探鳥記 2021.3.15 舞岡公園 9:15~10:50 晴

そろそろヤマシギが繁殖地へ移動する時期なので、動向を確かめるべく舞岡公園へ。

園内ではウグイスの囀りがあちこちから聞こえ、春の到来を実感。

ヤマシギきざはし湿地を中心に探索したが、見当たらず。

地元バーダーの方によると、3月10日から目撃されていないそうだ。

夕方から活発に動き出すので、人目に触れずに滞在している可能性はある。

ちなみに昨年の終認は3月17日で、過去最高は4月17日とのこと。

水車小屋前の草地ではヒクイナを観察。

草原の中にいるとは分かっていても、突然の出現と素早い動きに毎度振り回されてしまう。

更にあの狭いエリアに何と2羽もいるから驚きである。

あっという間に姿を消したヒクイナ

アオジもまだ滞在中であるが、数は減少したように思えた。

コチドリを探しに金井遊水地へ移動した。

次回に続く。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ、ウグイス、シジュウカラ、コゲラ、ハシボソガラス、ヤマガラ、アオジ、メジロ、アカハラ、ツグミ、エナガ、ヒクイナ、ジョウビタキ、カルガモ、ハシブトガラス、ムクドリ 計16種

レポート 2021年横浜市内一人ガンカモ調査

今回は今年一月に実施した横浜市内一人ガンカモ調査の報告です。

野鳥の会神奈川支部が毎年実施している県内ガンカモ調査と同時期に横浜市内全域のガンカモの調査を実施しました。

調査期間は1月1日~31日で、調査地は市内全18区の49か所でした。

昨年も横浜市内の主要なガンカモ観察地23か所を調査しましたが、調査できなかった場所があったり、すべての区を回れなかったりと不十分な出来となり残念でした。

そこで今年は気合を入れまくりまくって、市内全域49か所を調査しました!

その調査結果がこちら。

観察種と個体数

オシドリ    91羽(雄58 雌33)
オカヨシガモ  234羽(雄58 雌33)
ヨシガモ    6羽(雄3 雌3)
ヒドリガモ   249羽(雄142 雌107)
アメリカヒドリ 1羽 (雄0 雌1)
マガモ     107羽(雄59 雌48)
カルガモ    421羽(雄雌不明)
ハシビロガモ  86羽(雄56 雌30)
オナガガモ   106羽(雄68 雌38)
コガモ     1046羽(雄553 雌493)
ホシハジロ   250羽(雄173 雌77)
キンクロハジロ 417羽(雄283 雌134)
スズガモ    691羽(雄335 雌356)
ミコアイサ   6羽(雄4 雌2)
ウミアイサ      2羽 (雄0 雌2)

合計 15種   3713羽

調査期間中、こども自然公園から一時行方不明になったクビワキンクロ、2月になって恩田川に登場したトモエガモ、八景島沖で多分見逃しただろうホオジロガモなど結果に反映できず残念でした!

次の調査は5年後!というつもりで全力で取り組み、終了時は達成感に満ちあふれていましたが、、、時間が経過するとともに反省点とその改善点が頭に浮かんでは次回のことを考えてしまい、怖いですね!

次回開催がいつになるか分かりませんが、今回の結果を基準値にして今後の横浜のガンカモの動向を調査し続けていきたいです。

新横浜公園では最大6羽のミコアイサが観察された

スズガモ雄 山下公園にて

ハシビロガモ雄 菊名池にて

調査地一覧

瀬上池
いたち川
日野川
大岡川
久良岐公園
舞岡公園
柏尾川 (笠間~平戸永谷川遊水地)
金井遊水地
野島周辺
海の公園
八景島周辺
称名寺
長浜公園
富岡船だまり
ベイサイドマリーナ
新杉田臨海公園
三渓園
山下公園
みなとみらい地区(大桟橋~臨港パーク)
ポートサイド
神奈川区臨海部 (東神奈川駅周辺)
鶴見川河口
三ツ池公園
二つ池
菊名池
岸根公園
四季の森公園
こども自然公園
帷子川 (鶴ヶ峰~天王町)
新横浜公園
恩田川(県境~河口)
鶴見川中流①(恩田川河口~新川向橋)
鶴見川中流②(新川向橋~大綱橋)
鶴見川中流③(大綱橋~矢上川河口)
谷本川(寺家~川和)
奈良山公園
もえぎの公園
寺家
早渕川(いずみ野駅~センター南駅)
山崎公園
徳生公園
都築中央公園
鴨池公園
茅ヶ崎公園
せせらぎ公園
矢上川(日吉~河口)
境川遊水地(俣野・下飯田)
和泉川(境川遊水地~二ツ橋)
境川(新道大橋~立石)

以上、49か所

調査地で見聞きした他の野鳥達(鳥類目録改訂第7版順)

キジ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、ヒメウ、ウミウ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロサギ、クイナ、ヒクイナ、バン、オオバン、イカルチドリ、ヤマシギ、タシギ、イソシギ、キョウジョシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、フクロウ、トラフズク、カワセミ、アリスイ、コゲラ、アオゲラ、チョウゲンボウ、モズ、カケス、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ、オオジュリン 計74種

※調査したカモと合わせると89種となります。更に自分と信頼している鳥仲間の1月の記録ではクビワキンクロ、ホオジロガモ、セッカ、ヨシゴイ、ケリ、ツミ、ハヤブサ、サンショウクイ、キクイタダキ、ヒガラ、アカゲラ、キレンジャク、ヒレンジャク、ビンズイ、ウソの15種が確認されています。合計すると横浜市内では1月に少なくとも104種が記録されました。

 

探鳥記 2021.3.14 円海山周辺 8:40~10:50 晴

冬鳥シーズン終盤の様子と春の気配を求めて、地元の円海山へ。

冬鳥はアオジマガモがいまだ健在。


アオジ


マガモ雄 今季は雄4雌3が瀬上池で滞在中

冬に山間部から降りて来た漂鳥組ではカケスを見聞きすることができたが、本日もアカゲラキクイタダキは観察できず。

カヤクグリは前回観察した場所で本日も目撃談があったが、出会えなかった。

本日のハイライトは瀬上池のカワセミのペア。

水面だけでなく周囲の森を鳴きながら2羽で飛び回っていた。

枝先で小休止している雄を観察すると、くちばしに土が付いており、付近の崖で巣穴を造成中の様子だった。

カワセミ

池のそばで満開に咲く木蓮

見聞きした野鳥(観察順)

ハシボソガラス、ウグイス、アオジ、シジュウカラ、エナガ、コゲラ、ヤマガラ、マガモ、カルガモ、カケス、メジロ、ハシブトガラス、キセキレイ、カワセミ、トビ 計15種

 

探鳥記 2021.3.9 宮ケ瀬湖 早戸川林道 10:35~15:40 曇

2月23日以来の早戸川林道。

本日はガイドとしての探鳥で、目標はヤマセミを観察すること。

鳥仲間の情報では最近は午前中から観察される機会が多いそうだ。

駐車場からスタートして早々にエナガの群れと出会った。

良く見ると1羽が鳥の羽根だろうか巣材をくわえていた。
エナガ あの小さく短いくちばしにたくさんの巣材をくわえていることにビックリ!

エナガの群れに続いて、今度はミヤマホオジロが登場!

今季初めての観察となり、一気にテンションが上がった!

ミヤマホオジロ雌 換羽付近の黄色と腰の灰褐色に注目!

宮ケ瀬湖が見えてので水面付近をチェック。

前回は飛翔するヤマセミを観察した場所だ。

ヤマセミの気配はなかったが、ミサゴと遠くに浮かぶホシハジロが目に付いた。
拡大画像白い頭部が際立つミサゴ

ヤマセミのポイントである金沢橋まではベニマシコカケスが印象に残った。

木の実をくわえたまま森の中へ飛び去ったカケス

肝心のヤマセミは金沢橋を通過するまで見当たらず、バーダー達の中には諦めて帰る姿も。

本日はこのまま現れないのか?

最近の出現状況から楽観的であったが、ここにきて初めて不安となった。

その不安も金沢橋からさらに奥へ進む途中で解消、枝どまりする2羽のヤマセミを無時観察できた。

左)雌 右)雄 今季のお気に入りのポイントだが、2羽との距離が遠く、しかも手前のある樹木で撮影には不向きなポイントである

ヤマセミ観察を十分に堪能して、もうしばらく先に進むことにした。

途中でフサザクラのつぼみに群がるアトリマヒワカワラヒワ達や巣材集めに奔走するミソサザイを観察することができた。

マヒワ

アトリ

巣材をくわえるミソサザイ

巣材集めの合間に小休止するミソサザイ

復路もヤマセミウソの登場で盛り上がった。

さきほどより更に遠い場所にいたヤマセミ 

ウソ雄(亜種アカウソ) 出会えた喜びと見納めの悲しみが入り混じった

恵まれた天候の中、目的のヤマセミを観察でき、またこの時期にしては冬鳥を一通り観察でき、気持ち良く探鳥を終えることができた。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ、シジュウカラ、エナガ、ヒガラ、アオジ、ミヤマホオジロ、ウグイス、キジバト、ホシハジロ、ミサゴ、トビ、マガモ、カワウ、アオサギ、ヤマガラ、ベニマシコ、カケス、カワセミ、ダイサギ、ヤマセミ、カルガモ、キセキレイ、コゲラ、メジロ、コガラ、マヒワ、アトリ、カワラヒワ、カヤクグリ、ミソサザイ、ルリビタキ、ウソ、ハシボソガラス、カンムリカイツブリ 計34種

探鳥記 2021.3.6 ベイサイドマリーナ 10:40~11:10 曇

金沢区臨海部のベイサイドマリーナの水辺の鳥が気になったので、ちょっと覗いてみた。

湾内ではスズガモカンムリカイツブリの小群が滞在中。

スズガモの群れ 今季は100羽単位の群れは一度も見られなかった
カンムリカイツブリの群れ 前回と比べて繁殖羽の個体が多くなった

群れの向こうに見える防波堤にはカワウウミウヒメウオオセグロカモメ

スコープでじっくり観察してみると、少なくとも5羽のヒメウを確認、嬉しい驚きであった。

防波堤上で休むの群れ ヒメウウミウ探しが楽しみの一つ

冬の常連のクロサギミサゴは本日は不在で残念、、、。

本日の注目は越冬キョウジョシギ

合計28羽をカウント。


越冬中のキョウジョシギの群れ

キョウジョシギの休息しているテトラポットの周辺に白っぽい羽根があちこちに落ちており、非繁殖羽から繁殖羽への換羽が始まっているようだ。

肩羽に茶色の繁殖羽が見える個体を見つけて、換羽を確認した。


キョウジョシギ繁殖羽へ換羽中の個体 周囲に比べて体上面の茶色が目立つ

シギチ好きとしては地味に嬉しい発見であった。

見聞きした野鳥(観察順)

カンムリカイツブリ、スズガモ、イソシギ、イソヒヨドリ、ハクセキレイ、アオサギ、カワウ、ウミウ、ヒメウ、カルガモ、オオセグロカモメ、キョウジョシギ、シジュウカラ 計12種

探鳥記 2021.3.4 新横浜公園 13:30~14:45 晴

こども自然公園から新横浜公園へ。

ポカポカ陽気が続き、そろそろカモ達が北へ戻る頃合い。

到着時、自称横長池ではカモの姿はまばらであったが、オオジュリンの小群が動き回っており、間近での観察を楽しむことができた。

オオジュリン ここでは3月になると観察されることが多くなる

いつものタシギクイナ探しだが、本日は常連のタシギも見当たらず。

亀甲橋そばの水面にカモ達が集まっていた。

ハシビロガモの群れ 雄は換羽中の個体も混ざり、様々な装いを楽しめた


ミコアイサ雌 しばらく雄4羽雌2羽がいたが、この個体だけが滞在中。

オカヨシガモ雄 本日は2羽のみを確認、そろそろ見納めで寂しい

カワセミ雄 本日は2羽がつかず離れずの距離感で行動していたしていた

最後に自称奥池に周り、トラフズクノスリを確認して、お開きとした。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイ、ツグミ、コサギ、オオジュリン、オオバン、スズメ、モズ、オカヨシガモ、ダイサギ、ミコアイサ、コガモ、ハシビロガモ、ベニマシコ、シジュウカラ、カワセミ、カワウ、トラフズク、ノスリ 計20種

探鳥記 2021.3.4 こども自然公園 8:10~12:30 晴

今季は冬鳥の当たり年であったこども自然公園。

前回の探鳥は1月18日で、その時はトラツグミマヒワルリビタキアトリなどをじっくり探鳥した。

冬鳥観察の最盛期は過ぎたが、冬鳥がいなくなる前に今一度探鳥したくなった。

あわよくば、前回会えなかったアカゲラビンズイキクイタダキ辺りを観察したいところ。

開始早々にカラ類の混群に遭遇。

キクイタダキの控え目な連続音の地鳴きをキャッチ!

この冬初見となる嬉しい出会いとなった。

ホタルの湿地では常連のルリビタキ雄。

本日も愛想の良いルリビタキ

池の周りではエナガの群れと出会った。

巣材運びをしている個体もいた。

エナガ

池ではキンクロハジロクビワキンクロ雌が依然滞在中。

クビワキンクロ雌は1月に結氷時に一時行方不明となったが、しばらくして戻ってきたとのこと。

どこに移動していたのか気になっていたが、知り合いが野鳥の会の神奈川支部のガンカモ調査中に帷子川で発見していた。

クビワキンクロ

キンクロハジロ雄 脇の褐色斑が消えて白くなり繁殖羽となった個体

キンクロハジロ雌 腹部に粗く不規則の横斑がある繁殖羽の個体

その後も公園内を一回り探鳥したが、明らかに鳥が少なくなっていた。

最後にひっそり採食するカシラダカを観察してお開きとした。

次の目的地、新横浜公園へ。

次回に続く。

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ、コゲラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、メジロ、ヤマガラ、ハシボソガラス、ウグイス、キクイタダキ、カケス、エナガ、アオゲラ、アオジ、ルリビタキ、キジバト、キンクロハジロ、カルガモ、クビワキンクロ、ハクセキレイ、ツグミ、カワウ、カワセミ、ホオジロ、モズ、カシラダカ 計25種

探鳥記 2021.2.23 宮ケ瀬湖 早戸川林道  12:30~16:10 晴

相模大堰から宮ケ瀬湖へ。

目的は湖畔の早戸川林道での目撃談が続くヤマセミだ。

林道に入って湖面を見渡せる場所に出ると、早速ヤマセミが登場!

水面近くをキャラ、キャラと鳴きながら視界から消えていった。

幸先良いスタートが切れた。

春を感じる林道内はカラ類やウグイスなどの留鳥が目立つ。

冬鳥はジョウビタキだけの状態がしばらく続いたが、ようやくカヤクグリが登場。

カヤクグリ参上!周囲に溶け込んで見つけにくかった

ヤマセミのポイントの金澤橋に到着。

本日はまだヤマセミは観察されてないようだ。

橋でヤマセミの登場を待機せずに脇にある金沢林道へ。

しばらくすると針葉樹林でカラ類の混群と遭遇。

キクイタダキだけでなくアトリも混じっていて驚いた。

アトリ 頭部がかなり黒くなってきている

林道内に深山に分け入る雰囲気が出て来たころ、ミソサザイの鋭い地鳴きが!

周囲に緊張感が漂う中、地鳴きに続いて何と複雑で高音大音量の囀りが!

何とか見つけ出して、尾を上下に振る姿を観察できた。

拡大画像
ミソサザイ いよいよ繁殖活動開始である

これ以上、進むとハマりそうなので、金澤橋まで引き返すと、直前までヤマセミがいたが飛び去ってしまったという恐ろしい宣告を受けた。

しばし愕然としたが、しばらくすると幸運にもヤマセミが再び戻って来た!
ヤマセミ 本日の主役がいよいよ登場!

枝止まりしているヤマセミをじっくり観察・撮影していると、今度はカワセミがそばにやって来た。
カワセミ タイミングの良い登場に感謝!

この勢いでアカショウビン!とは今の時期ではさすがに無理だが、数か月もすれば宮ケ瀬周辺のどこかでは人目を忍んで実現しているかも。

恒例の大きさ比較をしたが、ヤマセミカワセミではキジバトスズメくらいの差がある。

カワセミの登場を挟んで、このヤマセミは眼の前で2回ダイブを披露した後、飛び去って行った。
現場から飛び去るヤマセミ 

復路はカヤクグリを間近で見たり、サルの群れとの遭遇を楽しんだ。
哀愁の漂う子ザル

道中、ベニマシコが観察できないのを残念がっているのが聞こえたのか⁈林道入り口の手前の最後の最後でベニマシコの雄雌が登場!

ベニマシコ

本日は会えずじまいで終わるかと思っていたので、いつもより愛おしく観察してしまった。

本日は目標のヤマセミを無事に観察でき、さほど期待していなかった冬鳥も常連さんは観察でき、ミソサザイのさえずりアトリの容姿に春の到来を感じることができ、気持ち良いお開きとなった。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ、ジョウビタキ、カワラヒワ、カワウ、カンムリカイツブリ、ヤマセミ、エナガ、ウグイス、コゲラ、シジュウカラ、カケス、カヤクグリ、キクイタダキ、ヒガラ、アトリ、ミソサザイ、ヤマガラ、ルリビタキ、ハシボソガラス、トビ、ノスリ 計21種

探鳥記 2021.2.23 相模大堰 9:30~11:30 晴

本日は相模川中流のカモと宮ケ瀬のヤマセミを観察すべく神奈川の県央エリアへ。

まずは相模大堰へ。

この周辺は冬季の行われる探鳥会では60種類近く記録されることがある屈指の冬鳥探鳥地として有名。

できれば春めいた日ではなく最盛期に探鳥したかったが、当地の底力に期待したいところ。

横から見た相模大堰 

堰の上は遊歩道として両岸の行き来ができるので、観察には最適な場所である。

数は少ないが川面にはカモが点在しており、カワアイサヨシガモとお目当てのカモも確認できた。

数日前はヨシガモが求愛行動をしていたそうだ。

堰から下流域を望む 浚渫工事中で水鳥はほぼいなかった。

カワアイサ 左)雄 右)雌 観察中はずっと一緒に行動していた

堰を往復して右岸に戻り、下流にあるほほえみ広場に移動。

この周辺では最近はアカハラクイナベニマシコの出が良いとのことで、要チェック。

運よくクイナを目撃でき、ベニマシコは遠くでなく声をキャッチできた。

空気を読んで?クイナが登場!

続いてウグイスジョウビタキモズカシラダカカワラヒワの常連さんも察できた。

上空では何とヒメアマツバメが乱舞していた。

先月この上流の磯部堰そばでも目撃したので、相模川周辺は越冬ヒメアマツバメは日常の光景なのかもしれない。

拡大画像

次の目的地の宮ケ瀬に移動。

次回に続く。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ、ホオジロ、ヨシガモ、コガモ、ノスリ、オナガガモ、ヒドリガモ、カワアイサ、トビ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、
カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、オオバン、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ジョウビタキ、キジバト、カワラヒワ、ウグイス、モズ、ムクドリ、タヒバリ、カシラダカ、クイナ、シメ、アオサギ、ダイサギ、バン、ベニマシコ、ヒメアマツバメ 計33種

クロジ 2021.2.19 舞岡公園

今回の特集は舞岡公園で観察したクロジ雄です。

雄は渋さが漂う鉛色の体色と可愛い目が魅力であり、キビタキコルリと並ぶお気に入りの小鳥です。

くちばしの上下で色が違うのも特徴の一つです。

また外側の尾羽が白くない点は飛び去る際に注目です。外側の尾羽が白いアオジとの識別に有効です。

動画 

参考
繁殖期のさえずり動画です。ピンボケですが、森に響き渡る美声です。