレイ
ハクセキレイ
カワラヒワ
ベニマシコ
ホオジロ
ホオアカ
シマアオジ
アオジ
オオジュリン

計67種

オジロワシとアカエリカイツブリはサロベツ原野で繁殖しているので是非とも観察したかった。

シマセンニュウ、ショウドウツバメを観察できなかったのが不思議ではある。

 

探鳥記 北海道縦断⑨ 2018.6.17 旭川⇒帯広 4:30 ~16:10 晴れ

旭岳 8:00~11:30

当初の予定ではロープウェイで姿見駅まで上がり、周辺の散策路でギンザンマシコカヤクグリなどの高山の鳥を観察後、ロープウェイ脇の天人ヶ原を通って下山する計画であった。


しかし、下山時のコース上に残雪がかなりあるので、往復ともにロープウェイを使用した。

下山コースはサメビタキマミジロなど好きな鳥を観察できるチャンスだっただけに残念!

ロープウェイに乗って一気に500mアップして、姿見駅に到着。

周囲の散策路はかなりの雪が残っている。

雪に戸惑いながらも散策路を進むと正面に雄大な旭岳を見えた。

約20年前の来訪時には視界不良で旭岳を拝むことができなかったので、しばし見とれてしまった。

周囲のハイマツ上ではポツンポツンとカヤクグリノゴマがさえずっている。

ノゴマが目の前でさえずっている。

サロベツ原野で何度も見たノゴマより警戒心が薄くてじっくり間近で観察できた。

後はギンザンマシコの観察だ!

ハイマツ上に小鳥の動きがある度に、ギンザンマシコか?と物凄い熱視線を送っていたが、空振りが続く。

第三展望台手前では遠くの稜線上でホシガラスを、散策路のそばで食事をするシマリスを観察。

そして今季もっともギンザンマシコの観察例が多い第三展望台に到着。

すでに20人くらいのバーダーがハイマツの方を向いてたたずんでいる。

お目当てのギンザンマシコは先ほど飛来したそうだ。

しばらく待機していれば、また現れてくれるだろうと楽観的に探索やバーダー達と野鳥談義をして時間を過ごした。

風が強まるとともに下の方からガスが上昇してきて、探鳥状況が悪化してきた。

ここから十勝まで3時間くらい。

十勝地方でコアカゲラ探索を数か所で行いたい。

11時半となり、上京が好転する見込みがないため撤退することにした。

次回旭岳で探鳥するならば、もう2週間ぐらい遅い時期が良いと思った。

気持ちを整えて十勝地方へ。

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス
ルリビタキ
ハシボソガラス
カヤクグリ
ノゴマ
ハクセキレイ
カッコウ
ハシブトガラス
トビ
ホシガラス

計10種

鹿追町 家畜改良センター 十勝牧場 15:30~17:00

長距離移動を経てようやく十勝地方に入った。

ここではコアカゲラを目的として、いくつか探鳥地を回る予定であったが、残り時間を考えて十勝牧場に行くことにした。

広大でしかも改良センターなので一般車の通行禁止エリアが多い。

どこで探鳥できるか?迷った末、川と森が隣接する場所で探鳥することにした。

森ではキビタキキバシリアカゲラなどが次々と登場。

意外と野鳥が濃い場所か?と嬉しい誤算。

もちろんコアカゲラを意識して探索するも見当たらず。

川沿いに行くと樹上ではアオジ、草原ではベニマシコ、深い茂みからはエゾセンニュウの声がする。

ベニマシコはペアで河川敷で水浴びを披露してくれた。

エゾセンニュウはやはりそばで鳴けども姿は見えずの鳥であった。

そばの森からコルリが鳴き始めた。

鳴き声から近くにいる様子でもなかったので声を楽しむだけにしていた。

が、だんだんこちらに移動してきたようなので、最後の力を振り絞って何とか見つけることにした。

しつこく鳴き声がする方向を探索してようやく見つけ出すことができた。

発見した時の喜びを思い出し、また鳴き声に合わせて尻尾を振る姿がかわいいので、動画が2回繰り返しています。

コルリに夢中になっている間に、仲間はハリオアマツバメシマエナガを観察したとのこと。

短い時間であったが、今回探鳥した中でも最も野鳥が濃い場所で楽しめた。

時間となったので名残惜しくも探鳥を終えて、十勝帯広空港へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

ノビタキ
ベニマシコ
センダイムシクイ
キビタキ
キバシリ
アカゲラ
ゴジュウカラ
ウグイス
アオジ
アオバト
エゾセンニュウ
カッコウ
コルリ
ヒヨドリ
カワラヒワ
ツツドリ
ハシボソガラス
ハリオアマツバメ
ツバメ

計19種

探鳥記 北海道縦断⑧ 2018.6.17 旭川⇒帯広 4:30 ~16:10 晴れ

本日3日目にして最終日。

本日は午前中に旭岳で探鳥した後、帯広へ移動して夜の飛行機便で戻る予定。

旭岳に向かう前に旭川市内の気になる探鳥地を簡単に巡ることにした。

旭川 嵐山公園 4:45~5:50

まずは嵐山公園へ。

キツツキ類と出会える可能性が高いとのことなので、注目していたポイントだ。

4時45分に到着、川向うの森からはキビタキの声が聞こえる。

川沿いの樹木ではシジュウカラハシブトガラを観察。

橋を渡り、嵐山公園内にある野草園に入る。

特にこのエリアは野鳥が濃いとのことなので、ここに絞って探鳥することにする。

うっそうとした森に入ると、ツリリリリというキバシリの声が聞こえた。

姿は見えないがキビタキの声は相変わらず聞こえて来る。

登り道がきつく感じられた頃に、キョッ、キョッ、キョッとキツツキ類の声が聞こえて、そばに飛んで来た。

オオアカゲラだ!

頭頂は赤くない雌で、体下面に黒い縦斑は目立つが、下腹と下尾筒はそれほど赤っぽくない。

私達などお構いなしといった感じで盛んに採餌行動をしていた。

クロツグミアカハラも観察されるとのことであったが、今回は確認できず。

ざっと園内を見て、どんな様子か分かったので引き上げることにした。

車に戻る途中、川沿いの樹木に灰色っぽい鳥がふっと止まった。

とっさに双眼鏡を向けると、何とヤマゲラの雌ではないか!

まさかここでヤマゲラを観察できるとは思わなかったので、一同大いに盛り上がった!

ヤマゲラ雌に会えて喜んだのもつかの間、今度は雄を見たい!と思ったのは私だけではなかったはずだ?

気持ちよく次の目的地・同じ旭川市内にある神楽岡公園へ向かった。

※園内の散策路は山の斜面上なので カメラ撮影は手持ちか一脚をおススメします。

見聞きした野鳥(観察順)

キビタキ
アオサギ
コゲラ
ハシボソガラス
ヒヨドリ
シジュウカラ
ハシブトガラ
キバシリ
センダイムシクイ
ヤブサメ
オオアカゲラ
ヤマゲラ
オシドリ
イソシギ

計14種

旭川 神楽岡公園 6:15~6:45

ここでも狙いはキツツキ類とチゴハヤブサの観察である。

駐車場に到着して外へ出ると、すぐにキョッ、キョッ、キョッとキツツキ類の声がする。

急いで声の主を探すと、前の樹木で採餌行動をするアカゲラ雄を発見!(以下の動画の前半部にこの時の様子があります)

早朝のうちにキツツキ類を立て続けに3種をあっさり観察することができた。

今日のこの勢いなら、最難関コアカゲラをこれから向かう十勝地方で観察できる気がしてきた。

アカゲラが飛び去ってしまったので、公園に入ろうとすると、今度は正面の林から聞き覚えのない連続音の声がする。

辺りを探索すると鳥ではなくカメラマンが目に入った。

カメラの先にキツツキの巣穴がある。

そうか、この声はヒナが親に餌をねだる声だ!と思い出した。

子育て中なので、短時間の観察・撮影(動画の後半部)で、その場を離脱して奥へと進む。

北海道らしいスケールのある公園で、すべて回る時間もない。

上空や樹上付近で観察できるでろうチゴハヤブサを意識してしばらく探鳥した後、引き上げた。

ここまでの良い流れを持って、いよいよ旭岳へ向かう。

見聞きした野鳥(観察順)

アカゲラ
ハシボソガラス
ムクドリ
キビタキ
シジュウカラ

計5種

探鳥記 北海道縦断⑦ 2018.6.16 稚内⇒旭川 4:30 ~16:10 晴れ

サロベツ湿原センター 13:45~15:05

再度シマアオジを見たいので7時間ぶりに戻ってきた。

今回はどんな展開が待っているか?

コヨシキリノゴマのさえずりを聴きながら喜び勇んで木道に出てみるも、朝方20人はいただろうバーダーの姿が見当たらない。

シマアオジが姿を見せないので諦めて帰ってしまったのか?

それとも日中なので撮影条件が悪いからなのか?

どんな状況下であれ、何とかシマアオジを見つけるぞ!

ということでスコープで広大な湿原を食らいつくように探索開始。

早朝に比べると格段に野鳥の動きが少なく、ノビタキが遠くの方で移動するのを時々観察するぐらいだった。

鼻息荒い割には30分くらいで集中力というか執着心がなくなってきた。

今朝観察できたから良しとしよう!とセンター前付近に戻ることにする。

途中、不意の猛禽類が現れたので注視するとチュウヒだった。

フワフワした凧のような飛び方と正面から見ると翼を浅いV字の角度を保ち、いかにもチュウヒらしい飛び方

センター前ではノゴマがさえずりを披露してくれた。

昨日と同一個体かな。

次回、再訪した時にシマアオジとまた再会できることを祈りつつ、センターを後にした。

見聞きした野鳥(観察順)

コヨシキリ
ヒバリ
ノゴマ
ノビタキ
オオジュリン
チュウヒ
オオジシギ
ホオアカ
ハクセキレイ
ハシボソガラス

計10種

パンケ沼園地 15:35~16:10

サロベツ原野から本日泊まる旭川まで車で約4時間。

あまり時間がないが最後に気になるところをサッと探鳥することにした。

場所はパンケ沼で、昨日訪れた幌延ビジターセンターの北部に位置する。

駐車場前に看板を見ると以前はこの付近でも普通にシマアオジが観察されていたことが分かる。

しかし、この広いサロベツ原野、シマアオジがもはやサロベツ湿原センター周辺にしかいないと決めつけるのは夢がない。

淡い期待を持って探鳥開始する。

目の前には広大なパンケ沼が見える。

アカエリカイツブリの繁殖の様子を観察するのも今回の目的の1つである。

長沼やパンケ沼での目撃例が多いので期待するも、観察できたのは越夏中のスズガモの小群のみ。

サロベツにいると利尻岳の存在が気になり、つい探してしまう。

見つけるとホッとするのは山好きという理由だけでないような気がする。

沼の周辺で余裕?の片足でさえずるノゴマと出会った。

サロベツではノゴマを観察する機会が多かった。

タイムアップで帰る間際、コヨシキリが最後に近くでさえずりを披露した。

サロベツでは普通種のコヨシキリであるため、今回はあまり熱心に観察しなかったが、やはりじっくり見ると小さい体に割りに一生懸命さえずる姿が健気で可愛い。

16時を過ぎた!

慌ただしい一日であったが、シマアオジも観察できたし、次回以降の観察ポイントの下見ができた。

サロベツ原野と利尻岳の夕陽の光景を見たかったが、名残惜しくもサロベツを後にした。

見聞きした野鳥(観察順)

ノゴマ
コヨシキリ
スズガモ
オオジュリン
ウグイス
ノビタキ
トビ

計7種

探鳥記 北海道縦断⑥ 2018.6.16 稚内⇒旭川 4:30 ~16:10 晴れ

メグマ沼 11:20~12:00

メグマ沼周辺は稚内空港から東側へ徒歩10分程度に位置する湿原で、特にツメナガセキレイを観察しやすいとのこと。

到着するとさっそく黒い頭のオオジュリンを発見。

 

様々な野鳥に会えそうな雰囲気であるが、湿原内に入ってからは強風のせいか鳥の気配がなく、戸惑いながら木道を進む。

ようやく間近にツメナガセキレイが飛んで来た。

巣が近くにあるのだろう、くちばしにエサをたくさんくわえている。

沼のほとりに到着。

強風で水面が波打っている。

沼にも周辺にも鳥がいない、、、ので引き返した。

復路ではまたもやツメナガセキレイが登場!

ペアで行動中のようで、我々の周辺を飛び回ってはお気に入りの止まり木で鳴いている。

評判通り、ツメナガセキレイの観察に適した場所であった。

正午を過ぎた。

次の目的地、兜沼へ。

メグマ沼でのツメナガセキレイのまとめ動画

前半は往路、後半は復路の映像。鳴き声はビジッ、ビジッという感じでキセキレイのチチン、チチンではない。外側尾羽2枚の白さがやはり目立つ。

※木道の幅は、スコープや大型レンズ装着のカメラの三脚を使用するには狭いので、ここでは手持ちか一脚をおススメします。

見聞きした野鳥(観察順)

オオジュリン
ツメナガセキレイ
ノビタキ
ウグイス
トビ
コヨシキリ
ヒバリ

計7種

兜沼 12:45~13:10

大学2年の夏に宗谷本線を途中下車して兜沼で探鳥した記憶がある。

入口にある兜沼公園とある看板を見て、ここで初めてオオアカゲラを観察して喜んだことを思い出した。

入口付近の森からはチヨチヨビーのセンダイムシクイ、草むらからフィッ、フィッというベニマシコの声がする。

この公園はキツツキ類の観察する機会が多いとのことなので、特に樹木での鳥の動きを注意しながら奥へ進む。

不意にムクドリの群れが樹木を移動する。

コムクドリは混じっていないか!

いない、、、。

兜沼にアカエリカイツブリがいるか気になるので先に行って沼を探索。

残念ながらアカエリカイツブリはいなかったが見事な繁殖羽のカンムリカイツブリがいた。

後方のメンバーがニュウナイスズメコムクドリを発見したので、合流後に無事観察した。


水浴びをするために降りて来たニュウナイスズメ


コムクドリ

両者ともこの旅で初めての観察となった。

30分弱の探鳥となったが、再度シマアオジをじっくり観察したいので、足早にサロベツ湿原センターへ。


兜沼から利尻岳を望む

見聞きした野鳥(観察順)

センダイムシクイ
ウグイス
ベニマシコ
コヨシキリ
ムクドリ
カンムリカイツブリ
ニュウナイスズメ
コムクドリ
カッコウ
アオバト
トビ
アオジ

計12種

探鳥記 北海道縦断⑤ 2018.6.16 稚内⇒旭川 4:30 ~16:10 晴れ

豊富自然公園 6:50~8:00

シマアオジ観察というこのツアーの最大の目的を達成し、安堵感と開放感一杯でセンター近くの豊富自然公園へ。

ここでは森林性の野鳥を観察したい。

アカハラコマドリコムクドリコルリキビタキセンダイムシクイアカゲラツツドリカッコウハシブトガラなどが観察できるそうだ。

7時前に公園駐車場に到着。

早朝の夏鳥のコーラスを期待するには遅い到着ではあるが、さっそく森のほうからキビタキツツドリの鳴き声が聞こえて来た。

期待を膨らませて森の中へ。

豊富自然公園は平地にあるレジャー施設と森とで構成されているようだ。

森に入ると意外と鳥が少ないので戸惑った。

鳥影が薄い中、キビタキの姿を見て一安心。

森の散策コースはフラットではなく山の斜面をのぼる設定である。

普段からあまり利用されていないのか、森の散策コースの小径は荒れ気味であった。

森の中はうっそうとした雰囲気で、サロベツ原野のそばなのに先ほどまで湿原にいたことを忘れてしまうほどの深さである。

野鳥がたくさんいる匂いがするのだが、、、。

鳥達が繁殖期に入り、観察しにくいだけなのか?そもそもいないのか分からない。

この森の中ならコマドリコルリの声が響き渡って素晴らしいのだろうなぁと妄想モードに。

時々センダイムシクイヤブサメキビタキの声が聞こえ、ヒガラコゲラがそばに現れてくれた。

静かな雰囲気なので、特にヤブサメの声がいつも以上に際立って聴くことができた。

森の中をずいぶんと登り、ようやく尾根沿いの小道に出ると、そこにはサロベツ原野と利尻岳を見渡せる展望が待っていた。


洋上アルプスと謳われる利尻岳

野鳥観察の方は予想外であったが、次回道北に来る際はまた是非探鳥しようと思う場所であった。

次の目的地は稚内市に戻り、またもや森林性の野鳥を求めて稚内森林公園へ。

見聞きした野鳥(観察順)

キビタキ
ウグイス
アオジ
ツツドリ
キジバト
センダイムシクイ
シジュウカラ
コゲラ
ヤブサメ
ヒガラ
ハシボソガラス

計11種

稚内森林公園&稚内港 9:20~10:50

実は昨夜の宿の裏山付近に稚内森林公園がある。

夜間、裏山から盛んにエゾセンニュウの声がしていたので、エゾセンニュウを是非観察したいものだ。

この森林公園、コマドリコルリアカハラコサメビタキキクイタダキキビタキなど、このエリアでは一番森林性の野鳥が観察できるとの話。

知り合いの情報によると、コマドリの密度が高いこと、以前この時期にギンザンマシコ!の群れを観察したとのこと。

車中でイメトレ探鳥を終えて、後は現実を確認するだけ!と幸せな気分で現地入り。

早速、駐車場付近で遠くの方から複数のコマドリの声がする。

近くからの声なら何とか見つけ出したいが、この様子ならどこかで必ず観察できるだろう。

依然として楽観モードであったが、いかんせん公園内は広すぎてポイントが分からず、野鳥と会えない状態が続いてしまった。

針葉樹林帯の斜面を登ることとし、針葉樹の好きなキクイタダキギンザンマシコなどに注意して探索するも気配なし。

このまま登り切ると稚内市街を見渡せる場所にたどりついた。

はるか遠くに宗谷岬が見える。


眼下に稚内港を望む

そばではホオジロが気持ちよさそうに囀っていた。

道北の景色を味わった後、鳥影が少ないので別ルートで駐車場へ戻ることに。

途中、シマエナガの群れに遭遇して、一同喜びに沸く。

シマエナガ北海道で生息するエナガの亜種で、成鳥は頭部が真っ白なのでエナガとの識別は簡単である。

カワイイ!カワイイ!と言いながら観察していると、群れの中にエナガのように頭部の一部が黒い個体がいる。

エナガ?と一瞬考えたが、シマエナガの幼鳥の特徴であることを思い出した。

ようやく盛り上がって、この勢いでドンドン観察するぞ!と息を吹き返したが、結局駐車場までサプライズはなかった。

北海道探鳥を実感するシマエナガを観察できて良かったが、アカゲラオオアカゲラヤマゲラなど大型キツツキ類を豊富自然公園でもそうだったが、観察できなかった。

豊富自然公園に続き想定外の探鳥結果となってしまった。

良い探鳥地なのだから、もう少し詳細な下調べが必要だった反省、、、。

駐車場上空をオオセグロカモメが舞っているのを見て、稚内港で海鳥をチラ見したくなった。

次に行く探鳥ポイントはまだまだあるが、急遽稚内港へ。

港内にはオオセグロカモメウミネコセグロカモメが舞っている。

水面に何か浮いていないか?とりあえず見ると、まっ黒な水鳥を発見。

スコープで見ると背中の金属光沢が綺麗なヒメウであった。

ちょっと得した気分で、次の目的地メグマ沼へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順

コマドリ
エゾセンニュウ
ハシボソガラス
キジバト
ヒガラ
カケス
ウグイス
センダイムシクイ
ツツドリ
ホオジロ
エナガ
キビタキ
シジュウカラ
オオセグロカモメ
セグロカモメ
ウミネコ
ヒメウ

計17種

探鳥記 北海道縦断④ 2018.6.16 稚内⇒旭川 4:30 ~16:10 晴れ

サロベツ湿原センター 4:30~6:40

北海道探鳥2日目。

4時半にセンターに到着。

そばの森からエゾセンニュウの声が聞こえている。

昨日の夕方から鳴き続けているのだろうか。昨夜稚内市内の宿の裏山で鳴くエゾセンニュウの声が街路まで響いていたので、そんなことをふと考えた。

センター内に入って、昨日最後にシマアオジが観察された湿原奥のポイントへ真っ直ぐ進むと、昨日お世話になったバーダーがすでに待機中。

話によるとすでにシマアオジは4時過ぎに登場したそうだ。

昨日に比べて寒くなく風もほぼなく良い観察状況である。

目の前に広がる湿原の向こうには利尻岳が雲間から姿を現わしており、サロベツ原野にいることを実感させてくれた。

観察環境は整った!後はシマアオジを探索するのみ。

近場はカメラマンに任せるとして、スコープで遠くを重点的に探索することにする。

あこがれ続けたシマアオジ、、、。

自分自身で何とか探したいと近年稀にみる執着心で探索を続ける。

全長14㎝のシマアオジスズメぐらいの大きさなので、遠目での観察ではちょっとした動きに反応しないと厳しい状況である。

探索当初は風に揺れる草にも反応していたが、徐々にこの場で飛び回るノビタキを観察して行くうちに鳥の動きを素早くキャッチできるようになった。

そしてついにその瞬間が来た!

距離はおよそ70mくらいか、ついに草の上でじっとしているシマアオジを発見!
ついに登場したシマアオジ雄 以下4枚の画像は全て同行者Sさんが撮影

前日、豪快に誤判定したので何度も確かめたが、下面の黄色と上面の赤栗色の姿がハッキリと分かる。

ついにシマアオジを見ることができた、、、。

仲間やバーダー達に急いで知らせて、周囲は一気に盛り上がりを見せた。

喜びより安堵感が先行して意外と冷静であったつもりだったが、ふと気が付くと足が小刻みに震えているではないか!

このシマアオジ、遠くにいても体下面の黄色が非常に目立つ鳥で、一度見つけると目が慣れたせいか次に見つけるのがずっと容易になった。

発見した5時以降、雄が1時間に4回も登場しては、我々がいる木道近くを2回も横切っては付近にある樹上にとまったり、あの涼やかなさえずりを2回聞くなど、地元バーダーいわく久々の大サービスをしてくれた。

動画
記録よりも記憶に!と咄嗟に、まずは撮るより見入ってしまうのがバードウォッチャーの性。今回もついスコープでシマアオジに見入ってしまい、撮影は飛び出し直前の2場面のみとなってしまいました。

念願のシマアオジ観察して、ようやく周囲の野鳥を観察する余裕が出て来た。

先ほどから時々マキノセンニュウの連続音が聞こえていたので、本格的に探索開始。

声のする方向を見て、以前の観察経験から地上1メートルくらいを上限にして探すと、意外と直ぐに見つかった。

場所は木の根元付近にある横枝の上で、以前霧多布で観察した個体も同じような場所であった。

マキノセンニュウ探索のご参考に!

マキノセンニュウの観察を終えて、再度シマアオジを観察しようと目の前に広がる湿地を探索したが、鳥の気配がない。

最後にシマアオジを観察してから30分以上経っている。

鳥達の早朝の活発な時間帯が終わって、しばらくはこの状態が続くと思い、一度センターを離れて他の探鳥地に行くことにした。
シマアオジがいる風景 去り際に利尻岳が姿を見せた。

次は山野の鳥を観察すべく、付近にある豊富自然公園へ。

見聞きした野鳥(観察順)

エゾセンニュウ
ウグイス
ハクセキレイ
ノビタキ
コヨシキリ
ハシボソガラス
ツツドリ
オオジシギ
アオジ
ヒバリ
カッコウ
シマアオジ
ホオアカ
マキノセンニュウ

14種

探鳥記 北海道縦断③ 2018.6.15 旭川⇒稚内

サロベツ湿原センター 16:10~18:00

幌延ビジターから移動。

いよいよシマアオジと会える!

興奮を抑えながらセンター内の木道に入る。

ちょうど木道から数人のバーダーが帰ってきたので、シマアオジのことを尋ねると目撃していないという。

衝撃告白にしばし呆然としたが、よし!何とか見つけるぞ!と鼓舞して動き出した。

木道からはマキノセンニュウの虫の鳴き声のような連続音、鮮やかなベニマシコ雄の姿を見聞きして、これよ!これよ!これぞ北海道の湿原よ!とテンションが上がってきた。

動画 ※音声は消しています。0.125倍のスロー再生あり。

繁殖期の鮮やかなベニマシコ雄を観察できるのが北海道探鳥の楽しみの一つ!

奥に進むと今年のシマアオジの観察ポイントの1つと言われている池の前の湿原に到着。

絶対見つけるぞ!と肉眼と双眼鏡と60倍のスコープを駆使して、ひたすら周囲を探索する。

だんだん集中力が低下するととも妄想力が上昇し、茂みの草模様が草陰に潜むシマアオジに見えてしまい、シマアオジ発見!と一人で興奮してしまうこともあった。

シマアオジ探索に疲れ始めた頃に、突然綺麗な鳴き声がそばで聞こえた。

赤い喉が綺麗なノゴマだ!

ノゴマが飛び去った後、更に奥の木道に進み、バーダーが集まっている観察ゾーンに到着。

バーダーの話によると、最近は悪天候が続き、また低温のためシマアオジの活動は非常に不活発であること、本日は午後3時頃に鳴き声と飛び去る姿を目撃したのが最後で、おそらく本日はもう観察できないだろうとのことであった。

シマアオジが一時間前までここにいたという生存情報だけでも確認できて嬉しい!

目撃情報を聞いて、目の前に広がる湿原のどこかにいるのだからギリギリの時間まで探すぞ!と再度テンションが上がる。

探索中、何度もオオジシギが頭上をディスプレイフライトをする。

鳴き声と羽音をこんなに間近で感じることができるとは!

シギチドリ大好き人間としては丁寧に観察したくて仕方ないが、この時間はシマアオジに集中!

結局、18時まで粘って探索したが、シマアオジは発見できず。

帰り際、センター付近の森からはエゾホトトギスの異名を持つエゾセンニュウの鳴き声が聞こえてきた。

明日はシマアオジを観察できるかどうか?期待と不安の中で稚内の宿へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

カワラヒワ
ハクセキレイ
ベニマシコ
マキノセンニュウ
カッコウ
オオジシギ
ノゴマ
ハシボソガラス
カワウ
ノビタキ
ハシブトガラス
エゾセンニュウ

計12種