マガモ雄 2020.12.12 円海山 瀬上池

今回の特集はマガモ雄で、くちばしの色が通常の黄色より明らかに薄い個体です。

先日、先輩バーダーの方から白いくちばしのマガモがいるとの一報を受けて、現地入りしたもののマガモは残念ながら留守中。

この日は念願のご対面が叶った。

遠くから見ると白っぽいのですが、双眼鏡で見てみると象牙色ベースでほんのり黄がかっているように見えました。

通常タイプと並ぶとハッキリとした違いが分かります。

 

 

 

 

カシラダカ 2020.12.12 円海山

今回の特集は危うく踏んでしまいそうになったカシラダカです。

探鳥中に脚元で何か動いたので、慌てて避けたら、ビックリ!

なんとカシラダカでした!

その後も何事もなく、採食行動をし続けていました。

私の存在を意識しているとは思いましたが、敵ではないと見切っているのか?

間近で観察と撮影ができるので喜んでいた私でしたが、カシラダカの余りの警戒心の無さに外敵に捕食されないか?最後は心配になってしまいました。

 

 

最後に動画をどうぞ!

 

探鳥記 2020.11.27 新横浜公園 12:00~14:30 晴

知り合いのバーダーの方から新横浜公園周辺の田んぼにタシギがいるとの連絡をいただいたので、観察へ。

以前からここで越冬していたのだろうか?

新横浜公園の自称横長池では冬季に時々タシギを観察することがあるが、このような周辺の田んぼと横長池を行き来しているかも知れない。


5羽で休憩中のタシギ

新横浜公園に移動。

グランドの芝生にはハクセキレイの中にタヒバリがいた。

今季、新横浜公園でようやく初認できた。

残るはクイナを初認するのみ!


タヒバリ

初認と言えば、ノスリもようやく再会できた。


ノスリ幼鳥 よく見ると虹彩が黒くなかった

横長池ではオカヨシガモハシビロガモを観察、数も増え、いつもの冬の光景となった。


ハシビロガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ換羽中の個体 

カモを観察中、突如オオタカオオバンの群れを目掛けてて、低空で侵入!

狩りに失敗したものの、そばの鉄柱に止まった。

突然の出来事に私も水鳥達もしばし騒然!

一瞬で場の空気を支配する存在感、、、。

私もかくありたいものだ(笑)。


憧れの存在!のオオタカ

見聞きした野鳥(観察順)

タシギ5、タヒバリ、ヒヨドリ、オカヨシガモ15・17、ハシビロガモ9・11、キンクロハジロ2・0、オオバン、ハクセキレイ、ハシブトガラス
カワウ、コサギ、コガモ、ムクドリ、アオサギ、スズメ、キジバト、ハシボソガラス、ノスリ、オオタカ、カワラヒワ 計20種

探鳥記 2020.11.23 稲敷 8:00~17:00 晴

そろそろ稲敷に冬の常連さんが出揃う頃。

三連休の最終日、大好きなフィールドで暴れ回りたい!

まずは本新から。

蓮田の収穫が進み、シギチドリが観察しやすい場所が増えたきた。

タカブシギは秋口からずっと個体数が多い状態で、ようやくタシギが目立ち始めた。

常連の越冬コチドリオオハシシギとは会えず。


チョウゲンボウ雄 


ホシムクドリ 稲敷での越冬はすっかり定着した感がある


タゲリ 飛行中は翼の先端部の丸みが識別に有効

浮島では収穫後の蓮田にオジロトウネンクサシギなどを観察。

オジロトウネンは毎年簡単に観察できていたが、今回は探すのに苦労した。

西ノ洲では蓮田が干上がっており、シギチドリを観察できず。

江戸崎では毎年ここで集団越冬するオオヒシクイの様子を見に行くも、観察できず。

16羽がすでに飛来しているが、午前中に鹿島灘の方へ飛び去ったそうだ。

そばの水辺でカモが多数集結していたので観察した。

再び浮島へ。

本日観察していないシギチドリを中心に探索。

途中で出会ったバーダーから周辺にツクシガモがいる情報を教えてもらい、無事観察することができた。

先日、観察されていたことは知っていたが、すでに飛び去ってしまったと勝手に思い込んでいた。


ツクシガモ  主に九州で越冬するカモなので、稲敷での観察は不思議な気持ちであった


クサシギ 

再び本新へ。

ここでも本日観察していないシギ・チドリを中心に探索。

タシギの群れの中にエリマキシギ雌がいて、驚いた!


エリマキシギ

カントリーロードを走行中、蓮田にいる大きいシギを発見!

アオアシシギかと思いきや、近づいて見ると4羽のセイタカシギだった。


セイタカシギ幼鳥

最後はいつもように浮島湿原で猛禽類のねぐら入りを観察。

人気のあるハイイロチュウヒ雄は登場しなかったが、雌が近くを飛んでくれて、その姿と飛翔をじっくり堪能した。

ここでの楽しみは湿原を縦横無尽に高速で飛び回るコチョウゲンボウを観察すること。

今回も2羽で登場して、その飛翔を堪能した。


ハイイロチュウヒ雌 翼下面の鷹斑の方が目立つ


コチョウゲンボウ

見聞きした野鳥(観察順)

モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、アオサギ、トビ、タゲリ、チョウゲンボウ、ツグミ、キセキレイ、タヒバリ、スズメ、キジバト、セグロセキレイ、コサギ、ハクセキレイ、タカブシギ、ウグイス、ジョウビタキ、アカハラ、カワセミ、ホシムクドリ、クサシギ、ホシハジロ、コガモ、オナガガモ、カンムリカイツブリ、ホオジロ、オオバン、オジロトウネン、ノスリ、ヒバリ、チュウヒ、アオジ、マガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ハシボソガラス、オカヨシガモ、セグロカモメ、ヨシガモ、ハシブトガラス、コチョウゲンボウ、イソシギ、ツクシガモ、エリマキシギ、セイタカシギ、ハイイロチュウヒ、ベニマシコ、ミサゴ 計54種

探鳥記 2020.11.22 舞岡公園 7:30~9:50 晴

本日は正午から家族の一大イベントが控えているため、近場の舞岡公園でちょっとした探鳥へ。

知り合いの方が21日にヤマシギを観察したとのことで、早速ご挨拶をしたいところ!

舞岡の常連バーダーさんによると、ヤマシギの初認日は20日の午後。

昨日はトラツグミとのツーショットも実現したそうだ。

きざはし湿地に到着して、時間を置いて何度も探索したが、結局現れず。

道を挟んだ向こうの草地ではヒクイナタシギを観察できたので、本日は良しとしよう。


草原奥でひっそりといたタシギ

園内を探鳥中、ヒヨドリガビチョウの鋭い鳴き声の中からウグイスの「ホーホケキョ」の微かな声が聞こえた。

空耳かと耳を疑ったが、間違いなく再び聞こえたので録音。

※聞きにくいと思いますので、音量を上げてお聞きください。

1羽が囀ると、別方向から更に2羽のさえずりが聞こえて、囀り合戦が始まった。

繁殖期のスイッチが入ってしまったのか?

狐久保では嬉しいことにウソ雌を観察できた。


貴婦人のような雄も良いが、雌の色模様も渋くて好き!

少なくとも2羽を確認、しばらくして明治学院大学側の森へ飛び去って行った。

ここでは更に嬉しい出会いが!

居合わせたバーダーさんが私のHPを閲覧されているとのこと。

更新の遅れをお詫びしたり、耳に心地よい感想を誘導(笑)したりと、楽しい時間を過ごすことができた。

再会を楽しみにしています!

ヒクイナウグイスウソ、そして読者の方と、本日も楽しい出会いの舞岡公園であった。


エナガ 改めて観察すると脚が細いですね

見聞きした野鳥(観察順)

エナガ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、シジュウカラ、アオジ、コゲラ、カワセミ、ハクセキレイ、アオゲラ、タシギ、ヒクイナ、キジバト、ウグイス、スズメ、モズ、ジョウビタキ、トビ、ハシボソガラス、カルガモ、メジロ、ウソ 計21種

探鳥記 2020.11.21 皇居 9:30~11:00 晴

2週間ぶりとなる皇居での探鳥。

本日は時間がないため、お濠のみをチェックすることにした。

日比谷濠ではハシビロガモの群れを観察。


エクリプスから繁殖羽へ換羽中のハシビロガモ雄 換羽中でも最も黒っぽく見える状態の雄が多かった。

凱旋濠では前回同様にヨシガモオカヨシガモの群れを観察。

雄の換羽状況だが、前回より換羽が進み、繁殖羽の個体も多くなっている。


ヨシガモ雄 繁殖羽 太陽光線具合によって頭部の光沢模様が変化して綺麗である

桜田濠ではオナガガモホシハジロマガモも加わり、多種多様な水鳥がいるのはいつもの光景。

桜田門をくぐるとオカヨシガモカイツブリが特に目立った。

すでにペアとなっている感じのオカヨシガモ達を目撃。

新横浜公園の観察でも思ったのだが、このカモはペアとなるのが他のカモより早いような気がするのだが、、、。


オカヨシガモ 左)雌 右)雄

水面ばかり夢中になって観察していたので、気分転換にふと上空を見上げると遠くでノスリが舞っていた。


ノスリ 遠くから見ても太い胴体と腹巻は目立つ

桔梗濠ではヒドリガモの群れを観察。


ヒドリガモ成鳥雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中の個体

時間となったので、ここで探鳥を終えた。

換羽の進行の観察や新たなカモの出現など、今回も有意義な探鳥となった。

また猛禽類は、今回のノスリと前回のオオタカハイタカトビを合わせて、4種を皇居で確認できた。

カモだけでなく、猛禽類にも目が離せない。

 見聞きした野鳥(観察順)

キンクロハジロ、ヨシガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ホシハジロ、マガモ、カワセミ、オオバン、カイツブリ、ハシブトガラス、カワウ、ノスリ、ハクセキレイ、ヒドリガモ、カルガモ、アオサギ 計16種

トモエガモ雄 2020.11.19 横浜市 金沢自然公園

今回の特集は横浜トモエガモです。

トモエガモは横浜市はもちろん神奈川県でも観察する機会がとても少ないカモです。

なので、先輩バーダーの方からの一報に喜び勇んでの現地入りとなりました。

数日間の短い滞在となりましたが、間近での観察・撮影ができて幸運でした。

この個体は雄の成鳥で、エクリプスから繁殖羽へ換羽中の状態です。


繁殖羽に成り切っていませんが、それでも綺麗な装いでした


脇には褐色のエクリプス(非繁殖羽)が残っています。長く下に垂れた肩羽は東海道線カラーで本当に綺麗ですね。

正面顔はカモの中で一番可愛いかも!


上空警戒中


ここに残るべきか?去るべきか?


美しい肩羽をしばし堪能、、、。繁殖羽の特徴である胸辺りにある白い線(薄ピンク色と灰色の境界線部分)がまだ不鮮明です。


気持ちよさそうに頭掻き中 

速報!2020.12.6 稲敷 9:00~17:00 晴

油断すると直ぐにHPの鮮度が失われてしまいますね、、、。

ということで、困った時の速報版!ということで、昨日の稲敷探鳥の結果をアップします。

昨日はガイドとしてシギ・チドリを中心に探鳥しました。

冬の稲敷名物?オオハシシギの群れを今季初認できたことが嬉しかったです。


盛んに採食中のオオハシシギの群れ 16羽を確認

見聞きした野鳥(鳥類目録順)

キジ、ツクシガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、オオバン、タゲリ、ムナグロ、コチドリ、セイタカシギ、タシギ、オオハシシギ、コアオアシシギ、クサシギ、タカブシギ、イソシギ、ヨーロッパトウネン、オジロトウネン、ヒバリシギ、エリマキシギ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ホシムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン 計59種

Q&A No.3 この鳥はなんでしょうか?

後ろ姿の画像からお答えください。

 

 

「おいおい、こんなの簡単だよ!」という声がきこえてくるような、、、。

 

↓                             

 

特徴のある後頭部ですね。

お分かりですか?

 

正解はオシドリの雄です。三列風切羽の銀杏羽がない状態です。

雄といっても、下画像のような成鳥ではなく、この個体は幼鳥で幼羽から繁殖羽へ換羽中と思われます。肩羽や雨覆の淡い羽縁が見られること、脇の上部に淡い横長の斑があることから判断しました。

オシドリ雄成鳥の繁殖羽の状態 立派な銀杏羽ですね。

探鳥記 2020.11.15 多摩川 登戸駅周辺 14:30~16:20 晴

聖蹟桜ヶ丘から登戸へ。

いよいよアフター探鳥会の開幕である。

カモ観察が消化不良なので、参加者の皆さんとカモを中心に楽しみたいところ。

駅から数分で多摩川の土手に上がると、早速カラス達にちょっかいを出されているノスリを発見!

目の前に広がる草地ではベニマシコオオジュリンなどの冬の小鳥を期待するも前週同様に現れず。

宿川原堰に移動すると、先週同様にたくさんのカモがおり、種別・雄雌・換羽途中など様々な装いを楽しんだ。

ヒドリガモ雄成鳥 エクリプスから繁殖羽へ換羽中

ここではミサゴが何度も上空に登場するサービスを受けた。


翼の羽根が綺麗に整っており、また胸の黒斑が濃くて大きいのでミサゴ幼鳥と思われる

ミサゴは何度も水面を探索していたが、結局は魚を採らずに飛び去って行った。

猛禽ショーはさらに続く。

今度はミサゴの代わりに魚を運んでいるトビが登場!

案の定、カラスにロックオンされており、その後の顛末を知りたいところだが、2羽とも視界から消えていった。


魚を持つ向きはミサゴ同様に頭が前である

シギチドリでは前週に観察したハマシギはいなかったが、前週いなかったイカルチドリと出会えて良かった。

アフター観察会の参加者の皆さん、お疲れ様でした!

見聞きした野鳥(観察順)

ジョウビタキ、ユリカモメ、カワウ、ノスリ、ダイサギ、ハシブトガラス、マガモ、キンクロハジロ、オオバン、スズメ、トビ、コガモ、ハクセキレイ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ヒヨドリ、オジロトウネン、イソシギ、セグロセキレイ、キセキレイ、タヒバリ、イカルチドリ、ミサゴ、カワラヒワ、ハシボソガラス 計26種