探鳥記 2018.11.3 新潟探鳥② 鳥屋野潟⇒瓢湖 8:45~13:00 晴れ

鳥屋野潟 8:45~10:10

鳥屋野潟は新潟駅の南部に位置し、周囲に県立図書館など公共施設やスタジアムがある一大都市公園である。

地元の知り合いのアドバイスから、鳥屋野潟公園の鐘木地区を中心に探鳥した。

遠くの水面には存在感抜群のコハクチョウマガモコガモが点在している。

ここでは水面に浮かぶ水鳥だけでなく、目の前に広がる草原ではシジュウカラオオジュリンアオジなどの小鳥を見聞きしたり、上空を旋回するノスリを2羽観察することができた。

また緑多い公園内ではアカゲラルリビタキを見聞きするなど意外な出会いがあった。

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ
ムクドリ
コハクチョウ
マガモ
コガモ
カンムリカイツブリ
カルガモ
ノスリ
ヒヨドリ
アカゲラ
カワラヒワ
オオジュリン
モズ
ルリビタキ
アオジ

計15種

鳥屋野潟から瓢湖への移動中 10:30~12:15

移動中に阿賀野川の河川敷に立ち寄る。

神奈川より一足早く冬羽のカシラダカベニマシコアオジを観察。

アオジより優しく聞こえるカシラダカの地鳴きを久々に聞いた。

田園地帯を通過時にミヤマガラスの群れを発見。


可愛い正面顔


特徴のあるくちばしだけでなく、横から見ると四角い頭部も目を引いた。

見聞きした野鳥(観察順)

カシラダカ
アオジ
ベニマシコ
キジ
シジュウカラ
ミヤマガラス
ハシボソガラス

計7種

瓢湖 12:30~13:00

瓢湖といえば、雪景色の中でハクチョウが湖面いっぱいにいるテレビ中継を何度か見た思い出がある。

探鳥地というより観光地という感じで、水際では観光客が記念撮影をしたり、岸に押し寄せるカモハクチョウに餌を与えている。

カモを肉眼で観察できる近さなので、異なる種類の大きさ比べ、同種での雄雌の違い、同性での幼鳥成鳥の違いや換羽の進行模様などを改めて確認できた。


新潟にいてもやはり気になる存在のハシビロガモ雄 

キンクロハジロを上から見る度に胴体が湯たんぽに似ていると思ってしまう。

キンクロハジロの成鳥の中に明らかに小さい個体を見つけた。

くちばしの基部付近の色が白っぽく、虹彩が黄土色なので幼鳥雌である。


キンクロハジロ幼鳥雌 

向かいの岸辺にはコハクチョウの群れが見える。

いまだ本日オオハクチョウを観察していないので、1羽1羽慎重に観察した結果、4羽見つけることができた。

帰り際に再度カモの大群の中にアメリカヒドリトモエガモがいないか探索するも見当たらず。

見聞きした野鳥(観察順)

コガモ
オナガガモ
ヒドリガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
コハクチョウ
オオハクチョウ
ハシビロガモ
トビ
スズメ

計11種

 

探鳥記 2018.11.3 新潟探鳥① 佐潟 5:10~8:30 晴れ

新潟市内周辺には冬鳥であるハクチョウガンカモ類の一大越冬地が点在しており、以前から是非とも探鳥したいと思っていた。

これら冬鳥の探鳥時期としてはまだ最盛期とはいかないが、コハクチョウヒシクイマガンなど定番の鳥は相当数の飛来が確認されており、また雪が積もると探鳥地を回るのも大変になる。

そこで、ざっとどんな探鳥地か知るだけでも有意義なものになるだろうと鳥仲間6人で新潟探鳥をした。

ちなみに今回の新潟遠征は深夜にこちらを出発してその日の夜に帰ってくるという、いわゆる弾丸ツアーとなった。

この心身に厳しい弾丸ツアー、当初は新潟市近郊で1泊する計画であったが、宿を取ることができなかったためにやむを得ず決行。
皆さん、宿の手配はお早めに!

当日の行動予定は、新潟在住の知り合いのアドバイスを受けて、佐潟で日の出のねぐら立ちを観察して、鳥屋野潟、瓢湖を経て福島潟で日の入りを迎えることにした。

深夜に出発して、最初の目的地・佐潟の公園駐車場に4時半過ぎに到着。

本日の日の出の時刻は6時11分。

明るくなるまで車中で仮眠する予定であったが、寝る間もなく5時頃から水鳥の鳴き声が車外から聞こえて来た。

水鳥が活動し始めたら我々も行動開始!ということで、まだ暗い中で水際に立ち、水面から聞こえる鳴き声を鑑賞することに。

だんだん目が慣れたのか?辺りが明るくなったのか?水面に浮かぶ水鳥が見えて来た。

近くではモズの高鳴きが聞こえ、陸の鳥も活動開始。

だんだん空が薄ピンク色の染まり初めた頃には、水鳥達の鳴き声もさらに大きくなり、水面上での動きも活発になってきた。

薄暗い中でもコハクチョウの白さが目立つ中、そばにコハクチョウの幼鳥がいることに気が付いた。


コハクチョウ幼鳥 成鳥と違い、体全体は薄灰色で、くちばしはピンク色の個体

さらに水面奥の方に約20羽のヒシクイの小群を発見。

あまりに遠くてマガンがいるか分からなかったが、その後に仲間がヒシクイのねぐら立ちの際に群れの中にマガンがいるのを確認した。

夜明け前の6時を過ぎた頃、コハクチョウの小さな群れが次々とねぐら立ちし始めた。

日の出を迎えると、更にねぐら立ちの数が増えて行った。

不思議なことに今まで観察しているハクチョウは全てコハクチョウであり、オオハクチョウをいまだ観察できていない。

その後も移動するまでオオハクチョウを意識して探したが、結局見つからなかった。


朝焼けを受ける水鳥達

コハクチョウの群れがその羽音が聞こえるくらいの高度で頭上を飛び去って行く。

まさに圧巻のねぐら立ちであった。

7時を過ぎた辺りでコハクチョウカモのねぐら立ちが一段落したので、左手奥に見える観察小屋まで移動することにした。

道沿いにある看板を見て、佐潟を一周するコースがあることを初めて知った。

1周すれば様々な鳥との出会いがありそうだ。

コース上ではアオジウグイスモズなどを見聞きして、観察小屋に到着。

ここでは本日初めてのミコアイサを観察。

目の前の水面は夜明け前にヒシクイの小群がいた辺りだろう。

次回訪問する時は、ここからねぐら立ちやねぐら入るを観察するのも良いと思った。

帰り際、せっかくなので公園内にある佐潟水鳥・湿地センターが立ち寄ることにした。

センター情報では、コハクチョウの初認は10月10日で、11月2日の調査では4166羽確認されたそうだ。

日本海側に多く飛来するイメージがあるトモエガモが今回1羽も観察できなかったので、レンジャーの方に質問したところ、1か月もすれば観察されるとのこと。

ちなみにトモエガモは神奈川県では毎年1羽観察されるかされないかの珍しいカモである。

ここでもう少しじっくり水鳥達を観察したかったが、本日は4か所を日の入りまでに回る弾丸ツアー!

名残惜しくも次の目的地・鳥屋野潟へ。

見聞きした野鳥(観察順)

コハクチョウ
マガモ
モズ
コガモ
カルガモ
オオバン
ホシハジロ
ヒシクイ
カンムリカイツブリ
キンクロハジロ
ヒドリガモ
ハジロカイツブリ
シジュウカラ
ヒヨドリ
チュウヒ
カワウ
アオジ
セグロセキレイ
ハクセキレイ
ウグイス
ハシボソガラス
カイツブリ
オナガガモ
ダイサギ
スズメ
アオサギ
ミコアイサ
ノスリ

計28種 目撃談 マガン、キジバト、カワラヒワ

探鳥記 2018.10.28 金沢区臨海部 長浜公園 12:40~14:30 晴れ 

幸浦沖での観察を終えて、いよいよ長浜公園へ。

長浜公園は横浜市内でのカモ観察では外せない場所であり、特に例年ハシビロガモオカヨシガモを安定して観察できている。

まずは最も広く池を見渡すことができるD観察窓から観察開始。


D観察窓からの眺め

ざっと見渡すと右手にキンクロハジロの小群、右手にホシハジロの小群、中央にある中の島には多くにコガモと存在感あるハシビロガモがいる。


お休み中のハシビロガモ

今回は特にハシビロガモの装いを楽しみにしてきたので、現場にいたハシビロガモを1羽1羽をじっくり観察した。

C観察窓に移動。

ここからは中の島で休んでいるカモ達を最も近く、またD観察窓からは死角となって観察できないカモを観察できる。

カモが上陸して休んでいる場合、普段は水面下で見えないカモの腹や脚を観察できるので、ここからの観察は勉強になった。

またエクリプスから繁殖羽へ移行中のホシハジロ雄や、ようやく繁殖羽の顔模様になり始めたコガモ雄などカモの旬の装いを観察できた。

ただ今回残念なことは、常連さんのオカヨシガモオナガガモがまだ飛来していないのである。

しかし普通種のカモであるので、これから冬が近づけば観察できることだろう。

 

カモ以外では、C観察窓からカモ達を観察中、ササゴイ幼鳥が目の前の干潟に現れてくれた。


ササゴイ幼鳥

このササゴイ、ここ数日観察され続けているそうで、夏鳥であるから南へ渡る途中に立ち寄ったものなのだろう。

観察中ほぼ逆光により黒っぽく見えるササゴイを見て、珍鳥タカサゴクロサギを連想してしまった。

その他であるが、私が先輩バーダーの方との鳥談義の最中、仲間がハイタカらしき個体を観察したり、エナガの群れを観察していた。

時間の経過とともに正面近くから太陽を受けるようになったので、お開きとした。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ
ヒヨドリ
キンクロハジロ
アオサギ
カワウ
ヒドリガモ
ハシビロガモ
コガモ
ホシハジロ
カルガモ
ヤマガラ
コゲラ
ササゴイ
イソシギ
カワセミ
キジバト
エナガ
シジュウカラ
ウグイス
モズ
トビ
ハクセキレイ

計22種

探鳥記 2018.10.28 金沢区臨海部 幸浦沖 10:20~11:50 晴れ 

カモの観察シーズン序盤、横浜市内のカモの飛来状況を知りたく、前週の新横浜公園に続き、第2弾として長浜公園で観察することにした。

長浜公園に向かう途中、そばにある幸浦沿岸に寄り道することにした。

ここは冬の最盛期には数百羽単位のスズガモの大群が観察できる場所である。

なぜか例年1月に入ってからの観察が続いており、この時期がどんな様子か楽しみだ。

到着後、しばらくイソヒヨドリの姿や美声を堪能して、いよいよカモ探索を開始。

目の前に広がる湾の海面にはスズガモはもちろん他のカモ類やカイツブリ類もいない。

残念!と思った矢先、堤防上にいるキョウジョシギを発見!

1羽だけかと思いきや現場を去るまでに合計4羽を確認することができた。

ここでは毎年20羽前後のキョウジョシギの小群が越冬しているのが、この4羽が渡りの途中なのか?それとも越冬するのか?分からない。

ちなみに後日談であるが、我々が観察した日の以前に観察した先輩バーダーの方の話では、付近で19羽のキョウジョシギを確認したとのこと。今回のキョウジョシギ達はその19羽のうちの4羽の可能性もある。

例年キョウジョシギとの距離が遠いのでスコープでの観察で終わってしまうのだが、湾内を一通り探索し終えて再度キョウジョシギに目線を送ると、本日は珍しく10mくらいのところにいるではないか!


キョウジョシギ 幼鳥から第1回冬羽に換羽中の個体と思われる


たいてい観察する時は、下を見ながら採餌しているので、この姿勢は新鮮だ

遠くからの観察だと羽縁が白い幼羽が目立っていたが、近くから見ると冬羽がずいぶんと生えているのが分かった。

キョウジョシギを観察中、仲間が向かいの防波堤のテトラポットにいるクロサギを見つけた!


クロサギ 横浜市内での観察は興奮してしまう。しかも2羽!

冬季は、この防波堤でミサゴや東京湾では珍しいウミウがいることがあるので要チェックである。

スズガモは観察できなかったが、クロサギキョウジョシギと淡い期待をしていた鳥に出会うことができて、気持ちよく長浜公園に向かった。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

イソヒヨドリ
キョウジョシギ4
イソシギ3
ムクドリ
カワウ
ウミネコ
セグロカモメ
ハシボソガラス
トビ
ミサゴ
クロサギ2

計10種

 

探鳥記 2018.10.21 新横浜公園 14:45~16:00 晴れ

いよいよカモの季節が到来した。

今年の横浜市内でのカモの動向を把握しておきたいところ。

まずは昨年メジロガモクビワキンクロが観察され、横浜市いや神奈川県で一番盛り上がった新横浜公園へ行くことにした。

池の周りではモズの高鳴きがあちこちから聞こえてくる。
モズ

ざっと池を見渡すとコガモがポツンポツンと水面や対岸の草原の水際にいる。

シマアジアメリカコガモが紛れている可能性もあるので慎重に確認する。

右手からハシビロガモの群れが移動してきた。


ハシビロガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中

8か月ぶりに間近で観察したが、どこか悪役の雰囲気が漂う印象は変わらない。


ハシビロガモ雌 非繁殖羽

このハシビロガモが多いのが新横浜公園の特徴だろう。

この日は少なくとも雄9羽雌7羽を確認。

野鳥の会神奈川支部が毎年1月に実施している県内のガンカモ調査では、ここ数年50羽前後しか記録されていない。

今年も総数50羽としたら、およそ3分の1がここに集まっている計算になるので、ハシビロガモを観察する絶好の場所であると言える。

ハシビロガモの次に存在感があったのがヒドリガモ。


ヒドリガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中の個体で、額から頭頂にかけてはまだクリーム色になっていない。こういう換羽の経過を観察できるのが今の時期の魅力である。

引き続き水際チェックを行っているとヨシガモ雌を発見した。


ヨシガモ

ヨシガモといえば緑光沢に輝くナポレオンの帽子のような頭部を思いつくが、雌も色は地味だが頭部の形は似ている。

ヨシガモを横浜市内で見つけるのに毎年苦労しているので、このカモに横浜市内で出会う度に安堵感が混じった嬉しい気持ちになる。

その他、キンクロハジロカルガモを観察するもオカヨシガモとは結局会えなかった。

今回はいつもよりカモをじっくり観察することを意識していたので、水門付近までしか観察できずにお開きとした。

ちなみにカモ以外では、そばから飛び立つタシギを2羽観察することができたが、昨年観察できたヨシゴイ対岸にある草原を探索するも確認できなかった。

見聞きした野鳥(観察順)

モズ
スズメ
コサギ
アオサギ
バン
コガモ
ハシビロガモ雄9雌7
オオバン
ヒドリガモ雄5雌3
ヨシガモ
タシギ2
カルガモ
カワセミ

計13種

探鳥記 201810.14 東京港野鳥公園 12:00~15:00 晴れ

各地でカモの到来を耳にし始めた今日この頃、東京港野鳥公園のHPにオシドリシマアジを含む10種類のカモが記録された。

この時期のカモはエクリプス、非繁殖羽、幼鳥とオスもメスも様々な装いであり、カモを深く知るには良い機会ということで探鳥することにした。

現地に12時到着、秋空の下マッタリモードの中でスタート。

最近オシドリは西淡水池で観察されているので、まずはそちらから園内を回ることに。

4号観察小屋ではノスリを、3号観察小屋ではエクリプス状態から繁殖羽へ移行中のマガモ3羽とバン幼鳥を観察。


マガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中の個体

3羽いるマガモ雄はそれぞれ繁殖羽へ移行中の装いが異なり、こういうのを見たかったのよ!としばらく見入ってしまった。


右個体から左個体へ進むにつれて繁殖羽へ移行していく過程の並びになっている。深緑色になっていく頭部に注目すると分かり易い。

今の秋の渡り時期になると、西淡水池周辺の樹木にはキビタキコサメビタキエゾビタキなどが観察されるので意識して探索したが、観察できなかった。

次に東淡水池へ移動。

ここでの観察はカルガモコガモカイツブリアオサギダイサギなどで、まだまだ冬鳥シーズン序盤といった雰囲気。

次にセンタ―に入って、目の前に広がる汐入りの池に浮かぶカモを観察。

まずはシマアジを探すことにする。

100羽くらいいるだろうカモの中から、まずはコガモと同じ大きさで選別し、次にコガモと似て非なる顔模様に注目して探すとと見つけることができた。

シマアジは1羽だけのアウトサイダーと認識しているのか、カモの群れの外側にいたり、離れてポツンといることが多かった。

今回一番目に付いたヒドリガモの群れでは、雄のエクリプスから繁殖羽へ移行中の様々な個体を観察できて満足した。

また遠くに全体が黒っぽく見えるカモがいたので注視するとヨシガモであった。

シギに関しては、先日までは長逗留のアカアシシギや30羽のトウネンなど観察されて盛り上がっていたが、本日は両者は見当たらず。

しかし第1回冬羽のアオアシシギ3羽を観察!やはりどこにいってもシギチドリは気になる存在で嬉しいものだ。

ちなみに知り合いのレンジャーの話によると、30羽のトウネンは新設された前浜干潟での観察であり、今後のシギチドリの渡りの際は目が離せなくなりそうだ。

※今週に入ってタゲリケリが飛来したとのこと。

今回はオシドリは観察できなかったが、1日で10種類のカモを観察でき、これから始まるカモ観察の良い予行練習となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ
ノスリ
バン
マガモ
モズ
ハシブトガラス
コガモ
シジュウカラ
ハシボソガラス
カイツブリ
アオサギ
ダイサギ
スズメ
キジバト
キンクロハジロ
スズガモ
カルガモ
シマアジ
ヨシガモ
オナガガモ
ヒドリガモ
ホシハジロ
アオアシシギ
キアシシギ
カワウ

計25種

探鳥記 2018.10.9 権現山 9:15~14:30 曇り

ここのところ、シギチドリ観察に夢中になり、タカの渡りの観察が疎かだったので、本日は権現山でタカの渡りを観察することにした。

権現山の展望台に9時15分に到着。


湘南平方面を望む


箱根山・足柄峠を望む ここを通過するタカが向かう方面である

ここでタカの渡りの調査をしている皆さんに御挨拶を済ませて、ご一緒に探鳥開始。

この日は9:27サシバ10、10:13サシバ17、10:30サシバ12と3回のサシバの鷹柱を比較的近い距離で観察できた。

※音声は消しています

鷹柱の他にも、不意に目の前にサシバが2羽湧いて来るように姿を見せる場面があり、観察者を嬉しいパニックに陥れた。

※最後にスロー再生あり。

また、上空高く飛ぶタカの識別にあれこれ悩むのも楽しい時間だった。

もちろん写真判定すれば識別できることが多いのであるが、上空を飛んでいるタカをリアルタイムに肉眼で判断するのは緊張感があって楽しい。

ところで権現山はタカの渡りの観察地であるとともに、この時期は夏鳥・渡り鳥・冬鳥と様々な小鳥達が観察できる場所である。

地上ではエゾビタキコサメビタキオオムシクイキビタキモズなどの小鳥達が観察されていた。


渡り途中のエゾビタキ


モズ 梢で秋の高鳴きを何度も披露してくれた。

午後になると、タカの渡りはほとんど動きがなくなり、時々のノスリツミが現れるだけの状態。

14時過ぎに観察を終了した。

この日は滞在中サシバ59羽、ハイタカ1羽、ノスリ2羽、ツミ羽現れたと記憶している。

確かに合計数はそれほど多くはなかったが、サシバの鷹柱を3回観察したり、至近距離で観察するなど充実した探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ
ヒヨドリ
メジロ
モズ
サシバ
ハイタカ
トビ
ノスリ
ツミ
キジバト
アオバト
コゲラ
エゾビタキ
ハシボソガラス
アオゲラ

計15種

 

 

 

探鳥記 2018.10.7 三番瀬 8:30~12:20 晴れ

先週は目的のコオバシギを観察できず残念な結果となったが、何といまだ三番瀬に滞在中とのことなので、今週も三番瀬へ。

干潟に降り立つと即コオバシギ探索を開始。

しばらくした後、オバシギの群れに混じって食事中のコオバシギを観察することができた。


コオバシギ幼鳥 体上面に幼鳥特有の、いかり模様のサブターミナルバンドがある


コオバシギ幼鳥 後ろのダイゼン冬羽はやはり大きい


幼鳥から第1回冬羽へ移行中のオバシギ  特に左個体の肩羽は灰色の冬羽が目立つ

まとめ動画

コオバシギは前半はダイゼンのそば、後半はオバシギのそばで食事中。
オバシギと比べると、名前の通り胴体やくちばしが小さいことが一目で分かる。

 

コオバシギの観察を終えた後は、いつものように市川側から船橋側へ移動してシギチドリ観察。


オオソリハシシギ幼鳥 前回同様に幼鳥3羽一緒で行動していた


珍しくじっとしているミユビシギ

その他、ハマシギシロチドリメダイチドリなど常連さんを観察して、探鳥終了。

今回はなんといっても待望のコオバシギ

幼鳥のサブターミナルバンド模様が印象に残った探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ミユビシギ
ウミネコ
ミヤコドリ
オバシギ
ダイサギ
コオバシギ
シロチドリ
コサギ
ハマシギ
セグロカモメ
カワウ
メダイチドリ
オオソリハシシギ
ソリハシシギ
モズ

計15種 目撃談:トウネン、ヒバリ

探鳥記 2018.9.30 三番瀬 15:20~17:00 雨

台風24号が関東に接近する中、多摩霊園でのヨタカ観察を無事終えた。

雨がポツポツ降って来たが、当初の予定通りコオバシギ幼鳥に会うため三番瀬へ強行探鳥。

多磨霊園から三番瀬への道中、台風による雨足の強さだけでなく、明るいうちに到着できるかも気になったが、何とか無事15時過ぎに到着。

この状況下でさすがにバーダーは見当たらない。

それではシギチドリ達もいないかというと、台風前でも黙々と採餌中。

とうより人がいないので伸び伸びとしているように見える。

観察に本腰を入れ始めた頃、雨足が強くなり、傘を差しながらのスコープ観察となった。

まずは遠くにいる、体上面に白い羽縁があるミヤコドリ幼鳥をじっくり観察。

手前ではハマシギの幼鳥達が活発に採餌中。

以下、その時の動画です。

このまま雨が続くかと思いきや、しばらくしたら止んだので、次の雨までにできるだけ早く探鳥しよう!

目的のコオバシギはどこにいるか?

メンバー3人でできる限りの探索したが、結局見つからず。

南に渡ってしまったのか?付近へ移動してしまっただけなのか?

それでも、この日の三番瀬は幼鳥の姿をじっくり観察することができ、有意義な時間となった。


ハマシギ幼鳥から第1回冬羽に移行中の個体 背中や肩羽に灰色の冬羽が見える


メダイチドリ幼鳥  肩羽は、新しい冬羽?摩耗した幼羽?幼羽のサブターミナルバンドが見えるような見えないような、、、。


オオソリハシシギ幼鳥 くちばしの長さから2羽とも雄?幼鳥なので今後成長して伸びるかも


トウネン幼鳥

雲行きが怪しくなってきた、、、。

雨の三番瀬もなかなか良いと余韻に浸りたかったが、横浜ベイブリッジが閉鎖されても困るので、速やかに退散した。

見聞きした野鳥(観察順)

ハマシギ
ミユビシギ
ダイゼン
ミヤコドリ
ウミネコ
オオソリハシシギ
メダイチドリ
ソリハシシギ
オバシギ
シロチドリ
トウネン

計11種

野鳥 ヨタカ 2018.9.30 多磨霊園

今回は台風24号が関東に接近する直前に多磨霊園で観察したヨタカです。

台風が夜半に最接近するということなので、日中何とか短時間でも探鳥しようと行く場所を検討。

三番瀬では今シーズン未見のコオバシギがまだ滞在中とのこと。

台風でいなくなる可能性が高いので、その前に観察することに決めて、鳥仲間のSさんにお誘いの連絡をしたところ、何とSさんは多磨霊園でヨタカを観察中でした!

ヨタカと聞いては、問答無用!

まずは多磨霊園に行き、台風の状況を見て三番瀬へ行くことに変更。

横浜から多摩霊園までの道のりはもちろん、多磨霊園内に入ってからも侵入禁止の場所が多く、ポイントにたどり着くのに難儀して、やっとの思いで観察できました!


第1印象は思っていたより大きい!でした。全長約30㎝です。

夜間に観察したことはありますが、明るい時間できちんと観察するのは初めてです。


ポツンとしたくちばしは小さく見えますが、口を開けると横幅がありますから飛んでいる虫を捕まえるのは問題なしです。

 


枝の下へ歩きながら移動中。薄っすらと目を開けています。

 

 


今度は反対側から撮影。

この木のどこかにヨタカがいる!と思って探さないと見つからないレベルだと思います。第1発見者の方は凄い眼力ですね。


こちらを向いていますが、分かりにくいですね。頭部右に閉じている目が見えると思います。

 


下腹が見える角度から撮影。横幅が意外とありますね。

まとめ動画

※最後に口を開けるスロー再生があります。

 

野鳥と野鳥が好きな人を応援します

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