探鳥記 2017.4.29 谷津干潟(前半)13:30~16:20 晴れ

葛西臨海公園から谷津干潟に移動。

南船橋駅側から探鳥スタート。

この辺りは冬の時期はカモが多く観察できる場所である。

もうGWだが数羽のヒドリガモコガモスズガモがいまだ滞在中。

居心地が良いので、なかなか帰らないのか?このまま居残るのか?興味がある。

向こう岸をイソシギが「チーリーリー」と鳴きながら飛んでいく。

イソシギを発見する時は姿を見るより声を聞いて気づくことが多い。

今回も声に反応して観察できた。

イソシギの声は同じ音量ではなく「チーリーリー」という節の中で音量に大小があり揺れるような音に聞こえる気がする。

観察センターの園内に入る。

淡水池では渡り鳥のシマアジが珍しく3週間近く長居をしている。

こんなに長い滞在は記憶にない。

この機会に是非観察しようと意気込んで向かったが、数十分の差で茂みに隠れてしまい観察できず。

シマアジがいることは間違いないのでシギチドリ観察が一段楽したら再度トライしよう。

センターを通り抜けて干潟に出た。

今日はどんな出会いがあるのか

ちょうどハマシギの群れが上空を右に左に飛んでいる。

ざっと干潟上を観察すると手前にはメダイチドリキョウジョシギが、中央付近にはダイゼンが、遠くの津田沼高校奥にはチュウシャクシギの姿を確認。

今度はじっくり観察しようと丁寧に観察すると、実は結構キョウジョシギメダイチドリがいることに驚く。

そして今回注目の先週観察したオオメダイチドリを探す。

先週いた付近にそれらしき個体を発見する。

脚は長いがくちばしがあまり長くなく、いかにもオオメダイチドリとハッキリ分かる個体ではないので、シギチドリに詳しい参加者らと話をして今回は認定しなかった。

突然、参加者が赤褐色のトウネン夏羽を見つけたと告げた。

先週の探鳥では見つからなかったので嬉しい。

トウネンは付近にいるメダイチドリハマシギとは一回り小さいが、赤褐色の色が鮮やかで存在感がある。

トウネンを探す際に小石が広がるエリアで休んでいるハマシギの群れを見つけた。

なかなかのカモフラージュだ。

君、もっと早く気が付きかなきゃ!

しばらくすると、満潮の三番瀬からの飛来か?知らない間にシギチドリが舞い降りていた。

赤褐色の鮮やかなオオソリハシシギ雄がしきりに採餌をしている。

そばではダイゼンの群れが良い距離感の間合いを取りながら、たたずんでは採餌を繰り返している。

繁殖羽のダイゼンの群れでは、一羽として同じ模様ではなく、冬羽に近い個体から繫殖羽になっている個体まで様々の容姿を楽しめ勉強になった。

実はゴカイではありません、誤解です

そろそろ探鳥会の終了時間だが、そうだ!シマアジ観察が残っていた。

今度こそはと期待して行ったが、またしても直前まで観察できたのに隠れてしまったとのこと、、、。

16時になったので参加者全員で今回のシギチドリ探鳥会で観察した野鳥の確認と簡単な補足説明をして無事終了。

今回はシギチドリ類を14種観察した。

例年より種類は少なかったが、シギチドリを葛西でも谷津干潟でも間近でじっくり観察できて良かった。

参加者の皆さん、お疲れ様でした。

そして有難うございました!

この後は任意参加で再度探鳥開始。

次回に続く。

見聞きした野鳥(観察順)

オオバン
ヒドリガモ
コガモ
カワウ
イソシギ
スズガモ
メジロ
シジュウカラ
ヒヨドリ
ムクドリ
カルガモ
ハシビロガモ
オナガガモ
セイタカシギ
カイツブリ
ダイゼン
ハマシギ
コサギ
ダイサギ
アオサギ
ユリカモメ
メダイチドリ
キョウジョシギ
チュウシャクシギ
トウネン
オオソリハシシギ
ハシボソガラス
ウグイス

計28種

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