野鳥 キョウジョシギ 2017.11.5 平塚新港

先日の相模川河口探鳥では河口の岸辺で渡り途中?越冬予定?のキョウジョシギを観察しました。

確かにシギチドリの渡りのピークは過ぎていますが、成鳥はともかく幼鳥はこの時期でも観察されています。

越冬の可能性ですが、神奈川県内の長井や横浜の金沢臨海部では毎年越冬するキョウジョシギの小群を観察しています。

この個体の4方向画像


上2枚の側面画像を見ると、雨覆の幼羽の白い羽縁が摩耗して細くなり、羽根が尖っている感じに見えます。

肩羽にでも新しい羽根が出ていれば第1回冬羽へ移行中と言えるのですが。
後方の肩羽は新羽のように見えるような?どうでしょうか?
こういうレベルになると、画像の質もきちんとしない話が進みませんね。
キョウジョシギの冬羽あるいは第1回冬羽を意識してきちんと観察してこなかったので、現時点ではこの個体は幼鳥もしくは第1回冬羽へ移行中?と思われるにとどめておきます。
今シーズンは長井や金沢区臨海部で冬羽あるいは第1回冬羽をきちんと観察して勉強したいですね。

参考画像① 2017.1.8 長井


右個体の雨覆の部分は摩耗がかなり進んでいるように見え、上の肩羽と比べると羽根の状態に差があることが分かります。
成鳥冬羽なら同じ時期に換羽するので羽根の状態も同じと考えるのが普通です。
このことから雨覆が幼鳥のままの第1回冬羽の個体と判断したいと思います。

参考画像② 2016.10.29  三番瀬

囚われの身?のキョウジョシギではなく、三番瀬の左端の堤防奥でじっとして動かない個体を柵越しに撮影しました。
今回の個体とほぼ同じ時期ですが、この個体の方が幼鳥の特徴である淡色の羽縁が目立ちますね。

この個体の水飲み動画

水をくちばしですくってごくごくと飲むのではなく、上を向いて喉に落とし込んでいます。

スポンサーリンク