探鳥記 2018.1.6 宇都宮市内 10:30~11:40 晴れ

宇都宮市内の貯水地にアカハシハジロが12月後半から滞在しているとのことで本日は栃木県探鳥ツアーを行った。

もちろん最初の目的地はアカハシハジロが滞在している貯水池。

アカハシハジロは昨シーズン琵琶湖で2羽観察されており、今シーズンも琵琶湖に飛来すると思っていた。

そのため11月から琵琶湖に行く準備をしていたが、今シーズンは観察されていないようだ。

このような状況であるから、関東での飛来情報は幸運だった。

このアカハシハジロ、正月三が日は観察されず飛び去ってしまったと諦めていたのだが、どこかに帰省していたのだろう舞い戻って来た。

到着して貯水池が目に入った場所で直ぐに双眼鏡を取り出して探索。

早朝の冷え込みで貯水池はほとんど氷が張り、カモ達は草地の斜面に上がったり、残された水面の集まっていた。

あのアカハシハジロのパンチの効いた頭は遠くからでも目立つはずだ。

まずは手前の群れを見るもいない!

祈る気持ちで奥の群れを見ると金髪頭が目に飛び込んできた!

一安心してバーダーがいる場所へ向かう。

金網越しの観察ではあるが、観察・撮影に見えにくいという支障はない。


最初のショット!頭部の色は図鑑では赤褐色とあるが、太陽に当たると金髪に見える

アカハシハジロは休息中であり、時々頭を上げてはバーダーを喜ばせるが、直ぐにまたくちばしを背中に隠してしまう。

太陽が上がり、気温が上昇してきたのか氷が解け始めてくると、カモ達の動きが良くなってくる。

この貯水池には少なくとも300羽以上のカモがいる感じで、アカハシハジロの周囲はキンクロハジロホシハジロが多い気がした。

左手前)ホシハジロ雌  右奥)アカハシハジロ

同じハジロという名前が付くぐらいだから生活環境も似て一緒に行動しているのか。


名前の由来である赤いくちばしがやはり目立つ

アカハシハジロも他のカモと同じく動きが良くなってきた。

遠くから地味なカモ達の群れの中に目立つアカハシハジロを見ていると、中学校の朝礼で黒髪の生徒の中に一人だけ金髪頭の方がいる光景を見ているようだと思ったのは私だけだったか。


胸の光沢ある黒も何気に目を引く。

もう少しこちらに近づいてもらいたいが、氷が張ってあるので厳しい。

距離は遠かったが、じっくり観察することができた。

アカハシハジロのいる貯水池の様子

次の目的地・八溝県民休養公園 四季の森に向かうことにした。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ
ホオジロ
カルガモ
アカハシハジロ
オナガガモ
マガモ
キンクロハジロ
ホシハジロ
オカヨシガモ
オオバン
コガモ

計11種 目撃談 カワラヒワ、カシラダカ

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