探鳥記 2019.5.2 金沢臨海部 10:45~12:40 曇りのち雨

円海山から金沢臨海部へ。

平潟湾 10:45~11:00

本日は抜かりないように干潟が現れる時間帯に合わせて探鳥開始。

ハマシギメダイチドリの採餌活動を容易に観察できると思いきや、周辺の細かいポイントまで探索したが見当たらず。

キアシシギは本日も4羽観察、どの個体も干潟が現れているのに採餌行動せず、じっとしていた。

後日談だが、ハマシギメダイチドリも夕方の方が観察されることが多いとのこと。

どうも彼らと会わないとスッキリしない。

モヤモヤした気持ちでベイサイドマリーナへ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ
トビ
スズガモ
イソシギ

計4種

ベイサイドマリーナ 11:20~12:40

到着時、タイミング良く上空を飛翔するコアジサシを発見。

昨日の123羽を確認すべく防波堤へ移動。

不思議と本日は1羽も確認できない。

しかし、全くいなくなったわけではなく、周辺の海上で飛翔している姿を見ることができた。

その数、ざっと40羽くらいか。

コアジサシは昨日同様に我々のいる昨年の繁殖地上空まで飛来しては海上に戻る行動パターンを取る個体が何羽もいた。

昨年ここで繁殖した個体なのだろうか?

ここに代わる繁殖地を見つかるように祈る思いで上空舞うコアジサシを観察。

123羽⇒40羽となり、他のコアジサシは違う場所に移動したと思われる。

コアジサシの観察が一段落したころ、船着き場のほうからモズのような声が聞こえて来た。

鳥仲間も「ん、モズ?」と反応したが、声の主を探すと何とキョウジョシギだった!


左・中央)オス 右)メス

しかも目の前のテトラポットに1羽ではなく何と30羽近くの群れが飛来して来たのだ。

だんだんこちらに近づくサービスぶり。

活発に採餌行動をしている。

その後、もう一群が合流して推定70羽になった。

毎年キョウジョシギ20~30羽がここで越冬しているが、越冬組が含まれているとしても相当数が渡り組である。

実は一大中継地だった⁉

観察中、今度はキアシシギの「ピューイ」という声がしたので、探索するとテトラポットの水際で発見。

キアシシギ+テトラポット⇒メリケンキアシシギもいる可能性があると思った。

確かにメリケンキアシシギの観察例が多い、たとえば茜浜や日の出海岸辺りと環境は似ている。

もし発見すれば、「あぁ、やっぱりここにもいる環境だよね」と言いそうである。

ただ残念なことに立ち入り禁止エリアが多く、観察しにくいのが難点。

それにしても、昨日は123羽のコアジサシ、本日は70羽のキョウジョシギと日替わりで面白い出来事が続いた。

今後は更に注目すべき探鳥地と改めて思った。

見聞きした野鳥(観察順)

コアジサシ
ツバメ
イソヒヨドリ
ユリカモメ
スズガモ
ミサゴ
カワウ
アオサギ
ハシブトガラス
キョウジョシギ
イソシギ
キアシシギ

計12種

 

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