探鳥記 2017.2.3 大阪編(前半)大泉緑地 9:00~11:20 晴れ

今回、2日間に渡って大阪・京都を探鳥した。

まずは大阪での探鳥。

当初、有名探鳥地の大阪城公園と大阪南港に行こうと考えていたが、情報を収集してみると、大泉緑地にカラアカハラ雌が観察されているそうだ。

初見の野鳥なので、まずは何より大泉緑地に向かった。

大泉緑地は地下鉄御堂筋線の中百舌鳥駅から歩いて10分ぐらいのところにある。

ちなみに大阪府の鳥はモズです

公園のHPでは自転車の無料貸し出しができるということで、事務所に向かう。

広大な公園なので非常に助かった!

事務所の女性の方がこれまた気さくで親切な方で、私が横浜から野鳥を見に来たと知るやカラアカハラの最近の目撃情報を数か所地図で教えてくれた。

もう、カラアカハラはすっかり有名になっていた。

この広大な公園をいくら自転車を使えるとはいえ、自分で探すのは大変だ。

自分で探鳥することも楽しいし大事なことだが、まずは見ることが優先である、感謝!感謝!

多少道に迷ったが何とかカラアカハラポイントにたどり着いた。

ポイント付近の風景

バーダーが歩道沿いの草の茂みを注視している。

どうやらこの中にいるらしい。

双眼鏡で覗くとモゾモゾしている物体が見える。

カラアカハラ雌だ!

あら、お見かけしない顔ね~!

しばらく、茂みの中をゆっくり動き回っている。

こちらを警戒しているのだな。

これはじっくり観察するまでに時間がかかりそうだと思った。

しばらくすると、草むらの縁まで出て来た。

そろそろ行きますわよ!

このカラアカハラ、バーダーの存在にはもう慣れたのか余り気にしていないようだ。

しかし通行人や自転車を察知すると即座に茂みに隠れるか、その場でじっと動かなくなる。

薄マミチャジナイ?可愛いな!
胸から脇にかけての黒縦斑が識別点

行動は他のツグミ類と変わらないと感じた。

眉がハッキリして胸から脇の黒縦斑がなければ、マミチャジナイに似ている。

カラアカハラの英名はGrey-backed  Thrushで、意味は灰色の背中をしたツグミである。

まさに英名通り

警戒心は強いが、この個体は餌付けされており、地面に置いてある赤い実を食べているようだ。

観察が一段落して地元のバーダーとの鳥談義をした。

前年冬にはカラアカハラ雄がこの公園で越冬したそうで、春秋の渡りの時は様々な小鳥も立ち寄るそうだ。

せっかく横浜から来たということで大阪の野鳥情報をいろいろ教えてくれた。

淀川沿いのコミミズクや臨海部でこの冬越冬しているアカハジロなど。

アカハジロは初見なので、この際なんとか観察しようと決めた。

アカハジロ探鳥の前に行かなくてはならない場所があるのでカラアカハラに別れを告げて大泉緑地を去った。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ
アオジ
スズメ
ハシブトガラス
アオサギ
オオバン
カイツブリ
シロハラ
ジョウビタキ
ユリカモメ
カラアカハラ
ヒドリガモ
ウミアイサ
バン
ホシハジロ
カルガモ
ハクセキレイ
アトリ
シジュウカラ
ウグイス
メジロ
ルリビタキ
ツグミ

計23種

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