探鳥記 2019.12.14 伊豆沼探鳥① 9:15~16:00 晴れのち雨

今回の探鳥はズバリ!アオガン狙い。

国内での観察は2例目とのことで、この観察機会を逃すと次はいつの日になることやら、、、今回が最後?

伊豆沼で10月下旬に初認されたそうだ。

11月に入り、観察情報がチラホラあったが、多くのバーダーが観察できない日々が続いた。

観察された場所は伊豆沼北岸付近が多いようで、ねぐら入りを待つマガンの群れの中にいるケースが多いとのこと。

12月に入ると観察情報はほとんでなくなり、他の場所へ移動してしまったのではないか?との声も出たほどだ。

その状況だったので、発見できなくともベストを尽くして気持ち良く帰って来ようと考えていた。

が、探鳥日が近づくにつれて、10万羽近いガンの群れに1羽のアオガンを探すのだから、探し切れていないだけで、まだいる!そして自分達が見つける!と気持ちを高めて、当日は強い意志を持って現地入り。

蕪栗沼周辺 9:15~11:00    晴れ

古川駅で下車してレンタカーで蕪栗沼へ。

移動中、車窓からマガンノスリを見つけてはテンションを上げていく。

そして3年ぶりの蕪栗沼に到着。

年々環境が悪化する探鳥地が多い中、周囲の様子も3年前と変わらない感じで嬉しい(前回、重宝していた最寄りのセブンイレブンが閉店していて残念ではあったが)。

ここで2日前から現地入りしている鳥仲間の御夫婦と合流。

この御夫婦、前回11月の探鳥では残念ながらアオガンに出会えず、、、。

今回は並々ならぬ気合が入っております。

御夫婦から伊豆沼周辺の最新の情報を聞いて、私達は簡単な蕪栗沼探鳥をした後に伊豆沼へ!夫婦は本日の帰宅となるため残り時間を惜しむように再びアオガン探索へ!

蕪栗沼の主役オオヒシクイ達はほとんどが眠っているか休憩中。


くちばしにある山吹色が目立ちますね


左奥)マガン 右手前)オオヒシクイ 前後にいるとはいえ、大きさの差はハッキリしています

オオヒシクイの群れの中では前回に続いてヘラサギを発見、オオヒシクイと比べるヘラサギがとても小さく感じる。


前回に続いてヘラサギに会えました

遠くの樹上にオジロワシを発見、そばにいるカラスが小さく見えて改めて大きさに驚いた。

ここはガンカモだけでなく猛禽類の観察地としてもおススメで、チュウヒが何度も葦原上空を舞っていた。


突然、ガンの大群が飛び出して、その雰囲気に圧倒された。

蕪栗沼の主要な野鳥を見終えて、アオガン探索のウォーミングアップは終わった。

いよいよ本格的な探索開始である。

最近のアオガンの観察ポイントが分からない現状では、マガンの群れを見つけてはアオガンが混じっていないか?の作業を数多く繰り返すだけである。

本日は伊豆沼そばでの探索、明日は午前中はもう少し周辺まで探索エリアを広げて、ガンが食事を終えて伊豆沼に戻って来る午後から再び伊豆沼そばを探索することにした。

見聞きした野鳥(観察順)

マガン
ハシボソガラス
スズメ
アオサギ
カルガモ
ミコアイサ
オオバン
マガモ
ベニマシコ
ヒヨドリ
トビ
ダイサギ
カシラダカ
ジョウビタキ
キジ
キジバト
ハクセキレイ
チュウヒ
オオタカ
タヒバリ
オオジュリン
シジュウカラ
ウグイス
キンクロハジロ
オナガガモ
コガモ
ホシハジロ
コガモ
カワアイサ
アカゲラ
ツグミ
ヘラサギ
オオヒシクイ
モズ
オジロワシ
アオジ
計36種

登米市南方  11:10~11:30    晴れ

前回の探鳥ではカリガネ探しを必死に行い、やっとの思いでマガンの群れから探し出した。

発見時の様子と喜びは今でも鮮明に覚えている。

伊豆沼へ向かう途中に前回カリガネを見つけたポイントがあるので、様子見することに。

ポイント周辺に到着して最初に見つけたマガンの群れを見終えて、道の反対側の農耕地に目を向けると、何とカリガネの群れがいるではないか!

前回の苦労が嘘のように簡単に見つけてしまった。

順光だとカリガネのアイリングは金色に輝いて綺麗で、しかもそばにいるマガンとの良い識別点となった。

白い顔はまるでお面を被っているみたいだ。

群れの中には白い部分が頭頂近くまで達していない、あるいは白い部分がほとんと見えない個体もいた。

その違いは個体差より年齢差と思われる。

丁寧に数えてみると、マガンの群れの中に16羽のカリガネがいた。

マガンオオヒシクイカリガネと簡単に観察できて今のところ良い流れだ。

次の目的地の伊豆沼南岸エリアへ移動。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

マガン
カリガネ16
セグロセキレイ

計3種

 

 

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