NHK BSプレミアム「ニッポンの里山」2017.4.10放送分情報

タイトル

鳥たちが行き来するサトウキビ畑

場所

沖縄県 多良間島   石垣島と宮古島の間に位置する。サトウキビの生産量日本一を誇る。

時期

登場した野鳥

リュウキュウアカショウビン
町中で子育てをしていた!
シロハラクイナ
親子で登場。親の下腹と下尾筒の栗茶色が意外と目立つ。春に生まれたヒナは全身まっ黒である。
ツバメチドリ
繁殖のために渡って来る。ヒナへの給餌場面あり。飛びながら「クリリ、クリリ」と鳴いていた。
ミフウズラ
オス、メス、ヒナの映像あり。メスはオスより一回り大きい体で、オスを従えて歩く。メスは卵を産むと抱卵と子育てをオスに任せて、次の産卵のため別のオスを求めて離れる。

コメント

島の半分がサトウキビ畑で占められる。夏のサトウキビ畑は、①苗を植えるために掘り起こされた場所が野鳥のエサを取る格好の場所となる②サトウキビが生育する畑は野鳥の隠れる場所となり、野鳥は2つの場所を行き来して生活をしている。

農家にとっても野鳥は害虫を食べる益鳥と理解され両者の良い関係が維持されている。

ツバメチドリ
親鳥の飛翔映像を見ての感想だが、上尾筒の白さが目立つこと、尾羽を広げるとV字の長い尾羽はそれほど目立たないことが分かる。

ミフウズラ
オスのみが抱卵と子育てを受け持つことについて。ヒナが生まれてすぐに歩行して自分でエサを取ることができる種では、親のエサ運びや外敵からの回避等の負担が減るのでオスのみが子育てすることも大丈夫なのだろう。むしろ少しでも多くの子孫を残すためにはメスの行動は効率が良いともいえる。タマシギも似た生態を有する。

有名探鳥地の石垣島・宮古島に挟まれているため、多良間島は探鳥地としては注目されてこなかったと言えよう。周囲18kmの平地で半分がサトウキビ畑ということでコンパクトで行動しやすい場所と思う。
今回は夏の繁殖期だったが、春秋の渡りの休憩地、冬鳥の越冬地としてどんな野鳥が観察できるか楽しみである。