探鳥記 2020.3.27 舞岡公園 10:30〜12:00 曇り

今回はヤマシギの終認の有無と完成した木道の様子を見に来た。

まずは駐車場から2つの池へ向かう。

カワセミに注目して池の周囲を見渡すと、何と宮田池の奥の水際にタシギを発見!


拡大画像

この冬は舞岡タシギを探索し続けただけに、冬鳥シーズンの終わる寸前でようやく出会えた。

普段見かけるタシギより体色全体が赤っぽく見えるのは個体差か繁殖羽なのか?

しばし採食行動を観察していると、カワセミが2羽登場。

良い距離間を保持しつつ鳴いたり採食しているので、ペアかと思いきや両方とも雌で驚いた。

この池からヤマシギのいるきざはし湿地を結ぶコースに新しい木道が設置された。

ゆっくりと新しい木道の感触を味わいながら進んだ。

きざはし湿地は地面から草が生え始めており、ヤマシギの姿は見当たらず。

常連バーダーの方の話では21日が終認とのこと。

その方は本日クイナを観察したそうだが、クイナがこのまま舞岡に留まって繁殖するのか?

最近は夏でもクイナの目撃談があるので、これからの楽しみである。

アリスイアカハラモズもいなくなった草地ではアオジの群れが食事中。

そろそろ移動する頃なので、記念撮影をして、本日はお開きとした。


アオジ雌 


桜が咲き、春爛漫の舞岡公園

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ、コゲラ、メジロ、ヒヨドリ、ウグイス、ハシブトガラス、タシギ、カワセミ、アオジ、アオゲラ、シメ、ハクセキレイ、エナガ、ハシボソガラス、スズメ、ムクドリ 計16種

トモエガモ雄 2020.3.12 見沼公園

今回の特集は見沼公園で出会ったトモエガモ雄です。

何度もトモエガモ雄を観察してきましたが、距離が遠かったり夕方で暗かったりの観察だけでした。

今回はようやく間近であの巴模様の顔を見ることができました!

到着時、トモエガモは顔を隠して眠っていました、、、。

このまま眠り続けてしまって巴模様が見ることができずに帰ることになるのか?心配しましたが、後頭部をじっくり観察することができました。


 Xの白文字模様も裏の顔として今後はPRしてもらいたいポイント!

そして、いよいよ巴模様の顔とご対面!


とりあえず顔アップ!


正面顔はこれまた見てるようで見ていないので新鮮です。


横から見ると胴体前方と後方に白い縦斑があります。遠くからの観察や夕方の観察時では巴模様の顔より2本の白いラインが目立ちますし、識別に有効です。


胸の色模様も地味に綺麗です。


肝心の翼の色模様が不鮮明ですが、ご参考までに。

※冒頭にお約束の頭掻きも少しだけ登場します。

オオカラモズ 2020.3.12 さいたま市見沼周辺

今回の特集は先月に埼玉県の見沼地区で観察・撮影したオオカラモズです。

2019.1.20諫早干拓地(※バックナンバーはこちら)で初見して以来の再会となりました。

初見の時と同じく長い尾と体下面の白さが印象に残りました。


長い尾・スマートな体形・体色がサンショウクイに似ていませんか?


オオモズとの分かりやすい違いは翼の白帯が次列風切まであることです。


翼がたたまれている状態では上下に白い部分があります。上が次列風切で下が初列風切です。


睨まれる?と猛禽類の雰囲気があります。

1月5日に野辺山高原でオオモズを見ているので、この冬は似たもの同士でしかも珍しい2種に出会え、両者の違いが分かる良い勉強になりました。

最後に動画です。後半は首を伸ばして周囲を見る場面をスロー再生しました。

探鳥記 2020.3.26 葛西臨海公園 10:15〜13:15 晴れ

シギ・チドリ観察のために葛西臨海公園へ。

東西なぎさ周辺でダイシャクシギホウロクシギが観察されているとのこと。

駅から真っ直ぐに西なぎさへ。

シギ・チドリだけでなく、いまだ目撃されているオニアジサシカモ類、猛禽類なども要注意である。

到着時、西なぎさはほぼ干潮状態、クロツラヘラサギオニアジサシの飛来を期待したが、登場せず。

沖合にはスズガモの群れがいまだ健在、ウミアイサハジロカイツブリが点在していた。

東なぎさを望遠すると、ミヤコドリダイシャクシギホウロクシギが目に付いた。

西なぎさをチェックすると、コガモの群れの中にハマシギを発見、どの鳥も夢中に食事をしている。


中央にハマシギ 周囲はコガモ

干潟の奥ではホウロクシギの姿も確認。

再び水路に目を向けると、オオジュリンが岩礁にいる虫のようなものを食べていた。

アシ原以外の場所での観察は新鮮であった。

水路の水際に広がっている干潟ではホウロクシギが食事中、次々と地中からカニを見つけ出しては食べていた。


ホウロクシギ 通常より白っぽい個体

ホウロクシギの観察の合間に水路で頻繁に潜水するハジロカイツブリの繁殖羽も堪能した。

目の後方に広がる金色に輝く繁殖羽が綺麗だった。


繁殖羽になったハジロカイツブリ

本日は鳥類園でも探鳥する予定であったが、ホウロクシギの観察・撮影に夢中になり、時間切れ、、、。

東西なぎさだけとなったが、3時間近くじっくり観察することができて、その分濃い探鳥となった。

 

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、メジロ、スズガモ、ハジロカイツブリ、カワウ、ハシボソガラス、ユリカモメ、カンムリカイツブリ、コガモ、ミヤコドリ、アオサギ、ダイサギ、ダイシャクシギ、ウミネコ、シロチドリ、ハクセキレイ、ウミアイサ、オオジュリン、コサギ、イソシギ、オオセグロカモメ、クロツラヘラサギ、ホウロクシギ、カルガモ、ムクドリ 計25種