探鳥記 2018.11.18 多摩川 登戸 8:15~10:40 晴れ

シギ・チドリの夏から秋にかけての戻り渡りも終わり、しばらくシギ・チドリ観察はお休みかな?

という分けにはいかず、これからの季節はイカルチドリイソシギなどの留鳥組とヤマシギや先日の金沢臨海部のキョウジョシギのような越冬組の観察に移行するのである!

ということで今回は毎年多摩川の登戸で越冬するオジロトウネンが今シーズンも飛来しているか確認することにした。

登戸駅付近の神奈川県側の河川敷から探鳥開始。

河川沿いの草地では例年見聞きすることが多いモズやジョウビタキがいないので寂しい。

堰の上流側から水面にオカヨシガモとホシハジロの群れを観察。


上流から見た堰

例年ならこの辺りのもっとカモがいたような気がするが、まだ時期尚早ということか。


以上の3枚全て左が雄、右が雌。雄の方が大きいのが分かる。

堰の下流に移動。

水が流れ落ちる付近にはオカヨシガモヒドリガモマガモの小群が見える。

ここでも例年よりオカヨシガモの姿が目立つ。

堰の上にはカモ達に混じってセグロカモメも見える。


下流側から見た堰

ここからすぐ下流に広がる浅瀬が本日の主役オジロトウネンが観察されるポイントである。

その他のシギチドリでは冬季にイカルチドリハマシギイソシギを観察したことがある。


オジロトウネンらを観察した浅瀬

毎回オジロトウネンを観察する場所は東京都寄りの河川敷で遠くから見ると灰色の岩盤付近にいることが多い。

この岩盤、ちょっと調べて見ると登戸パミスと呼ばれている130年前の泥岩層のようで、この地層が川原に露呈・浸食されてを灰色の川原に見えるそうだ。

双眼鏡でざっと見ただけでもセグロセキレイハクセキレイキセキレイタヒバリセキレイの仲間があちこちで動き回っている。

セキレイに混じって、尾を上下に振りながら歩き回るイソシギや川原の砂利にうずくまって休んでいるイカルチドリを発見。

イカルチドリは目が慣れてくると次々に見つかり、10羽以上はいる模様。

仲間がハマシギを見つけた。


※中央右がハマシギ、左奥にイカルチドリ

ハマシギの冬羽は繁殖羽と違って地味な色合いなので、遠目からの観察ではダウンカーブしたくちばしが頼りになる。

後は本命のオジロトウネンを見つけるだけだ。

先ほどから何度も灰色の岩盤の登戸パミス付近を丁寧に探索しているが見つからない。

冬羽のオジロトウネンの探索ポイントは、小さい体と黄色の脚とのっぺりと見える灰色の上面である。

登戸パミスを何往復したか忘れたが、ついに無事発見!しかも2羽!

いままで岩陰などの死角にいたのかな。


※非常に小さいですが、灰色の岩盤の上にいます

発見してからは2羽が付かず離れずの距離間で動き回っていた。

今年も無事越冬してくれて嬉しい。

シギ・チドリは年々減少傾向にあり、毎年観察記録のある場所が途絶えてしまうケースを耳にすることが多いからだ。

その後、ハヤブサが下流から上流に向かって通過していったのを見届けてお開きとした。

冬の多摩川登戸流域はカモシギチドリサギ、冬の小鳥、そしてそれらを捕食する猛禽類と様々な野鳥を観察でき、しかも登戸駅から徒歩数分で河川敷に着くアクセスの良い場所でもある。

今度は上流の聖蹟桜ヶ丘付近や羽村堰、あるいは下流の丸子橋や河口付近も探鳥したい。

見聞きした野鳥(観察順)

オオバン
カワウ
コサギ
ダイサギ
アオサギ
ハシボソガラス
オカヨシガモ
コガモ
キンクロハジロ
ホシハジロ
ユリカモメ
マガモ
セグロカモメ
タヒバリ
ハクセキレイ
イカルチドリ
キセキレイ
イソシギ
ハマシギ
オジロトウネン
ハヤブサ

計21種

野鳥 チョウゲンボウVSハシボソガラス 2018.11.16 麻機遊水地

今回は先の静岡探鳥の麻機遊水地上空で撮影したチョウゲンボウです。

発見時、ハシボソガラスに執拗にからまれていました。

たいてい猛禽類はカラスからの追尾を嫌がって逃げ去ってしまいますが、このチョウゲンボウハシボソカラスに接近されるたびにヒラリとかわして、最後はハシボソカラスの方が追い回すのを止めて飛び去ってしまいました。

以下がその動画です。後半のスロー再生はハシボソガラスをかわす場面です。

チョウゲンボウのヒラヒラと翼を動かす動作と両者の大きさ比較に注目です。

参考までに
チョウゲンボウ雄 全長 約33㎝ 翼開長 約68㎝
ハシボソガラス  全長 約50㎝ 翼開長 約99㎝


※音声は消しています

探鳥記 2018.11.16 静岡探鳥③ 浮島が原 13:50~15:50 晴れ

富士川河口から浮島が原へ。

ここでの探鳥は特にポイントはなく、ゴールを狩野川西部浄化センターとして浮島が原の西側から探索することにした。

ここでは主にコチョウゲンボウコミミズクを観察したい。

探鳥開始間もなく、川を横断する際に水面にいるカモをチェックすると、何とアメリカヒドリ雄を発見!

最近はヒドリガモとの交雑種を観察する機会が多いので、慎重に観察するとやはり純正のアメリカヒドリと分かり、メンバーのテンションが上がった。

ここでは冬に過去2回探鳥しているが、以前は普通に観察できたケリの姿をまだ見ていない。

どうしたものかなぁ?と思いを巡らし始めたら、不思議と直ぐにケリに出会うことができた。


発見時、ひょっこり顔を出していたケリ


日本で観察されるチドリ科の中では虹彩が赤いのはケリだけ 目が血走っている分けではないが、この鳥の気性の荒さは有名である

ケリの観察はこの時のみだったので、やはり数が減ったのか?それともタイミングの問題か?

肝心の猛禽類の方は、電柱止まりするノスリを見る機会は多かったが、是非とも観察したいコチョウゲンボウだけでなく、普通に観察できると思われたチョウゲンボウの姿さえも見当たらない。

探索中に感じたことだが、浮島が原は前回に比べて農耕地のリサイクル施設などへの転用が進んでおり、気が付いたら施設内へ続く道であったり、行き止まりだったりすることが多かった。

夕暮れが近づいて来たので、急いでゴールの狩野川西部浄化センターに向かう。

センター内のビオトープはカモなど水鳥が多く集まるところであり、以前マガンを観察したことがあった。

また周辺の草木には冬の小鳥を観察することが多く、浮島が原での探鳥では外せない場所である。

今回はカモの数は少なかったが、ミコアイサ雄のエクリプスを間近で観察することができた。


ミコアイサ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中

確かにミコアイサは雄が分かり易い繁殖羽(通称パンダガモ)の状態なら、雌や幼鳥との区別は簡単である。

しかし今の時期のミコアイサは雌タイプが多いので識別もなかなか苦労する。

この個体は上背が黒く、また上面に白い繁殖羽が見えているので雄であり、また雨覆が白く三列風切から雨覆までは太く白線が繋がっているので幼鳥ではなく成鳥と判断した。

ミコアイサを観察中、ハイタカ雄とチョウゲンボウが上空を通過して、探鳥のオオトリを飾った。

だんだん暗くなってコミミズクがそろそろ仕事始めをする頃なので、しばらく周囲を探索したが見つけることはできなかった。

 

今回の静岡探鳥、猛禽類ではオオタカハイタカチョウゲンボウハヤブサミサゴトビとまずまずの成果であり、ハイタカ以外は猛禽類では珍しくじっくり観察する時間が取れた。

またシギチドリ類もケリタゲリイソシギトウネンダイゼンと予想以上に観察できた。

短い観察時間での3か所巡りで慌ただしかったのはいつものことだが、今回の現地視察は次回以降の静岡探鳥に有意義なものになるだろう。

この冬鳥シーズンの再訪を誓って帰宅した。

見聞きした野鳥(観察順)

カルガモ
ノスリ
オオバン
ハシボソガラス
ヨシガモ
アメリカヒドリ
ハクセキレイ
スズメ
マガモ
ヒドリガモ
ハシビロガモ
カワセミ
コガモ
ミコアイサ
アオサギ
カイツブリ
コサギ
オナガガモ
ハイタカ
タヒバリ
ハシブトガラス
ムクドリ
オナガ

計23種

探鳥記 2018.11.16 静岡探鳥② 富士川河口 12:00~13:10 晴れ

麻機遊水地から富士川河口へ。


左に富士山、右に愛鷹山を望む 

観察場所は前回探鳥した同じ場所である河口右岸の滑走路脇。(前回の探鳥の様子⇒2018.1.21探鳥記

駐車場所からざっと見渡して鳥がいない様子だったので、簡単に探鳥して次の浮島が原に行こうとしたが、、、。

丁寧に探索すると予想以上に鳥がいてビックリ。

カモ類では、特にカワアイサ雌タイプ8羽を確認、遠距離なので雌?エクリプス?幼鳥?詳細な観察ができず残念。

カワアイサは時々陸地に上がると朱色の脚が遠くからでも鮮やかで目立った。

他にはオカヨシガモマガモを確認したが、種数ともに少なかった。

猛禽類では河川敷で休憩中のミサゴハヤブサ、対岸の樹上に止まるノスリを観察。

今回ハヤブサの水浴びする姿を初めて観察できた。

※遠くからの撮影ですので、非常に小さいです!

シギ・チドリでは、前回に続いて仲間が中州で休む30羽近くのタゲリの群れを見つけた。

前回も感じたのだが、タゲリというと関東では田んぼにいるイメージが強いので、河川敷にいると不思議な感じがする。

遠くの中州ではダイゼンが1羽ポツンとじっとしていた。

現場ではムナグロと判断したが、帰宅後の動画では体上面の白い部分がチラッと見えた。

また割合近い水際ではタヒバリの群れとともにトウネンが食事中であった。

冬鳥シーズン初めにしては、そして当初の予想より様々な出会いがあって楽しめた。

次の目的地・浮島が原へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

ハクセキレイ
カワウ
ウミアイサ
オカヨシガモ
ミサゴ
アオサギ
ダイサギ
セグロセキレイ
トビ
ノスリ
ハヤブサ
タゲリ
マガモ
カワラヒワ
イソシギ
ダイゼン
トウネン
タヒバリ
モズ
コサギ
オナガ

計21種

探鳥記 2018.11.16 静岡探鳥① 麻機遊水地 8:30~10:50 晴れ

金曜日に有給休暇を取っての3連休で探鳥遠征を検討するも、ずいぶん前から土曜日は雨の予報となっていた。

そこで金曜日は日帰り探鳥に切り換えて、どこに行くかを仲間と相談。

せっかくの平日探鳥だから休日混みそうな場所へ行くという基準で、今回の静岡探鳥となった。

コースは冬の猛禽類の観察を主として、麻機遊水地⇒富士川河口⇒浮島が原とした。

まずは静岡市内にある麻機遊水地へ。

ここ数年ずっと探鳥したいと思い続けて来た場所であり、ようやく念願がかなうことができた。

嘘のような話であるが、10月末から数日間イヌワシ幼鳥がここに降り立ってしばらく滞在したとのこと。

その後イヌワシは観察されていないが、不意に登場する可能性もゼロではない。

イヌワシ観察という淡い期待を抱いて現地に無事到着。

初めての探鳥地なので、どこがポイントなのか全くわからない。

取り敢えずまずは第4工区と呼ばれる池の南岸から観察。


上の上空画像にある青文字付近からの展望 ここから観察した

土手越しに遊水地の水面が見ると、マガモヒドリガモの小群がいる。

少し離れたところに体全体が黒っぽく見えるヨシガモ雌を発見。

特に珍しいカモではないが、ヨシガモを見るとなぜかテンションが上がる。

ふと上空に目をやるとハシブトカラスが数羽絡み合って飛んでいる。

このような場合、カラス同士でじゃれ合っているか?猛禽類を威嚇しているか?のどちらだが、今回は何とオオタカを威嚇していた。

このオオタカハシブトカラスに追われて我々の前方にある樹木に逃げ込んで難を逃れた。

大好きなオオタカの登場、しかもスコープで細部までじっくり観察できて更にテンションが上がった。

オオタカの鋭い目つきはさすが猛禽類といった感じで、観察しているこちらの気持ちも引き締まるくらいだ。

実際はカラスに威嚇されビクビクしていると思うが。


 猛禽ツアー、オオタカの登場で最高の滑り出しとなった

枝止まりしている最中も仕切りに上空を気にしていた。

以下はその時の様子。

その後、カワセミイソシギのように水面すれすれの高さで奥の樹林に飛び去った。

上空を飛ぶとまたカラスにからまれる心配でもしたのだろう、あんな低空で飛ぶオオタカを初めて見た。

次に第3工区に移動。

駐車場の前に設置されている観察小屋の2階から、エリアの様子はもちろん周囲の山々を一望できる。


観察小屋の2階からの眺め

目の前に広がる池や周囲の樹林には鳥影はなく、また山々の尾根上空を中心に猛禽類を探すも観察したのはトビだけであった。

この状況から第3工区には深入りせず富士川河口に移動することも考えたが、初めての場所なので様子だけでも把握することにした。

入口付近の草地ではベニマシコが盛んに鳴いていた。

内部に進むにつれ、鳥影が濃くなり、ジョウビタキアオジカシラダカなどの冬の小鳥の他、ウグイスエナガシジュウカラなどの留鳥も見聞きすることができた。

観察できなかったが、ツグミシメシロハラなどもいる雰囲気であった。

まだまだ冬鳥シーズンが始まったばかりという感じで、冬鳥が種数ともに増加するこれから楽しみだ。

何とかこの冬に是非とも再訪したい場所である。

次の探鳥地・富士川河口へ。

見聞きした野鳥(観察順)

モズ
ジョウビタキ
ホオジロ
ケリ
カルガモ
ヒドリガモ
マガモ
アオサギ
ダイサギ
ハシブトガラス
カワウ
オオバン
カワセミ
バン
カワラヒワ
ヒヨドリ
ハクセキレイ
オオタカ
ハシボソガラス
チョウゲンボウ
ウグイス
コサギ
トビ
ベニマシコ
キジバト
アオジ
メジロ
カシラダカ
エナガ
シジュウカラ

計30種

探鳥記 2018.11.11 境川遊水地 8:30~12:45 晴れ

最近は横浜市内でのカモ観察が続いている。

新横浜公園や長浜公園での観察が多いが、もう一つ忘れてはいけない場所が今回の探鳥地の境川遊水地である。

横浜市と藤沢市の境界を流れる境川に沿って、北から今田・下飯田・俣野と3つの遊水地が連なる。

面積の広い割にはカモの数は少ないが、普通種の他にトモエガモホオジロガモ観察されることもあり、油断できない場所である。

 俣野遊水地 通称ビオトープ

今回は南の俣野遊水地から探鳥開始。

水面にはカルガモコガモ

水際や草原の根元付近にタシギクイナがいないか探索するも見当たらず。

冬季、周囲のアシ原や樹木にはアリスイオオジュリンセッカも要注意である。

隣接するグランドでは何と13羽のタヒバリがあちこちで食事中。

ふいにオオタカが上空を通過して、遠くでゆっくり弧を描きながら飛翔する姿を観察。

これだけでも盛り上がったのだが、さらにしばらくすると今度は何とタゲリ9羽が上空に出現!

タゲリの群れはオオタカに追いかけていた状況だったので、慌ただしく通り過ぎていった。

それにしてもタゲリを横浜市内で初めて観察でき、横浜バーダー感極まり。

そういえば以前に地元バーダーから聞いた話では、遊水地として整備される前はこの辺りではタゲリタマシギなどは普通に観察できたとのこと。

下飯田遊水地

水面にはマガモが目立つ。

周囲の草原ではオオジュリンベニマシコなど冬の小鳥を探すも、まだ早いようだ。

最近は鷺舞橋からヨシゴイヒクイナクイナが観察されているので、しばらくここで探鳥することに。

以前もクイナヒクイナをここで観察したのだが、その時は2種とも頻繁に水際に出てきてくれた。

が、今回はヨシゴイヒクイナは現れず、クイナは粘りに粘って何とか観察した。

 

クイナを待っている最中、上空を通過するビンズイ、絶滅危惧Ⅱ類に登録されたカシラダカ、今季初見のジョウビタキ雄を観察。

冬鳥のカシラダカは今のところ普通に観察できる認識であるが、シマアオジのように爆減しないことを祈りたい。

たいていキジチョウゲンボウをこの辺りで見聞きするのだが、今回は観察できず。

今田遊水地

ここでは冬季この辺りで越冬するイカルチドリタシギを中心に観察。

イカルチドリを見ると毎回コチドリを思い出しては両者の比較をして、脚とくちばしがより長いことを確認してしまう癖がある。

両者の同時観察は意外と難しいが早く実現したいものだ。

遠く上空ではチョウゲンボウカラスにモビングされていた。

見聞きした野鳥(観察順)

カルガモ
コガモ
スズメ
ホオジロ
タヒバリ
オオタカ
オオバン
ハシボソガラス
マガモ
カワウ
カイツブリ
カシラダカ
ジョウビタキ
ビンズイ
カワラヒワ
クイナ
シジュウカラ
アオサギ
モズ
アオジ
キジバト
ヒヨドリ
カワセミ
トビ
イカルチドリ
バン
タシギ
コサギ
ハシビロガモ
カンムリカイツブリ
チョウゲンボウ
ハシブトガラス
イソシギ
オカヨシガモ

計34種

※知り合いが早朝から10時までの探鳥で49種を確認。冬も朝から探鳥するのが良いと実感。本格的な冬鳥シーズン前にこれだけの種数がいるのだから、やはり境川遊水地は素晴らしい探鳥地であると実感した。

 

 

探鳥記 2018.11.10 金沢臨海部 11:15~15:40 晴れ

ベスト体重から5㎏オーバーの日々が続いている。

本日は家でのんびり過ごそうかと思ったが、こういう時こそ減量するチャンスと自転車で運動することにした。

ただ自転車に乗るだけも何であるから探鳥地を巡ることにした。

選んだコースは金沢区臨海部だ。

結局、本日も野鳥活動をするのに変わりないのであった、、、。

幸浦沖 11:15~11:40  

前回10月28日探鳥時と同じ場所にキョウジョシギ3羽を確認。

到着時、遠くの防波堤にはカワウカモメ類のみで、しばらくミサゴクロサギの出現を期待するも現れず。

ヨットハーバー脇のテトラポットの新たにキョウジョシギ2羽を確認。

見聞きした野鳥(観察順)

キョウジョシギ5、カワウ、ウミネコ、セグロカモメ、イソシギ、アオサギ、イソヒヨドリ、ハシボソガラス 計8種

富岡並木ふなだまり公園 11:55~13:00

ここは例年ホシハジロキンクロハジロが多く、本日も水面中央にはホシハジロ約160羽、キンクロハジロ約30羽くらいの群れがいる。

近接する長浜公園と行き来するあるカモ達もいる。

今回はこの時期であるから換羽観察を楽しんだ。


頭掻きをするキンクロハジロ雄 


ホシハジロ

海へとつながる狭い水路ではヒドリガモの小群に分かり易いヒドリガモアメリカヒドリの交雑個体がいた。

見聞きした野鳥(観察順)

ホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カルガモ、トビ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、カワラヒワ 計8種

長浜公園 13:10~14:00

3週連続の探鳥となった。

本日、ついにオナガガモが観察されて、常連のカモが出揃った。


旅の疲れか?お休み中のオナガガモ

いつもは樹上で動き回るヤマガラが地上に降りて食べ物を探していた。

見聞きした野鳥(観察順)

ハシボソガラス、トビ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワウ、カルガモ、キンクロハジロ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、アオサギ、オナガガモ、カワセミ、イソシギ、コゲラ、カルガモ、イソシギ、メジロ、ウグイス 計22種

称名寺 14:50~15:40

長浜公園から八景島駅前に行き、周辺の松林でビンズイを、平潟湾で水鳥を探索するも見当たらず。

疲労感が強まる中、称名寺へ。

称名寺では例年オナガガモの小群が越冬する。

厳かな雰囲気の中、数羽しかいないオナガガモが広い水面をゆったりと移動している姿はとても優雅に見える。

肉眼でオナガガモのいる風景を楽しみたくなる場所である。


オナガガモ


オナガガモ

池のそばの樹木では休憩中のゴイサギ幼鳥2羽を観察。

また滞在中に庭園周辺ではカワセミの声が響き渡り、また帰り際は姿も見ることができた。

もう少し滞在したかったが、暗くなる前に帰宅しないといけないので、ここで探鳥を終えた。

帰りは小学生に横目で見られながら追い抜かれしまうほど疲労しながら家路となった。

肝心の減量の成果は今となっては分からないが、現在も安定飛行が続いている。

見聞きした野鳥(観察順)

カワセミ、モズ、ヒヨドリ、カルガモ、オナガガモ雄7雌3、ウグイス、ハシブトガラス、ゴイサギ 計8種

 

探鳥記 2018.11.4 長浜公園 10:20~12:40 曇り

前日の新潟弾丸ツアーの疲れで、本日は遅い起床となった。

眠い中ふと携帯電話を見ると、先輩バーダーの方から長浜公園でコハクチョウが飛来しているとのメールが届いていた!

前日にあれほどたくさんのコハクチョウを観察したのだが、横浜コハクチョウと聞けば至急駆けつけなければ!

長浜公園に到着後、コハクチョウが池のどこにいるのか分からなかったので、池を1番広く見渡せるD観察窓へ。

中の島や水面を急いで探索するもいない。

コハクチョウは体が大きいので、いればすぐ分かるはずである。

しまった!飛び去ってしまったか!

と焦ってしまったが、どうやらコハクチョウはD観察窓の死角である中の島の裏側で休んでいるようである。

休憩を終えて活動するまで探鳥しながら待つとして、特に水面に浮かぶカモやここ数週間時々目撃されるササゴイを中心に探鳥した。

カモの注目、まずは今シーズン長浜公園にやっと飛来したオカヨシガモだ。


オカヨシガモ雄 いつ見てもこの渋い装いに惹かれる

中の島では本日もハシビロガモ達が休憩中。


ハシビロガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中 足輪をしているが遠くて判読できず。

先週見つけることができなかったササゴイをようやく発見!

渡り途中と思うが、しばらく長逗留が続いている。


ササゴイ幼鳥 体下面の太い褐色の縦斑が目立つ。

そして、いよいよ主役の登場である!

頭部と長い首を中心に灰色部分が目立つ個体であり、またくちばしは成鳥と同じである。

体全体が真っ白な成鳥でも灰色の幼鳥でもない。

ということで、今年生まれの幼鳥ではなく、昨年以前に生まれた若鳥と判断した。


コハクチョウ若鳥 

昨日の新潟ではたくさんいたので1羽をじっくり観察することはしなかったが、横浜でしかも1羽だけのコハクチョウである。

新潟の分までじっくり観察することができた。

それにしても2日連続でコハクチョウを観察することができるとは、、、。

横浜まで連れ帰ってしまった?と思うぐらいの出来事であった。

見聞きした野鳥(観察順)

カワウ
ホシハジロ
コガモ
キンクロハジロ
カルガモ
マガモ
オカヨシガモ
ハシビロガモ
キンクロハジロ
イソシギ
ササゴイ
コハクチョウ
シジュウカラ
コゲラ
ヒヨドリ
ヤマガラ

計16種

2018.11.3 新潟探鳥 まとめ 5:10~17:00 晴れ

まずは今回の弾丸ツアー成功の立役者のお二人、運転者のS様と新潟在住のアドバイザーのS様、有難う御座いました!

福島潟の公式HPの自然情報にある①10月27日~11月2日と②11月3日~11月9日の野鳥飛来数は

オオヒシクイ ①310羽⇒②1000羽
マガン ①350羽⇒740羽
コハクチョウ ①3200羽⇒5000羽
オオハクチョウ ①2羽⇒54羽

であった。

この情報を見ると、もう少し遅い時期でも良かったなと思いつつ、この時期の弾丸ツアーで4種類を観察できて良かった。

今回の新潟探鳥での一番の思い出は、やはり佐潟であろう。

夜明けのコハクチョウのねぐら立ちはもちろん、まだ水面の様子が分からない暗闇の中で水鳥の鳴き声を聴いて、ここにどんな野鳥がどのくらいいるのか?初めての探鳥地なので、佐潟がどんな場所なのか?想像しながら周囲がだんだん明るくなる時間を楽しく過ごすことができた。

そしてその全貌は私が期待した以上のものだった。

夕暮れの佐潟はどんな光景が見られるのだろうか、次回の探鳥が楽しみである。

見聞きした野鳥(観察順)

コハクチョウ
マガモ
モズ
コガモ
カルガモ
オオバン
ホシハジロ
ヒシクイ
カンムリカイツブリ
キンクロハジロ
ヒドリガモ
ハジロカイツブリ
シジュウカラ
ヒヨドリ
チュウヒ
カワウ
アオジ
セグロセキレイ
ハクセキレイ
ウグイス
ハシボソガラス
カイツブリ
オナガガモ
ダイサギ
スズメ
アオサギ
ミコアイサ
ノスリ
ムクドリ
トラフズク
アカゲラ
カワラヒワ
トビ
オオジュリン
ルリビタキ
カシラダカ
ベニマシコ
キジ
ミヤマガラス
ハシビロガモ
オオハクチョウ
マガン
コサギ
カワセミ
ハシブトガラス

計45種

探鳥記 2018.11.3 新潟探鳥③ 福島潟 13:40~17:00 晴れ

いよいよツアー最後の探鳥地・福島潟へ。

福島潟は日本一のオオヒシクイヒシクイの亜種)の越冬地であり、例年5000羽以上が越冬する。

また最近の野鳥観察情報を収集したところ、今回の4か所の探鳥地の中で最も観察種数が多いようである。

本日の日の入りは16時43分なので、じっくり3時間近く探鳥することになった。

まずは地元バーダーのアドバイスにより、福島潟周辺の田園地帯で食事中のガン類を探索することにした。

飛来数の多いマガンヒシクイだけでなく、ハクガンシジュウカラガンカリガネなど少数派との出会いに期待したい。

周辺の田畑をしばらく徘徊して後、ようやくマガンオオヒシクイの群れに遭遇した。

ガン類は非常に警戒心が強い傾向にあり、群れで食事中でも何羽かは見張り役となり、絶えず周囲を警戒していることが多い。

そこでガンの群れのそばをゆっくり通り過ぎ、離れた場所で停車して隠れるように観察した。


オオヒシクイの群れ 左下はマガン

ガン類を無事観察できたので、福島潟に移動。

水の駅「ビュー福島潟」方向から自然学習園を通って雁晴れ舎という観察小屋まで探鳥することにした。


自然学習園からの眺め

水面にはマガモを筆頭とした多くのカモ類が広く見られた。

佐潟に比べてホシハジロヒドリガモが多いようだ。

アシ原ではベニマシコオオジュリンを間近で観察できた。


福島潟での観察に非常に役立った観察小屋・雁晴れ舎 

観察小屋の屋上からは福島潟はもとより周囲の雄大な風景を一望できる。


遠くに飯豊連峰を望む 

遠くの草原ではノスリチュウヒが舞う姿を何度も観察できたが、欲を言えばもう少し近くで観察したかった。

だんだん夕焼け空に近づくにつれて、周囲から福島潟に向かって水鳥が戻って来た。

水面にいるカモ達の鳴き声も先ほどよりにぎやかになってきた。

遠くの水面に目をやると、周りのカモより明らかに黒くて大きい水鳥がいる。

いつの間にかオオヒシクイの群れがねぐら入りしていた。


ねぐらに戻るオオヒシクイ

これからの時期、ガンカモの飛来数が増えていけば、福島潟ではもっとにぎやかな水鳥の活動が観察されることだろう。

悲しき弾丸ツアー、帰る時間となった。

名残惜しくも、水鳥の鳴き声が響き渡る雪景色の福島潟を想像して帰路についた。


夕陽に照らされる福島潟 中央の山が佐潟の背後にある角田山、左が弥彦山

見聞きした野鳥(観察順)

マガン
ヒシクイ
コガモ
マガモ
アオサギ
コサギ
スズメ
オオバン
カワウ
ヒドリガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
カイツブリ
トビ
ハシボソガラス
カワセミ
シジュウカラ
カワラヒワ
ベニマシコ
オオジュリン
ムクドリ
カンムリカイツブリ
ダイサギ
ハシブトガラス
ノスリ
チュウヒ

計26種

野鳥と野鳥が好きな人を応援します

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