探鳥記 2019.11.4 稲敷 後半 7:50~14:20 晴れ

西ノ洲干拓地から稲波干拓地へ。

稲波干拓地では毎年ヒシクイの亜種オオヒシクイの群れが越冬する。

現地で出会ったバーダーの話ではまだオオヒシクイは飛来していないとのこと。

そろそろ飛来する頃だし、本日は初認ということもあるので取り敢えず行くことにした。

来る度にお世話になっている観察小屋に到着。

地元の観察員の方によると、11月3日に5羽が初認されたとのこと。

いつもは小屋の更に遠くで群れを観察するのだが、今回は小屋のほぼ前方にいる。

60倍のスコープでやっと草原の上から顔を出して辺りを警戒している様子を確認できる距離である。

2羽同時に顔を出しているのを確認できたが、その後は目立った動きはなかった。


中央の看板の裏にオオヒシクイが5羽いる模様。

稲波干拓地は関東地方でしてしまい唯一定期的にオオヒシクイが100羽前後飛来する貴重な場所です。オオヒシクイは非常に警戒心が強いので、観察員が常駐されている観察小屋から観察することになります。初めて探鳥した際はポイントが分からず干拓地内をウロウロしてしまい、危うくオオヒシクイを飛散させてしまう可能性もありました。そこで初めて探鳥するバーダーの方はグーグルマップで「オオヒシクイ 観察小屋(観察舎とすると別の場所になってしまうので要注意です)」で検索しますと場所が分かります。浮島湿原からですと県道206号でウナギ料理屋の喜久さんの交差点を左折して小野川に沿って直進して下さい。撮影するには余りにオオヒシクイから遠いのでお勧めしません。

次は猛禽類を観察するため甘田干拓地へ移動。

コミミズクハイイロチュウヒなど冬の猛禽類はもう飛来しているのだろうか?

到着して間もなくチュウヒが近くを飛翔した。

 

反対側ではノスリが休憩中、やがて狩りをしに我々の面前で現れた。

14時回った。

チュウヒノスリを面前で観察できて気持ち良く三番瀬に行こう。

本日観察していないハス田エリアの北側を探鳥しながら帰ることにした。

仲間が走行中にシギ・チドリらしき鳥を発見!

目撃現場戻ると、ムナグロの群れがちょうどハス田から飛び出して近くのあぜ道に移動したところだった。

ムナグロの模様があぜ道の枯れ草模様に溶け込んでいて最初の1羽を見つけるのに苦労したが、1羽見つけるとどんどん見えて10羽を確認できた。


ムナグロ 見つけにくいかったのは偶然ではなく、ムナグロは自分がどこに移動すればカモフラージュできるかを知っているのではないかと思った

そばにはタカブシギの小群もいた。

これで最後かと思いきや、再び走行中に3羽のシギを発見。


補正前


補正後 

正体はアオアシシギだった。

アオアシシギはくちばしも脚の長いのでシルエット映えするシギである。

ふと気が付くと14時半前である。

次の目的地、三番瀬へ急行した。

続きは次回。

参考までに探鳥記バックナンバーです 秋~冬

探鳥記2017.9.24稲敷①

探鳥記2017.9.24稲敷②

探鳥記2017.9.24稲敷③

探鳥記2017.11.12稲敷

探鳥記2018.1.12稲敷前半

探鳥記2018.1.12稲敷後半

探鳥記2018.1.14稲敷①

探鳥記2018.1.14稲敷②

探鳥記2018.1.14稲敷③

探鳥記2018.9.24稲敷①

探鳥記2018.9.24稲敷②

探鳥記2019.1.6稲敷①

探鳥記2019.1.6稲敷② 

見聞きした野鳥(観察順)

タゲリ
ミサゴ
ノスリ
ハクセキレイ
ヒバリ
チョウゲンボウ
ムクドリ
チュウヒ
タヒバリ
ハシボソガラス
アオサギ
トビ
オオバン
カワウ
イソシギ
カワラヒワ
スズメ
ホオジロ
アオアシシギ
ハシブトガラス
モズ
ホシムクドリ
マガモ
オオジュリン
ベニマシコ
カイツブリ
ダイサギ
ヒヨドリ
カンムリカイツブリ
ハヤブサ
クサシギ
タカブシギ
ジョウビタキ
セイタカシギ
チュウサギ
コサギ
セグロセキレイ
ヒシクイ
カルガモ
カワセミ
ムナグロ

計41種 ※他の探鳥グループの目撃談 ミヤマガラス、コチョウゲンボウ、ハイイロチュウヒ、タシギ

 

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