探鳥記 2019.1.27 三番瀬 13:25~15:45 晴れ

本日は1週間後に行う探鳥会の下見を兼ねて三番瀬で探鳥した。

特にシギチドリ達の動向と最近観察されているズグロカモメに注目である。

到着してまずは干潟を見渡すと採餌中のハマシギの群れが点在しているのが見える。

ハマシギの周りには頭1つ飛び出しているダイゼンや白さが目立つミユビシギの常連組。

さらにハマシギより一回り小さいトウネンもいる、、、という光景は残念ながら見られなかった。

手前の潮が引いた場所では小型のカニを捕まえるためにシロチドリ達がスタスタと歩いている。

上空をふと見上げるとズグロカモメが登場!開始早々に見つけることができた。

黒くてがっちりしたくちばしはユリカモメのくちばしとは明らかに違う。

干潟を周回して船橋方面に飛び去っていったまま、その後は現れなかった。

左奥の干潟ではミヤコドリの群れが採餌中。

気になったので、珍しく市川側の防波堤から観察することにした。

見下ろす角度でミヤコドリの群れを観察するのは新鮮で良い。

今シーズンは400羽近くがこの付近で越冬しているそうで、三番瀬は日本最大のミヤコドリの越冬地だろう。

ここからはスズガモホオジロガモ、そして遠くへ飛び去っていくビロードキンクロを観察できた。

今度は船橋側の防波堤に向かう。

途中の干潟でシロチドリダイゼンをじっくり観察することができた。
シロチドリは早くも繁殖羽になっているが、まだまだ額の黒帯は目立たない。


シロチドリ雄 胴体の後ろ半分が短いというか圧縮されているように見える


目を細めて渋そうな表情のシロチドリ

低い姿勢を保ってじっと観察していると、ダイゼン冬羽がこちらに近づいて来て、様々な表情を見せてくれた。


何かを見つけたようだ!


猛禽警報発令中!


やはりチドリだけあって、目が大きくかわいい!

防波堤からは湾内に浮かぶウミアイサのペアを近くで観察、三番瀬ではいつも沖の方に浮かぶ個体を見ることが多いので良かった。

この直後、ハヤブサが突如ハマシギの群れを襲い、狩りに成功して飛び去るのを目撃して、暫し唖然とした。

防波堤の付け根はシギチドリがいることが多いのでチェックすると、今回はミユビシギハマシギがいた。


左)ミユビシギ 右)ハマシギ 大きさはほぼ同じだが、上面の体色は異なる。


ミユビシギオナガガモ雌 意識して見比べたことがなかったが、、、ミユビシギの胴体はオナガガモの頭部と同じくらいに見える

短い時間だったが、三番瀬の端から端まで探鳥して様々な野鳥と場面を観察できて楽しかった。

見聞きした野鳥(観察順)

ダイゼン
ハマシギ
シロチドリ
ミユビシギ
ズグロカモメ
ミヤコドリ
スズガモ
オオバン
カワウ
ホオジロガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
ユリカモメ
カモメ
ビロードキンクロ
セグロカモメ
ウミアイサ
ハジロカイツブリ
ハヤブサ

計19種

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