探鳥記 2017.9.3 葛西臨海公園 9:00~13:15 晴れ

本日はシギチドリ探鳥会を葛西臨海公園と谷津干潟で行った。

まずは葛西臨海公園からスタート。

西なぎさ・東なぎさ

西なぎさにかかる橋の開門とともに探鳥開始。

橋の上から東西なぎさをざっと見るもシギチドリを確認できず。

渡り切ったところでチュウシャクシギがいたとの声が。

チュウシャクシギは草地に降り立っていたが、しばらくして東なぎさの方に飛び去ってしまった。

西なぎさに人が入らないうちにシギチドリを探すも、やはりいない。

コチドリシロチドリメダイチドリトウネンダイゼンなどを期待していたのだが。

西なぎさを諦めて東なぎさの探鳥に移る。

水路の向こう岸にまずはアオアシシギを見つける。

遠目でも下面の白さ、緩く反ったくちばし、姿勢の良さは目立つ。

参加者から、イソシギがいる!キアシシギがいる!ソリハシシギがいる!と次々と声が上がる。

目が多い分だけ見つけるのが速い。

しばらく観察するといつの間に飛来していたのか?チュウシャクシギが2羽が岩の斜面にいた。

その付近はダイシャクシギホウロクシギがカニを採餌するポイントだ。

くちばしが下に反っている「しゃく系」のシギはカニが好物であり、本能?経験上?カニがいる場所が分かるのだろう。

東なぎさの突端の方ではキョウジョシギ成鳥がいた。

雨覆がボロボロに擦り切れてすぐに成鳥と分かる個体だった。

先週は観察できたダイシャクシギホウロクシギの姿が今だ見つからない。

ダイシャクシギホウロクシギチュウシャクシギを同じ場所で観察できる機会はめったにないので、今回はなんとしても探したい。

3種を観察することができれば、大きさ、色模様、形状の違いを現場で理解できるので、今回の探鳥会の見どころの1つにしている。

しばらく探索した後、ようやくホウロクシギダイシャクシギが続けざまに見つかり一安心。

ホウロクシギは水浴びまで披露してくれた。

なぎさ内ではアオアシシギハマシギトウネンと思われる個体が活発に採餌をしている。

それにしてもあまりに遠くてスコープでもきちんと識別できないので判定は避けた。

事前に予測していたシギチドリはほぼ観察できたので、今度は鳥類園に向かう。

鳥類園

ここでの見どころはアオアシシギコアオアシシギとの同時観察だろう。

コアオアシシギはすでに3週間近く擬岩周辺に滞在中。

このまま越冬するのではないか?と思うぐらいである。

しかし何とセンター情報によると数日前に旅立ったとのこと!

コアオアシシギの観察を楽しみに来られた参加者もかなりいるので困った!

それならまだどこかにいると思って探し出すぞ!と鼻息荒く擬岩に向かう。

擬岩への途中、通路にある観察窓から期待を込めてコアオアシシギクサシギタカブシギなど探すも見つからず。

擬岩に到着すると今日は結構混雑している。隙間を見つけてアオアシシギコチドリイソシギを観察するもコアオアシシギはやはり見つからない。

擬岩の正面に見える観察窓に回って裏手からもを探索したが、ここでもコアオアシシギは見つからず。

センターに戻ってからは汽水池でアオアシシギキアシシギを観察した後、探鳥終了。

葛西臨海公園から谷津干潟へ向かう。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

イソシギ
カワウ
ウミネコ
ダイサギ
アオサギ
チュウシャクシギ
ハクセキレイ
ハシボソガラス
オオセグロカモメ
アオアシシギ
カルガモ
イソシギ
キアシシギ
ミサゴ
キョウジョシギ
コサギ
ホウロクシギ
ダイシャクシギ
キンクロハジロ
キジバト
スズメ
ヒヨドリ
ハシブトガラス
オナガ
ムクドリ
コチドリ
カワセミ
カイツブリ

計28種

参加者目撃談:ヒバリ、セッカ、セグロカモメ、シジュウカラ、ゴイサギ、ササゴイ、トビ、ツバメ、イソヒヨドリ、コムクドリ

 

 

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