探鳥記 2017.12.9  九州探鳥⑤ 諫早湾 後半 7:30~17:20  晴れ

吾妻干拓地でムネアカタヒバリを観察した後は、いよいよナベコウ探索に集中するために中央旧干拓地に向かう。

今回の九州探鳥の1番の目的はナベコウを見ることだなので気合が入る!

今年は一時期2羽のナベコウが観察され、その後も諫早干拓地(特に中央旧干拓地)で観察され続けている。

ナベコウは全長99㎝でコウノトリよりは小さいがダイサギぐらいの大きさであるから、干拓内にいれば大きいので発見しやすいと思っていた。

しかし、農耕地の真ん中でポツンとたたずんでいるなら発見はたやすいが、水路に入って採餌したり、草むらの中に入ってしまったりしたら、発見は簡単ではない。

また、お世話になった方の話によると①諫早干拓地の周辺へ短期間移動も十分可能性があり、昨シーズンも一時期しばらく観察されない日々が続いた。②ナベコウの目撃は中央旧干拓地に集中している ③今週の月・火・水曜日は目撃談がある ④日没まで観察チャンスがあるのであきらめない、とのことである。

ナベコウを発見をできるかできないかは時の運に任せて、できること=広大な干拓地を根気よく探索することをしていこう。

何度も周囲をぐるぐると回って用水路が見える度に車窓から、時には車外に出て探索を繰り返す。

確かに探しては発見できない作業の繰り返しは精神的に厳しいが、探索の合間にコチョウゲンボウクサシギタシギなどの思わぬ出会いもあり嬉しいことも多いので、楽しい時間ではある。

遠くの電線にコチョウゲンボウ雌タイプ カワラヒワは逃げないで大丈夫? 

しかし、発見できずに時間だけがどんどん過ぎていく。

これまで中央旧干拓地だけに範囲を絞ってきたが、気分転換も兼ねて中央新干拓地にこの日初めて移動する。

こちらは新しくできた干拓地らしく、堤防内は農地も道路も整理されて運動公園のような雰囲気である。

運動公園と例えてしまったが、ここは諫早干拓地。

広大な農耕地には約80羽近くのナベヅルマナヅルの群れやミヤマガラスの大群が採餌中。

堤防に上がると目の前に広大な草原が広がり、渡良瀬遊水地の鷹見台からの風景を連想させる。

草原の中にある樹木になりやら猛禽類が止まっている、コチョウゲンボウの雌タイプだ。

それにしても諫早干拓地ではコチョウゲンボウを観察する機会が多く、早朝から6回は見たか。

この辺りで待機していたら、夕暮れまでに様々な猛禽類が観察できそうだが、やはりナベコウが気になる。

11月にはクロハゲワシも現れた!

次の探索場所は早朝盛り上がりを見せた森山干拓地へ。

森山干拓地最奥地のポイント

早朝の鳥の濃さに期待したが、早朝より野鳥の動きが鈍く、ここでもナベコウも発見できず。

しかし、早朝は観察できなかった2羽のヒシクイを観察することができて、戻って来た甲斐があった。


ジョウビタキ

夕暮れが近づき、再度中央旧干拓地から新干拓地へ向かう。

中央新干拓地では道路近くでマナヅルが採餌している。
動画 ※最後に0.25倍スロー画像あり

後半の翼をバタつかせて飛び跳ねているのはどんな意味があるのか?餌場の確保を誇示しているのかも?

17時を回り、未練たらしく最後に中央旧干拓地の探索を行うも結局ナベコウは現れず。

やることは全てやったと言い聞かせて諫早干拓地での探鳥を終えた。

※今回は地元バーダーAさんには大変お世話になり、また気持ち良く探鳥を行うことができました。メンバー全員が諫早干拓地デビューであり、Aさんのアドバイスとガイドがなければ、あの広大な干拓地で迷鳥となっていたでしょう。

さぁ、寒い中での探鳥を終えて暖かい場所で温かい食事でもしよう!という流れに乗りたかったが、ここからが鹿児島県の出水までの大移動の始まり。

出水まで移動するのに高速道路を使って有明海をぐるっと時計回りで移動する手段と島原半島からフェリーで有明海を横断して熊本から出水に向かう手段がある。

今回は運転手への負担をできる限り減らしたかったので、後者を選択して島原半島の多比良港から長洲港経由で出水に移動した。

途中食事もしたので出水到着は22:30となった。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順) 前後半合計

アトリ
マナヅル
カワラヒワ
トビ
マガモ
コガモ
モズ
カワウ
チュウヒ
ハヤブサ
ツグミ
ノスリ
ホオジロ
シロハラ
アオジ
ウグイス
カンムリカイツブリ
ヒヨドリ
ミコアイサ
トモエガモ
ダイサギ
クロツラヘラサギ
ヘラサギ
カシラダカ
ベニマシコ
ハイイロチュウヒ
オオジュリン
チョウゲンボウ
ミサゴ
アオサギ
タヒバリ
ハクセキレイ
スズメ
バン
コサギ
ウミアイサ
ジョウビタキ
シジュウカラ
ヒバリ
ムネアカタヒバリ
コチョウゲンボウ
タシギ
キセキレイ
イソシギ
クサシギ
ゴイサギ
ナベヅル
ミヤマガラス
ヒドリガモ
ヒシクイ
ハシボソガラス

計51種